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交通事故の被害者は弁護士に頼んだ方がいい?依頼の時期や費用の節約方法も解説

「交通事故の被害にあってむちうちになった…。保険会社からは示談金として47万円を提示されたけど、何だか少ない気がする」
上記は、当事務所で実際にお受けした交通事故の被害者の方からのご相談です。
この事案では、弁護士が示談交渉を行うことで、示談金が157万円に増額されました。
交通事故の損害賠償問題は、法律知識の有無によって結果が左右されることが往々にしてあります。このようなとき、法律の専門家である弁護士は、交通事故の被害者の強い味方となります。
この記事では、交通事故の被害者が弁護士を立てることで得られるサポート、弁護士に相談するとよい時期、弁護士費用の不安を解消する方法などを解説しています。交通事故の被害者の方は、ぜひご一読ください。
交通事故の被害に遭われた方へ
アトム法律事務所では、交通事故の被害者の方を対象に、弁護士による無料相談を実施しています。
アトム法律事務所は、埼玉大宮、新宿、横浜、名古屋、大阪、福岡など全国展開する弁護士集団です。
電話相談が可能ですので、是非お気軽にご利用ください。
交通事故のお悩みは、豊富な知識と経験を持つアトムの弁護士にお任せください。
目次


交通事故の被害者が弁護士をつけるメリット
交通事故の被害者が弁護士に依頼すると、以下のようなメリットが期待できます。
- 保険会社とのやり取りから解放される
- 示談金の大幅な増額が見込める
- 適切なアドバイスを受けられるので安心して治療できる
- 後遺症が残っても後遺障害認定で損しない
- 交通事故の早期解決
それぞれの項目について、詳しく確認していきましょう。
(1)保険会社とのやり取りから解放される
交通事故の被害者が弁護士に依頼すると、保険会社とのやり取りから解放されるメリットがあります。
交通事故の被害者は、示談交渉の際に保険会社と多くのやり取りをしなければなりません。
日常生活が忙しい中で、保険会社との連絡や交渉に追われ、精神的な負担が大きくなるケースは少なくないでしょう。
弁護士に依頼すれば、保険会社とのやり取りを弁護士に任せ、被害者は治療に専念することができます。
また、法律の専門家である弁護士が交渉を行うため、保険会社とのやり取りを有利に進められるようになるのも重要なポイントでしょう。
(2)示談金の大幅な増額が見込める
交通事故の被害者が弁護士に依頼すると、示談金の大幅な増額が見込めるメリットがあります。
弁護士に依頼することで、示談金が2倍~3倍に増額されることも珍しくありません。
交通事故の示談金は、計算するときに以下のどの基準を用いるかによって、金額が大きく変わります。
- 自賠責基準
自賠責保険が用いる基準。被害者に補償される最低限の金額。 - 任意保険基準
任意保険が用いる基準。自賠責基準とほぼ同額~やや高額な程度。 - 弁護士基準(裁判基準)
弁護士や裁判所が用いる基準。3つの基準の中で最も高額。

加害者側の任意保険会社は、任意保険基準で計算した示談金を提示してくるでしょう。
この金額は、相場の金額を算出する弁護士基準で計算し直せば、大幅に増額される可能性があります。
被害者自身が弁護士基準で計算した示談金を支払うよう求めても、保険会社は「根拠に乏しい」などとして認めないことが多いです。
しかし、法律の専門家である弁護士が交渉すれば、保険会社は弁護士基準に近い金額を認めてくれるでしょう。
アトム弁護士による交通事故被害の解決事例
実際にアトム法律事務所が受任した交通事故案件から、弁護士が交渉したことで大幅な示談金の増額を実現した事例を厳選してご紹介します。
弁護士が交渉して増額された事例(1)
傷病 | 頚椎捻挫、腰椎捻挫など |
後遺障害等級 | 非該当 |
保険会社が提示した金額 | 19万円 |
最終的に合意した金額 | 147万円 (128万円増額) |
弁護士が交渉して増額された事例(2)
傷病 | 頸椎捻挫 |
後遺障害等級 | 12級 |
保険会社が提示した金額 | 256万円 |
最終的に合意した金額 | 670万円 (414万円増額) |
弁護士が交渉して増額された事例(3)
傷病 | 足首骨折、踵可動域制限など |
後遺障害等級 | 併合11級 |
保険会社が提示した金額 | 358万円 |
最終的に合意した金額 | 1649万円 (1291万円増額) |
この他にも、「交通事故の解決事例」ページではアトム法律事務所の弁護士が実際に解決した事例を公開中です。
また、ご自身のケースでどれくらい示談金が増額されるか知りたい方は、以下の慰謝料計算機をご利用ください。示談金のうち、慰謝料と逸失利益について、弁護士基準で計算した金額がわかります。
交通事故の慰謝料の計算方法について詳しく知りたい方には、関連記事『交通事故の慰謝料の計算方法|正しい賠償金額がわかる』もおすすめです。
弁護士に依頼すれば取りこぼしのない損害賠償請求もできる
弁護士に依頼すれば、「こんなお金も加害者側に請求できますよ」と提案してもらえる可能性もあります。
加害者側の任意保険会社は、被害者が請求できる費目をあえて示談条件に入れていないことがあります。そのまま示談書を取り交わしてしまうと、本来ならもらえる金額がもらえなくなってしまうのです。
弁護士に依頼すれば、加害者側に請求すべき費目を網羅できているかチェックしてもらえます。その結果、取りこぼしなく示談金を受け取れるのです。
弁護士に依頼すれば過失割合で損することも防げる
過失割合とは、交通事故において、被害者と加害者の責任の割合を示すものです。
被害者に過失があると、過失の割合に応じて受け取れる示談金が減額されてしまいます。
保険会社は示談交渉において被害者の過失割合を高く見積もってくることがあるため、弁護士に依頼し、適切な過失割合とするよう交渉してもらうことがおすすめです。
その結果、被害者側の過失割合が不当に高くなり、示談金を必要以上に減額されてしまうことを防ぐことができます。
過失割合のトラブルと対処法については、『交通事故の過失割合でもめる5ケース&対処法』の記事でも解説しています。
(3)適切なアドバイスのもと、治療に専念
交通事故の被害者が弁護士に依頼すると、適切なアドバイスを受けられるので、安心して治療に専念できるというメリットもあります。
ほとんどの被害者の方は、交通事故にあった経験がありません。
そのため、交通事故後に「こんなときどうすればいいの?」「受け取れる示談金に影響しない?」と不安になることも多いでしょう。
交通事故後に被害者の方からよくおうかがいするのは、以下のような疑問です。
- 加害者がお見舞金を持ってきたけど受け取っていい?
- 健康保険を使って治療を受けていい?
- 保険会社に治療費の支払い打ち切りと言われたけどまだ症状が残っている など
これらの疑問は、対応を誤れば示談金が減額されるおそれもあるものです。
法律の専門家である弁護士に依頼していれば、上記のような疑問や不安をすぐに質問でき、適切なアドバイスを受けられます。
その結果、交通事故の解決までの長い期間、不安を抱いてモヤモヤ・イライラしながら過ごすことを避けられるのです。安心して治療に専念できます。
(4)後遺症が残っても後遺障害認定で損しない
交通事故の被害者が弁護士に依頼すると、後遺症が残ったときも後遺障害等級認定で損をしないというメリットもあります。
交通事故による後遺症が残ったときは、後遺症の症状が後遺障害に該当するという「後遺障害等級認定」を受けることになります。
後遺障害等級認定を受けることで、後遺障害が残った精神的苦痛の補償である「後遺障害慰謝料」や、後遺障害によって減ってしまう将来的な収入の補償である「逸失利益」を請求できるようになるためです。
しかし、後遺障害等級認定を受けることは、決して簡単なことではありません。
後遺障害等級認定の審査は書面で行われるため、実際に身体に残っている症状を書類で的確に伝えられなければ、適切な後遺障害等級に認定されなかったり、そもそも認定自体を受けられなかったりすることがあるのです。
弁護士に依頼すれば、後遺障害等級認定の知識や実務経験をもとに、適切な等級に認定されるようサポートしてもらえます。
後遺障害等級が1級異なるだけで、後遺障害慰謝料の金額は数十万円~数百万円も変わってきます。後遺障害等級認定で損をしないためにも、後遺症が残った方は弁護士への依頼を検討してみましょう。
(5)交通事故の早期解決
交通事故の被害者は弁護士に依頼することで、自身で交渉するよりも早く、交通事故の解決できる可能性が高まります。
弁護士は保険会社とのやり取りに慣れており、より効率的に主張を行えます。また、弁護士の主張には法的根拠があるため、保険会社もスムーズに受け入れることが多いのです。
その結果、被害者は早めに示談金を受け取って日常生活に戻れるでしょう。
「交通事故で休業したため手元にあるお金が少なくて困っている」「早く交通事故に関する諸々の手続きから解放されたい」と感じている方には、弁護士への相談がおすすめです。
経済的に苦しくてすぐにお金を受け取りたい場合は?
「治療費などの持ち出しがあり経済的に苦しいため、一刻も早くお金を受け取りたい」と悩んでいる方場合も、弁護士に相談してみてください。
以下のような方法を使えば、示談成立前にお金を受け取ることが可能です。
- 加害者側の自賠責保険会社への「被害者請求」
任意保険会社を介さずに、自賠責保険会社に直接示談金を請求する方法。
自賠責保険会社から支払われる金額は法令で決まっているため、示談成立前でもお金を受け取れる。
関連記事:自賠責保険への被害者請求とは?やり方やデメリット、すべきケースを解説 - 被害者自身が加入している保険の利用
自動車保険、健康保険、労災保険、傷害保険、生命保険などを利用可能。
関連記事:交通事故で使える保険の種類と請求の流れ|被害者自身の保険も使える?
弁護士に相談すれば、被害者請求のサポートを受けられたり、どのような保険を利用すれば効果的かアドバイスしてもらったりすることが可能です。
治療中の金銭的な不安を取り除きたい方は、ぜひ無料相談で弁護士からアドバイスを受けてみてください。


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小括|弁護士に依頼するメリットまとめ
弁護士に依頼することで、示談金が増額されるだけでなく、手続きの負担が軽減され、解決までのスピードも早まる可能性が高まるでしょう。
示談金の増額に関しては、弁護士が交渉することで「弁護士基準(裁判基準)」が適用される可能性が高くなります。保険会社が最初に提示する示談金よりも2倍以上の増額が見込めるケースも多いので、弁護士が入るかどうかで受け取れる金額が大きく変わります。
また、弁護士に依頼すると、保険会社とのやり取りや必要な書類の準備など煩雑な手続きを任せられるため、被害者は治療や日常生活に専念できます。さらに、弁護士が迅速に対応することで、交渉がスムーズに進み、解決までの期間が短縮される可能性もあります。
関連記事
交通事故の被害者は弁護士に依頼するべき?
交通事故の被害者は、弁護士に依頼するべきです。ここまで見てきたとおり、弁護士に依頼することで多くのメリットを受けることができるためです。
しかし、交通事故に遭った被害者の方の中には、「弁護士に依頼した方がよいのか」と悩む方が少なくありません。弁護士に依頼することで示談交渉がスムーズになったり、適正な賠償を受けられる可能性が高まる一方で、費用やデメリットについて不安を感じる方もいるでしょう。
ここでは、弁護士に相談すべきか迷っている方の不安を解いていきたいと思います。
弁護士の依頼を迷う交通事故の被害者は、非常に多い!
交通事故の被害者の多くは、弁護士に依頼するべきかどうか迷っています。
「保険会社が提示した示談金が妥当なのかわからない」
「自分で交渉しても金額は変わらないのではないか」
「弁護士に依頼すると費用が高そう」
こうした悩みを抱えながら、示談交渉を進めてしまう方も少なくありません。しかし、実際には弁護士に依頼することで示談金が増額されるケースが多いため、早めに弁護士の意見を聞くことが重要です。
たとえば、弁護士が介入することで、保険会社が提示する「任意保険基準」ではなく、「弁護士基準(裁判基準)」での賠償金を受け取れる可能性が高まります。示談金が2倍以上に増えることも珍しくなく、適正な賠償を受けるためには弁護士のサポートが有効です。
弁護士費用の費用倒れのリスクは?
弁護士に依頼するデメリットとしてあげられるのは「費用倒れの可能性があること」です。弁護士に依頼して慰謝料などが増額しても、かかった弁護士費用を差し引くと、結果的に赤字になってしまうことを費用倒れといいます。
たとえば、擦り傷や打撲などの軽傷ケース、数日におさまるような通院期間が短いケース、まったくの無傷で損害が物損のみのケースなどの場合、費用倒れになるおそれがあるでしょう。
もっとも、費用倒れの可能性を回避するには、事前の弁護士相談を通して、まずどのくらいの増額が見込めるのか確認しておけば、それほど心配するものではありません。
交通事故で弁護士への依頼は大げさではない!
費用倒れ以外にも「弁護士に依頼すると余計に手間がかかりそう」「弁護士依頼は大げさに感じる」といった点がデメリットになり得ると考える方も多いかもしれません。
しかし、このような点の多くは心配する必要がないものばかりです。
弁護士に依頼すべきか迷っているうちに、示談が進んでしまうというケースもみられます。示談成立後は取り返しがつかないため、まずは無料相談で弁護士の意見を聞いてみるのがおすすめです。
関連記事
交通事故で弁護士依頼するデメリット4つ!依頼すべきか判断する基準
弁護士に依頼するべきケースとは?!
弁護士に依頼するべきケースとしては、主に以下のような状況にあてはまる場合があげられるでしょう。
- 骨折などの重傷を負ったり入院したりした
- 保険会社の示談金が低すぎる
- 忙しくて自分で示談交渉できない
- 後遺症が残った
- 保険会社に治療費を打ち切られた
この他にも弁護士に依頼すべきケースはあるので、ご自身のケースでは弁護士が必要になるのか弁護士相談を通して確認してみましょう。弁護士の多くは無料で相談を受け付けていることが多いので気軽に活用してみてください。
アトム法律事務所弁護士法人でも、交通事故で被害を受けられた方からの相談を無料で対応しています。まずはお電話ください。
交通事故の被害者が弁護士に依頼するベストな時期は?

交通事故の被害者は、いつでも弁護士に依頼できますが、なかでもベストな時期は、(1)事故による治療を開始した時、(2)症状固定時(事故による治療が終わった時)、(3)示談交渉を開始する時の3つです。
ここでは、3つのタイミングで弁護士に依頼するメリットを詳しく解説します。
なお、交通事故で弁護士に依頼するタイミングごとのメリットは『交通事故で弁護士に相談・依頼するベストタイミングは?』の記事でも掘り下げて解説しています。
(1)事故による治療を開始したとき
事故による治療を開始したときに弁護士に依頼しておくと、示談交渉で不利にならない治療内容や治療方法についてアドバイスを受けられます。
具体的には、どのくらいの頻度で通院すればよいか、整骨院で治療してもよいかといった点について助言を受けられるでしょう。
とくに、骨折や脳挫傷といった後遺障害が残る可能性があるケガは、後遺障害等級認定や示談交渉において治療経過を細かく確認されることがあります。
治療期間中に示談金が減額される原因を作ってしまうと、示談交渉では挽回できない可能性が高くなるため、弁護士に依頼しておくことがおすすめです。
(2)事故による治療が終わったとき
医師から「完治」または「症状固定(これ以上治療しても症状が改善しない状態)」と診断され、治療が終わったときも、弁護士への依頼に適しています。
もし、「完治」と診断された場合は、その時点で被害者側に生じた損害額を計算できるようになるため、弁護士に依頼すると適切な示談金の内訳や金額を計算してもらえるでしょう。
また、「症状固定」と診断された場合は、残った症状について後遺障害等級認定の申請をすることになります。
このとき、弁護士のサポートを受ければ、適切な後遺障害等級に認定されやすくなるのです。
弁護士のサポートの例
- 被害者請求をおこなう
- 後遺障害診断書の記載内容に目を通す
- 後遺障害等級認定で重要になる検査を提案 など
いずれにせよ、この時期からは弁護士に依頼することでアドバイスだけではなく具体的なサポートを受けられるようになります。
(3)加害者側と示談交渉を開始するとき
交通事故による示談交渉を開始した時点も、弁護士に依頼するベストなタイミングのひとつです。
加害者側と示談交渉を開始した時点で弁護士に依頼すると、加害者側が提示した示談内容に問題がないかチェックし、必要に応じて増額交渉を行ってもらえます。
多くの場合、加害者側の任意保険会社は相場よりも低い示談金を提示してきます。
しかし、被害者自身が増額交渉を行っても「弊社ではこれが上限」「金額の根拠がない」などと拒絶されてしまうでしょう。
一方、弁護士が交渉を行えば、加害者側の任意保険会社は裁判への発展を懸念し、増額を認めることが多いです。
ただし、示談成立後は弁護士に依頼しても基本的に内容を覆すことができないので、示談成立前に、弁護士に示談条件を確認してもらうのが望ましいでしょう。
弁護士に依頼していれば示談交渉が決裂しても安心
示談交渉を弁護士に依頼していれば、示談交渉が決裂したとしても弁護士が適切な対処を行ってくれるので安心です。
示談交渉が決裂した場合には、ADRの利用や裁判所における調停・民事訴訟といった手段により解決を図る必要があります。
- ADR
担当弁護士が中立の立場から示談のあっ旋を行うことで解決を図る手続き
関連記事:交通事故紛争処理センター利用の流れとメリット・デメリット!示談不成立時の解決法 - 調停
調停委員の仲介により和解による解決を図る手続き
関連記事:交通事故の民事調停|示談・裁判との違いは?手続きの流れを弁護士が紹介 - 裁判
裁判所による強制的な解決を図る手続き
関連記事:交通事故の裁判の起こし方や流れ|費用・期間や裁判になるケースを解説
弁護士に依頼していれば、最も適切な手続きを選択したうえで、手続きに必要な準備を行ってくれるでしょう。
交通事故(被害者側)の弁護士費用をおさえる方法は?
弁護士に依頼すると被害者の方は多くの利益を得られますが、一方で、弁護士への依頼には費用がかかります。
ここでは、弁護士費用が気になる方に向けて、弁護士費用を軽減する方法を紹介します。
交通事故の被害者は弁護士費用特約を使う!
交通事故の被害者は、弁護士費用特約を使うことで、弁護士費用の負担を軽減することができます。
弁護士費用特約とは、保険会社が弁護士費用を負担してくれる保険の特約のことです。
多くの場合、弁護士費用特約を使うことで、弁護士費用の合計300万円まで、相談料の合計10万円までを保険会社に負担してもらえます。
交通事故の示談金が数千万円にのぼらない限り、弁護士費用が300万円を超えることはほとんどありません。
よって、弁護士費用特約を使えば多くのケースで弁護士費用の負担が基本的に0円になるといえるのです。
弁護士費用特約を使っても、翌年以降の保険料は基本的に上がりません。交通事故被害者の方は、積極的に弁護士費用特約を使った方がよいといえるでしょう。

弁護士費用は、自動車保険だけではなく、火災保険や医療保険、クレジットカードなどに付帯されていることもあります。
また、被害者の家族の保険に付帯されている弁護士費用特約を使えることもあるのです。
弁護士費用特約の特徴や使い方については、『交通事故の弁護士費用特約とは?メリット・使い方・使ってみた感想を紹介』の記事を参考にしてください。
弁護士費用の負担以外にデメリットはない?
弁護士費用特約により費用負担のデメリットがないのであれば、それ以外に弁護士に依頼するデメリットは基本的にないといえるため、弁護士への依頼を行うべきでしょう。
本当に他のデメリットがないのか不安な方は『交通事故で弁護士依頼するデメリット4つ!依頼すべきか判断する基準』の記事をご覧ください。
弁護士依頼のデメリットと思われている事柄は、ほとんど杞憂であることがわかります。
弁護士費用特約を使えない場合はどうする?
弁護士費用特約を使えない場合は、弁護士費用は全額、自己負担となるため、無料相談を利用して見積もりを取ることで、弁護士に依頼して損をしないか確認する必要があります。
無料相談では、弁護士費用や弁護士に依頼した場合の慰謝料の増額幅について見積もりを作ってもらえます。
これらの見積もりを比較することで、弁護士費用が慰謝料の増額幅を上回る「費用倒れ」にならないか確認でき、安心して弁護士に依頼することができるでしょう。
費用倒れが不安な方は、『交通事故で弁護士に頼むと費用倒れになる金額はいくら?弁護士の必要性診断』の記事をご確認ください。費用倒れになる金額のボーダーラインがわかります。


交通事故(被害者側)の弁護士選びの3原則とは?
交通事故の弁護士選びの3原則は、ズバリ「実績」「費用」「安心感」の3つです。
ここでは、それぞれの項目のチェックポイントを詳しく確認していきましょう。
(1)実績|力を入れている分野を確認
交通事故の弁護士選びでは、まず、実績が重要です。
多くの場合、弁護士にはそれぞれ得意分野・力を入れている分野があります。
「交通事故を取り扱っているが、本来得意なのは別の分野」「交通事故でも加害者側の弁護に力を入れている」といったこともあり得るため、まずは、それぞれの弁護士事務所のホームページで解決実績を確認しましょう。
確認するポイントは以下のとおりです。
- 示談金の増額実績が多く掲載されているか
- 実際に相談・依頼した人の評価は良いか
- 交通事故以外の領域と比べて、交通事故の解決実績は多いか
(交通事故以外の領域の方が多いなら、その領域の方が得意な可能性がある) - 医学的な観点からもアドバイスをできる体制か
(交通事故の場合、後遺障害等級認定など医学的な知識が必要になる場面がある)
知人や保険会社から弁護士を紹介してもらうこともありますが、すぐに依頼せず、実績を詳しく確認してみることをおすすめします。
なお、保険会社から紹介された弁護士をおすすめしない理由は、『交通事故で保険会社から弁護士を紹介されたらどうする?』の記事で詳しくまとめています。
骨折の増額事例
弁護士相談の段階で後遺障害等級が既に認定済だったものの、慰謝料などの金額に増額の余地があったケース。

弁護活動の成果
提示額の354万円から、最終的な受取金額が750万円まで増額された。
年齢、職業
40~50代、自営業
傷病名
肩骨折、左膝骨折
後遺障害等級
12級13号
(2)費用|明確な費用体系がポイント
交通事故の弁護士選びでは、費用も重要です。
費用倒れを防ぐためには、弁護士費用の費用体系が明確であることが欠かせません。
弁護士費用の主な内訳は以下のとおりです。それぞれの費用の金額や計算方法がどうなっているか、必ず事前に確認しましょう。
弁護士費用の主な内訳
- 法律相談料
契約前に法律相談をすることで発生する費用 - 着手金
契約する際に発生する費用 - 成功報酬
契約に定められた目的を達成した際に発生する費用 - 実費
弁護活動により発生した通信費、収入印紙代など
どのような内容を依頼したらどの程度の金額がかかるのか、追加費用がかかる場合があるのかは、弁護士事務所によって異なります。
正式に契約をする前に、気になる点を弁護士に確認し、費用に関する認識をそろえておくようにしましょう。
弁護士費用の内訳や相場を詳しく知りたい方は、『交通事故の弁護士費用相場はいくら?』の記事をご一読ください。
(3)安心感|後悔しないためにできることは?
交通事故の弁護士選びでは、実績や費用体系に加えて、「被害者自身が安心して依頼できると感じられる」ことは、弁護士を選ぶ際の重要なポイントです。
交通事故の内容によっては、家族のことなども弁護士に伝える必要があります。このようなプライベートなことを話しても大丈夫と思えるような弁護士を選びましょう。
安心して依頼できるか判断するためには、まず無料相談を利用し、弁護士の雰囲気を確認してみることをおすすめします。
丁寧に相談に乗ってくれるか、説明がわかりやすいかなどといった、被害者自身が重要と思うポイントをチェックし、問題ないようであれば依頼を検討してみましょう。
弁護士に依頼したものの後悔してしまったケースから、弁護士選びをするのも有効です。『交通事故で弁護士依頼は後悔する?失敗例と対処法、弁護士変更の方法を解説』の記事では、弁護士依頼で後悔しやすいケースとその対策がわかります。


アトム弁護士による交通事故被害の解決事例
こちらでは、アトムの弁護士による交通事故被害の解決事例のうち、増額幅が大きかった事案についてプライバシーに配慮したかたちで一部ご紹介します。
死亡事故で4,500万円増額した事例
弁護士の解決事例(1)死亡事故の増額事例
弁護士相談の段階で、慰謝料などの金額に増額の余地があったケース。
弁護活動の成果
提示額の5,000万円から、最終的な受取金額が9,475万円まで増額された。
年齢、職業
40~50代、女性・会社員
傷病名
死亡
後遺障害11級獲得・10倍超増額した事例
弁護士の解決事例(2)外傷性くも膜下出血の増額事例
弁護士相談の段階で後遺障害等級が既に認定されておらず、慰謝料などの金額に増額の余地があったケース。
弁護活動の成果
提示額21万円から、アトムの交通事故弁護士による後遺障害申請、及び示談交渉により1159万円の大幅増額(10倍超)。1,180万円で示談成立。
年齢、職業
20~30代、男性・会社員
傷病名
外傷性くも膜下出血
後遺障害等級
併合11級
後遺障害12級獲得・13.4倍増額した事例
弁護士の解決事例(3)鎖骨複雑骨折、肋骨骨折の増額事例
弁護士相談の段階で後遺障害等級が認定されておらず、慰謝料などの金額に増額の余地があったケース。
弁護活動の成果
アトム弁護士による後遺障害申請、及び示談交渉により、当初の提示額52万円から13.4倍増額し、最終的な受取金額が697万円で示談成立。
年齢、職業
60~70代、男性・会社員
傷病名
鎖骨複雑骨折、肋骨骨折、肺気腫、左半身擦過傷
後遺障害等級
12級6号
アトム法律事務所弁護士法人は交通事故の被害者を強力サポート!
まとめの一言
交通事故の被害に遭われた場合、弁護士に相談・依頼することで、慰謝料の増額、保険会社とのやり取りの負担軽減、後遺障害認定の申請など、適切な示談金を獲得するための多くのサポートを受けられます。
特に、加害者の保険会社から提示される金額は、弁護士基準(裁判基準)より低い傾向にあるため、弁護士に依頼することで、本来もらえるはずの損害賠償金をしっかりと獲得できる可能性が高まります。
アトム法律事務所は、交通事故案件を多く解決してきた実績があります。
交通事故の被害者の方は、アトム法律事務所への相談・依頼もぜひご検討ください。
なお、弁護士への相談を迷っている方には、『交通事故で弁護士相談を悩んでいる方へ|被害者の疑問を総まとめ』の記事がおすすめです。
アトムの弁護士の評判|満足度90%以上
アトム法律事務所の弁護士に寄せられた感謝のお手紙、口コミ評判をいくつかご紹介します。
この度はありがとうございました。初めての交通事故で、保険会社とのやりとりがわからず、保険会社からの金額も妥当なものかわらなかったので相談しました。結果、4倍もの金額が出て、おどろきました。本当にありがとうございました。
今回は大変お世話になりました。無料相談の時から、よく話しを聞いて下さり、信頼できると思い、貴所に決めました。突然の交通事故で何をしたら良いかわからず、困っていましたが、特に交通事故訴訟にも強いとありましたので、安心してお任せしました。契約後も変わらず、丁寧な対応と迅速な対応により思っていたより早く、損害賠償を受け取る事ができました。相手側の保険会社からの、最終賠償金も、最後までご尽力下さり、誠実さが伝わりました。結果、思っていたより多くの示談金を受け取る事となりました。(後略)
今回、初めて弁護士依頼をさせていただきました。遠方で電話やメール、郵送といったやりとりでしたが、いつも対応は速く誠意が感じられて良かったと思っています。質問メール等にも夜分でもすぐ返事をいただき、安心しておまかせできました。今後、お願いする事が無い方が幸せなのですが、知人友人に何かあった時にはアトムさんを紹介したいと思います。(後略)
口コミをさらにご覧になりたい方は、『ご依頼者からのお手紙』や『無料相談の口コミ評判』のページをご確認ください。
上記のような実績を積み重ねた結果、アトム法律事務所は90%以上のご依頼者様から満足の声をいただいております。

ご依頼者様の多くは、正式な契約に至る前に、無料相談で弁護士の雰囲気を確認されています。弁護士への依頼を迷っている方は、まずはお気軽に無料相談をご利用ください。
アトムの弁護士費用|基本的に着手金無料
アトム法律事務所における、交通事故の弁護士費用(被害者の弁護)は、以下のとおりです。
相談料
電話、LINE、メールでの相談料 | 無料0円 |
※ケースによってはお受けできない場合があります。
着手金
損害賠償請求の着手金 | 無料0円 |
※ケースによってはお受けできない場合があります。
※案件の性質上、着手金0円でご依頼をお受けできない場合があります。
成功報酬(総額表示)
損害賠償請求の成功報酬 | 回収額の11%+22万円 |
※保険会社から示談金提示済みの場合、増額分の22%+22万円とさせていただくことがあります。
アトム法律事務所弁護士法人の費用体系の特徴は、基本的に着手金無料であることです。
示談金を獲得する前に費用を支払う必要がないため、事前にまとまったお金を用意できない方も安心して依頼していただくことができます。
交通事故の被害者窓口はこちら!電話・LINEで弁護士に無料相談
アトム法律事務所弁護士法人では、交通事故の被害者の方向けに、電話やLINEで弁護士に無料相談できるサービスを提供しています。
ご自宅や職場から気軽に相談でき、弁護士の雰囲気も確認できます。強引な勧誘は一切ありませんのでご安心ください。
弁護士がサポートできることは、被害者お一人お一人の状況によって異なります。
些細なこととは思わず、交通事故被害でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたのお困りごとに最適な解決策を見つけていきましょう。
弁護士相談は24時間365日受け付けています。ご連絡お待ちしています。


高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了