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交通事故に強い弁護士の選び方・探し方|評判・口コミの注意点とおすすめの判断基準

交通事故の被害に遭った時、「どの弁護士に相談すればいいのか分からない」「本当に信頼できる弁護士を見つけたい」と感じている方は多いのではないでしょうか。
交通事故に強い弁護士を選べるかどうかで、慰謝料の金額や解決までのスピード、納得度は大きく変わります。
しかし、インターネット上には「おすすめ」「ランキング」「口コミ」など、情報が多すぎてどれを信じて良いのかわからなくなることもあります。
この記事では、法律の専門家の視点から、後悔しない弁護士の選び方や探し方のポイント、評判や口コミを参考にする場合の注意点などをわかりやすく解説します。
交通事故の被害に遭い、これから弁護士を探す方も、すでに候補を比較検討している方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
交通事故の弁護士の選び方|後悔しないための判断基準
ネットで「おすすめ」「人気」と紹介され、実際に「依頼してよかった」と言われる弁護士には共通する特徴があります。
本章では弁護士の選び方として、そのような弁護士に共通する「本当に見るべき判断基準」を解説します。

(1)交通事故の解決実績が豊富な弁護士か
まずは、交通事故の解決実績が豊富な弁護士かを確認しましょう。
弁護士といっても専門は様々であり、「交通事故事案にも対応している」と言っていても、メインとなる領域は異なることがあります。
交通事故事案の実績が乏しい弁護士を立てた場合、以下のような問題が生じる可能性があります。
- 各種手続きに手間取り、弁護士を立てたのにスムーズに事が進んでいかない
- 交通事故事案に不慣れであることを示談交渉相手に悟られ、交渉時に足元を見られる
交通事故案件を受け付けていることからさらに踏み込んで、どういった解決実績があるのかを確かめておきましょう。具体的には、法律事務所のホームページを確認することが有効です。
アトム法律事務所では、軽傷から重傷まで幅広い事故の被害に対応してきました。ホームページで交通事故の解決事例を一部紹介しています。
解決事例
▶全体:アトム法律事務所の解決事例
▶よくあるケガの解決事例
むちうち:頸部のケガの解決事例
下肢の骨折・靭帯損傷など:下肢のケガの解決事例
骨折の増額事例
弁護士相談の段階で後遺障害等級が既に認定済だったものの、慰謝料などの金額に増額の余地があったケース。

弁護活動の成果
提示額の354万円から、最終的な受取金額が750万円まで増額された。
年齢、職業
40~50代、自営業
傷病名
肩骨折、左膝骨折
後遺障害等級
12級13号
(2)医学的知識をもとにした後遺障害申請や示談交渉に強いか
交通事故にあい、依頼する弁護士を選ぶ際には、医学的知識の有無も重要です。後遺障害申請や示談交渉については、それぞれ以下の点から医学的知識が必要だからです。
- 後遺障害申請:後遺症の症状や程度を審査機関にどう伝えるべきか考える
- 示談交渉:事故とケガの関連性、後遺障害が仕事に及ぼす影響の程度などを根拠を持って主張する
弁護士自身がケガや後遺障害についての医学的な知識を持っていないと、専門の審査機関や加害者側の保険会社を納得させられる主張ができません。
医学的知識が不足した弁護士に依頼してしまうと、弁護士を立てたのに後遺障害認定の対策が不十分になってしまったり、示談交渉時に医学的知識さえあれば通ったはずの主張が通らなかったりするおそれがあります。
関連記事でも交通事故の解決に力を入れている弁護士への相談・依頼の重要性を解説しているので、あわせてお読みください。
(3)加害者側の保険会社の手法を熟知しているか
交通事故の示談交渉では、加害者側の保険会社の対応方針や交渉スタイルを熟知しているかどうかが、慰謝料の金額に大きく影響します。
加害者側の保険会社は、日々業務として被害者側の保険会社や弁護士などと示談交渉をしているプロです。そんなプロを相手に交渉を進めるには、以下の知識が重要です。
- 保険会社の計算基準や交渉の流れ
- 保険会社ごとの特徴(主張傾向・提示額の相場)
- 過去の対応事例
もともと保険会社の弁護士として活動した経験があったり、交通事故における示談交渉経験が豊富であったりすれば、加害者側の保険会社の手法をよく知っていると考えられます。
ホームページなどで弁護士の経歴や実績を確認してみましょう。
(4)連絡の速さ・報告頻度は明確か
弁護士との連絡体制や報告の頻度も、弁護士選びでは見逃せないポイントです。
どれだけ実績のある弁護士でも、連絡が遅い・報告が少ないとなれば不安を感じてしまいます。
信頼できる弁護士は、次のような体制を整えていることが多いです。
- 問い合わせへの折り返しやメール返信が原則○営業日以内
- 定期的に進捗報告を行う(例:2〜4週間ごと)
- 依頼者専用の連絡チャネル(LINE・専用フォームなど)がある
また、面談時に「どのくらいの頻度で連絡をもらえますか?」と確認することで、報告体制の明確さや事務所の対応品質を見極められます。
最近では、LINEやチャットでの報告を導入する法律事務所も増えており、忙しい方や遠方の方でもスムーズに情報共有できる体制が整いつつあります。
スピーディーな報告と丁寧な対応ができる弁護士ほど、依頼後の安心感が大きいでしょう。
(5)費用体系が明確で費用倒れを防げるか
弁護士に依頼する際は、費用の内訳や支払い条件が明確であるかどうかを必ず確認しましょう。
交通事故の被害者の場合、「示談金が増額したのに、弁護士費用を引くと手元に残る金額が少なくなった」という費用倒れのケースも起こり得ます。
費用倒れとは
費用倒れとは、弁護士費用の支払いによって結果的に受け取れる賠償金が減ってしまう状態を指します。
たとえば、弁護士に依頼して示談金が20万円増額しても、弁護士費用が24万円かかれば、実質的には4万円のマイナスです。
交通事故案件に精通した弁護士であれば、相談時点である程度の増額見込みやリスクを予測し説明できます。
そのため、「この事案は費用倒れになる可能性があります」と正直に伝えてくれる弁護士は信頼できる存在といえます。
お金のことは聞きにくいと感じる方もいますが、費用について不安を感じるのは当然のことです。そうした不安もくみ取って誠実に対応してくれるか確認する意味でも、費用に関する不安は納得いくまで聞いてみましょう。
交通事故における弁護士費用の相場について知りたい方は『交通事故の弁護士費用相場はいくら?弁護士費用特約を使って負担軽減』の記事をご覧ください。
費用倒れを回避する方法
費用倒れを回避する方法としては、弁護士費用特約を利用する、無料相談や着手金無料の法律事務所を選ぶといった方法が考えられます。
特に弁護士費用特約を使う場合は弁護士費用を保険会社に負担してもらえるので、費用倒れのリスクはほぼゼロといえます。費用面に関しては、安心して弁護士に相談・依頼ができるでしょう。

なおアトム法律事務所の法律相談は、弁護士費用特約の有無関係なく、交通事故でケガをした方はどなたでも無料でご利用いただけます。
- 弁護士費用特約を使えば、費用倒れを気にせず弁護士に依頼できる
詳しい解説記事:交通事故の弁護士特約とは?使い方・使ってみた感想やデメリットはあるかを解説 - 弁護士費用特約がない・使えないなら、相談料・着手金無料の事務所を選ぶ
詳しい解説記事:弁護士特約が使えない交通事故とは?
(6)誇大広告や不当表示をしていないか
弁護士を選ぶ際には、広告やホームページ上の表現が誇張されていないかにも注意が必要です。
弁護士の広告は「弁護士法」および「日本弁護士連合会の広告規程」によって定められており、根拠のない実績や、誤解を招く表現は原則として禁止されています。
たとえば、次のような表現があれば注意が必要です。
- 「必ず慰謝料が増額します」「100%勝てます」など、結果を保証する表現
- 「全国No.1」「圧倒的実績」など、根拠のない比較優位を強調する文言
- 「費用0円」など、条件を明示せずに費用を強調する広告
- 他事務所の名誉を傷つけるような表現
これらの表現は、読者に誤解を与えるだけでなく、弁護士会の広告規程にも違反するおそれがあります。
特に、「口コミランキング」や「おすすめサイト」で使われる文言の多くは広告を含む場合があるため、表示の根拠や運営元を確認することが大切です。
信頼できる弁護士広告の特徴
一方で、信頼できる弁護士や事務所の広告には次のような特徴があります。
- 実績に具体的な根拠がある
例:「過去5年間で交通事故解決実績○○件」など、期間と件数を明示している。 - 客観的なデータや出典を示している
例:判例、第三者メディア掲載、弁護士会資料などを根拠にしている。 - 費用や条件が明確に記載されている
例:「相談無料(交通事故の被害者限定)」「着手金0円(弁護士費用特約の利用可)」などと記載されている。 - 誠実な表現で説明している
例:「増額の可能性があります」「結果は事案によって異なります」など、誇張を避けた今和紙をしている。 - 問い合わせ先や運営者情報がはっきりしている
弁護士名・事務所名・所在地が明記されており、透明性がある。
こうした根拠ある情報を丁寧に提示している弁護士ほど、誠実で信頼性が高いといえるでしょう。
(7)実際にやり取りしてみて印象や相性は良さそうか
弁護士とはいきなり契約を結ぶのではなく、事前に法律相談にて弁護士とやり取りをし、弁護士の印象やご自身との相性も確認してみてください。
どんなに実績豊富な弁護士でも、相性が悪いとご自身の希望や疑問を伝えにくかったり、弁護士の言動に違和感や不信感を持ってしまったりするおそれがあるからです。
ただし、なんとなく法律相談を受けるだけでは、「感じが良かった」「優しかった」など表面的な印象しか残らない可能性があります。
法律相談する際には、以下の点を意識してみましょう。
意識するポイント
- 事前に自分の望む弁護士像を考えておく
- 何でも相談しやすいか、話は分かりやすいか確認する
自分の望む弁護士像を想像しにくい場合は、以下のような点についても考えてみてください。
- 多少無理があってもひとまず望む方針でチャレンジしてくれる弁護士が良いか
- 「その希望は少し無理がある」など実際のところをはっきり言って別の方針を提示してくれる弁護士が良いか
- 進捗報告はどれくらいの頻度でしてほしいか
※進捗報告の頻度は事前に弁護士とすり合わせておくこともできます
交通事故の解決までは、事案によっては年単位かかることもあります。そのため弁護士との信頼関係は必要不可欠です。
弁護士との信頼関係はランキングや口コミ・評判だけでは判断できません。他人の評価をうのみにせず、実際に自分でやり取りしてみて「この弁護士に任せたい」と判断できる自分軸の基準を持っておきましょう。
関連記事
【交通事故の無料相談】電話相談窓口一覧!サポートの手厚さなら弁護士へ
アトム法律事務所に寄せられたお手紙
アトム法律事務所にこれまで寄せられたお手紙の一部を紹介します。
今回、初めて弁護士依頼をさせていただきました。遠方で電話やメール、郵送といったやりとりでしたが、いつも対応は速く誠意が感じられて良かったと思っています。
アトム法律事務所ご依頼者様からのお手紙
(略)妻が事故にあい、不安になっている所、弁護士にいろいろと相談にのっていただき、大変心強かったです。(略)
アトム法律事務所ご依頼者様からのお手紙
アトム法律事務所の無料相談
実際に弁護士とやり取りしてみるには、法律相談が最適です。交通事故の被害者を対象に無料の法律相談をおこなう法律事務所も多いので、活用してみましょう。
アトム法律事務所でも交通事故の被害者を対象に無料相談をおこなっています。電話相談可能な案件もあります。契約とは別なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
アトムの無料相談の特徴
- 全国の交通事故に対応できる
- 相談予約を24時間受付中
- 正式契約とは別、気軽に利用可
(8)無料相談を実施しているか
弁護士を選ぶ際、無料相談を実施しているかどうかも、後悔しない弁護士の選び方として重要なポイントです。
無料相談を活用することで、以下の点を確認できます。
- 弁護士の対応や自分との相性
自分に合った弁護士かを判断できる - 費用の見積もり
着手金や報酬の詳細を事前に把握できる - 依頼するメリットの有無
弁護士に依頼すべきかどうかの判断材料になる
無料相談を実施している弁護士事務所であれば、初めての相談でも気軽に利用でき、納得したうえで依頼するかどうかを決められます。事前に相談予約をし、具体的な質問を準備しておくと、より有意義な相談ができるでしょう。
お問い合わせの前に、弁護士費用特約が使えるか確認しておいていただけるとスムーズな案内が可能になります。もちろん、不明であっても気軽にお問い合わせください。
アトム法律事務所は、無料相談の受け付けを24時間365日いつでも対応中です。相談・依頼は基本的にお電話やメールで完結します。支部がないエリアの方でも対応可能ですので、気軽にお問い合わせください。
交通事故の弁護士の探し方|情報収集のコツ
ここまで解説してきたようなポイントをおさえて弁護士を探す際は、「インターネットで探す」「知人に紹介してもらう」「法テラスを利用する」「自治体や弁護士会の相談会を利用する」といった方法を使ってみましょう。

インターネットで探す
現在はほとんどの法律事務所が公式サイトを持っているため、インターネット検索で弁護士を探すのが一般的です。
ただし、検索結果の上位に表示される弁護士が必ずしも「ご自身に合った弁護士」とは限りません。
インターネットで弁護士を探すときの着目ポイントは、以下の通りです。
- 交通事故案件の実績が具体的に掲載されているか
- 料金体系が明確に説明されているか
- 弁護士名・所属事務所・所在地が明示されているか
- 誇大広告(「必ず増額」「全国No.1」など)がないか
また、「弁護士比較サイト」や「おすすめランキングサイト」の多くは広告掲載型です。
運営者情報や広告表記を確認し、内容の信頼性を見極めるようにしましょう。
知人に紹介してもらう
知人の紹介は、実際に依頼した人の体験談を聞けるため、安心感がある探し方です。
ただし、紹介された弁護士が交通事故分野を専門にしているか、あるいは同じ交通事故でもご自身のようなケースを得意とする弁護士かはきちんと確認すべきです。
知人から弁護士の紹介を受けるときには、以下の点を改めて確認してみましょう。
- 交通事故案件の実績がどの程度あるか
- 費用体系や進捗報告の仕方など、実際の対応内容
- 自分の理想にあった弁護士か(人柄、対応方針など)
そのうえで、「知人が良かったと言っているから」と依頼を決めるのではなく、事前の法律相談なども踏まえて最終的には自分で判断することが大切です。
法テラスを利用する
「法テラス」や各自治体・弁護士会が実施する無料相談を利用するのも一つの方法です。
費用の心配がある方でも、一定の収入要件を満たせば無料で相談できる場合があります。
ただし、次のような点には注意が必要です。
- 担当弁護士を自分で選べない場合がある
- 交通事故に詳しい弁護士が担当になるとは限らない
- 相談時間や回数が限られていることが多い
あくまで「初期相談の入り口」として活用し、その後は専門性の高い交通事故弁護士に引き継ぐのがおすすめです。
自治体や弁護士会の相談会を利用する
弁護士会や自治体では、定期的な法律相談会を行っていることがあります。
開催日や事前の予約の方法などは、お住まいの地域の弁護士会や自治体に問い合わせることで知ることができるでしょう。
ただし、相談してくれる弁護士が交通事故案件に詳しいかどうかは不明確であることに注意してください。
【補足】場合によっては司法書士を視野に入れるのも良い
交通事故の示談交渉や調停・裁判は、「認定司法書士」にも依頼できます。
認定司法書士への依頼費用は弁護士への費用よりも安く抑えられますが、以下の点には注意しましょう。
- 依頼のメインは、後遺障害認定だけになりがち
- 訴額140万円までの示談交渉、調停・裁判業務しか扱えない
加害者側に請求したい示談金が140万円以下で、示談交渉のみを依頼したいという場合は認定司法書士への相談・依頼を検討してみても良いでしょう。
関連記事『交通事故は弁護士か司法書士のどちらに相談?示談交渉を依頼する決め手』では、弁護士と司法書士の違いを詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
どうなるのかの説明が明快で分かりやすかった為とても安心できました。
また難しいことは難しいとちゃんと伝えてくれたことも信頼できると感じました。
ご自身のケースで弁護士がどの程度必要か判断できないという方は、以下のツールを使って、弁護士が必要な事故かどうかをチェック
口コミ・評判を参考に弁護士を選ぶ際の注意点
弁護士の選び方として、インターネットを活用するのも一つの手ですが、「おすすめランキング」や「口コミ・評判」などは広告や主観が混じっていることもあり、すべてが信頼できるとは限りません。
本当に信頼できる弁護士を見極めるためには注意が必要なので、詳しく見ていきましょう。
弁護士ランキング|広告の可能性大!信用し過ぎに注意
「評判が良い弁護士を探したい」と思って、ランキングサイトを参考にする方も多いでしょう。
しかし、弁護士ランキングは客観性に欠けるものも多く、集計方法や評価基準が不明瞭なことが多いです。
弁護士ランキングの多くは広告型サイトであり、ランキングと言いつつも、必ずしも実績順の掲載ではない傾向にあるのです。
とくに次のような特徴があるサイトは注意しましょう。
- 「PR」の表示があったり、民間の広告代理業者が運営していたりする
→広告として、掲載事務所から広告費を受け取っている可能性が高い - 根拠のない「全国No.1」「相談件数最大級」などの表現
→誇大広告の可能性がある
ランキングは「選び方の一例」として参考にするのは構いませんが、最終的な判断は実際に相談してみることが大切です。
ランキングはあくまで参考程度に留めて、過信しすぎないように注意してください。
評判や口コミ|自分軸をもって弁護士を選ぶべき
口コミサイトやレビュー投稿も、弁護士選びの参考材料になりますが、あくまで書き込み主の主観的な感想であることを前提に見ましょう。
たとえば「連絡が早くて良かった」という評価があっても、ご自身が望む対応スピードと一致するとは限りません。
交通事故案件は内容や希望が人によって大きく異なるため、「他人にとって良かった弁護士=自分に合う弁護士」とは限らないのです。
口コミを読むときは、次の視点を意識すると効果的です。
- 自分に近い事案・ケガの内容の口コミを探す
- 「こういう対応は避けたい」など、反面教師的に読む
- 実際に複数相談して、口コミとのギャップを確認する
弁護士選びで失敗した例も参考になる
弁護士選びで失敗してしまった口コミを参考にするのは、弁護士選びにおいておすすめな方法のひとつです。
実際に弁護士に依頼してみなければ「こんな点にも注意すれば良かった」と気づきにくい点も多いので、事前によくある失敗例を見ておけばそうした後悔も防げるでしょう。
弁護士選びのよくある失敗例:交通事故の弁護士依頼で後悔する7つのケース。対策・対処法も解説
法律事務所の立地|遠隔でのやり取りで十分な場合もある
交通事故事案では電話やメールなど遠隔でのやりとりで十分な場合も多いため、法律事務所の立地にこだわる必要性は低いといえます。
無理に近場で弁護士を探したり、良い弁護士がいたけれど事務所が遠いからとあきらめたりする必要はありません。
実際、遠隔でのやり取りでも満足のいくサポートを受けられたというお声をご紹介します。
(略)地方の田舎住まいの自分でも快く請け負って下さり、安心して治療に専念する事が出来ました。(略)当初の泣き寝入りしそうだった金額の10倍以上で終える事が出来、あの時相談してみて良かったと感謝の気持ちでいっぱいです。最低限の費用と、ほぼLINEでのやり取りで完結してしまった事にも驚きを隠せません。(略)
アトム法律事務所のご依頼者様のお手紙
今回、初めて弁護士依頼をさせていただきました。遠方で電話やメール、郵送といったやりとりでしたが、いつも対応は速く誠意が感じられて良かったと思っています。質問メール等にも夜分でもすぐ返事をいただき、安心しておまかせできました。(略)
アトム法律事務所のご依頼者様のお手紙
もちろん、場合によっては直接弁護士と会った方が良いケースもあるので、遠方の弁護士に依頼する場合は一度その旨を相談してみてください。
交通事故のケガ!
弁護士に相談すべきか迷ったら…
簡単10秒
弁護士の必要性診断スタート
弁護士選びでよくあるQ&A
続いて、弁護士の選び方についてよくある質問にお答えします。
オンラインだけで弁護士に相談・依頼はできる?
はい、交通事故の相談・依頼はオンラインだけで完結できる場合があります。
最近では、電話・メール・LINE・ビデオ通話など、非対面でのやり取りを中心に行う法律事務所が増えています。
書類のやり取りも郵送や電子データで行えるため、来所が難しい方でも支障なく依頼可能なことが多いです。
アトム法律事務所でも、全国どこからでもオンライン相談・依頼が可能で、治療中や遠方の方からの相談にも対応しています。
保険会社に紹介された弁護士でも大丈夫?
保険会社に紹介された弁護士でも相談自体は可能ですが、必ずしもベストな選択とは限りません。
保険会社が紹介するのは基本的に、普段その保険会社の弁護士として、加害者側の立場で示談交渉している弁護士です。
被害者側としての対応に不慣れであったり、被害者本人から直接個人的に依頼する弁護士に比べて熱意が低かったりする場合があります。
弁護士費用特約を使う場合でも、弁護士は被害者側で自由に選べます。保険会社から紹介される弁護士以外も視野に入れて、弁護士を選んでみましょう。
相談は何件くらい受けるのが理想?費用を抑えるコツは?
交通事故の弁護士選びでは、最低でも2〜3件の相談を受けて比較するのがおすすめです。
相談には費用がかかりますが、以下の方法によって抑えられます。
- 弁護士費用特約を活用する
- 無料相談や着手金無料の事務所を選ぶ
- 費用体系を事前に確認する
弁護士によって対応の丁寧さ、見積金額、示談金の見込み額が異なるため、複数比較することで費用と対応力のバランスを見極められます。
弁護士費用特約が使えるか不明な場合も、まずは無料相談で確認してみましょう。
弁護士選びに割ける時間が少ない時の探し方は?
複数の弁護士に相談する時間がないという場合は、LINEやメールでの相談も活用していきましょう。
電話や対面での相談ではその都度まとまった時間を取らなければなりませんが、LINEやメールなら相談内容の送信も弁護士からの返信の確認も、隙間時間におこなえます。
1度相談のメッセージを書いておけば、あとは複数の事務所に同じ文章を送るだけで良いので、時間がなくても何人かの弁護士に相談し、返信内容を比較したうえで自分に合った弁護士を選べます。
ただし、すべての事務所がLINEやメールでの相談を受け付けているわけではないので、事前に確認してください。
弁護士はいつまでに探して決めたほうが良い?
できるだけ早く、具体的には通院を始めた段階で相談するのが理想であり、遅くとも示談交渉開始前までには依頼まで進んでいたほうが安心です。
早期に弁護士へ相談すれば、加害者側の保険会社への対応や治療方針のサポートを受けられ、後遺障害認定にも有利になります。
ただし、焦って依頼先を決めるのは避け、2〜3事務所を比較してから依頼するのがおすすめです。
弁護士費用特約があれば、相談料も自己負担実質ゼロで利用できます。
弁護士に相談すべきタイミングやケースについてより詳しく知りたい場合は、『交通事故で弁護士に相談・依頼するタイミングは?すぐ相談すべきケースも解説』をご覧ください。
無料相談を上手に使って「おすすめの弁護士」を見極めよう
交通事故の弁護士選びでは、無料相談をどう活用するかが成功の分かれ道です。
相談を「ただ話を聞くだけ」で終わらせず、弁護士の対応力や説明の分かりやすさを見極める機会として活かしましょう。
相談前に整理しておくべき情報
相談をスムーズに進めるためには、事前準備が大切です。
次の情報を簡単にまとめておくと、弁護士が状況を正確に把握でき、より具体的なアドバイスが受けられます。
- 事故の発生日時・場所・相手の情報
- ケガの内容・治療経過・通院回数
- 保険会社とのやり取りの有無と内容
- すでに提示されている示談金の金額(ある場合)
- 相談で聞きたいこと(例:示談金の妥当性・後遺障害の認定など)
これらをメモや時系列で整理しておくと、短時間でも濃い相談ができ、弁護士の説明力を正確に判断できます。
詳しくは『交通事故の弁護士面談で聞ける相談内容は?事前準備や弁護士の選び方も解説』もご覧ください。
初回相談で聞くべき質問リスト
初回相談では、以下の質問を意識すると「本当に信頼できる弁護士」かどうかを見極めやすくなります。
- このような事故(事案)を過去にどれくらい扱った経験がありますか?
→ご自身の事故と類似する事案があれば、良いサポートを受けられる可能性が高い - 増額が見込める場合、どのくらいの幅になりますか?費用倒れになる可能性はありますか?
→弁護士費用と比較し、費用倒れが起きないか確認したり、ほかの弁護士の回答と比較したりするとよい - 進捗報告はどのくらいの頻度でしてもらえますか?
→ご自身の希望も伝え、すり合わせをすると安心
質問に対して丁寧に根拠を示して回答してくれる弁護士ほど信頼性が高い傾向があります。
反対に、費用や見込みについて曖昧に答える弁護士は要注意です。
弁護士費用特約が使えるかの確認も忘れずに
交通事故の被害者なら、多くの自動車保険・火災保険に付帯している「弁護士費用特約」を利用できる可能性があります。
この特約を使えば、弁護士費用の上限まで保険会社が負担するため、実質的な自己負担ゼロで依頼が可能です。
費用のことを心配せずに複数の弁護士に相談して、自分に合う弁護士をじっくり探せるのです。

特約は自分の契約だけでなく、家族の保険から使えることもあるため、相談前に一度確認しておくとスムーズです。
アトム法律事務所の無料相談について
アトム法律事務所では、交通事故の被害者の方を対象に、24時間365日・全国対応の無料相談を実施しています。
電話・LINEで相談可能で、契約前の段階でも安心してご利用いただけます。
- 相談料・着手金0円
- 弁護士費用特約の利用OK
- 全国どこからでもオンライン対応
「相談だけ」でも大丈夫です。
交通事故案件の経験が豊富な弁護士があなたの状況に合わせて、最適な対応方法をアドバイスします。
弁護士選びから依頼までの流れ
弁護士への依頼は、次の流れでおこないます。
- 弁護士を探して法律相談を予約する
- 法律相談を受ける
- 正式に依頼(委任契約)を結ぶ
それぞれの流れのポイントを解説します。
ステップ(1)弁護士を探して無料相談を予約する
まずは交通事故に強い弁護士をピックアップし、無料相談を予約します。
弁護士費用特約が使える方は、事前に保険会社へ「弁護士費用特約を使いたい」と伝えておくとスムーズです。
ポイント
- 交通事故の実績があるかをHPや口コミでチェック
- 無料相談を行っているか確認
- 相談は電話・メール・LINEでもOKなことが多い
ステップ(2)法律相談を受ける
無料相談では、事故の状況やケガの内容を説明し、「示談金の見通し」や「費用の内訳」「弁護士ができること」などを確認しましょう。
相談中に次のような点を意識すると、信頼できる弁護士を見極めやすいです。
- 質問に対してわかりやすく答えてくれる
- リスクや費用も正直に説明してくれる
- 対応が丁寧でスピード感がある
この段階で複数の事務所を比較し、自分と相性が良く、説明が納得できる弁護士を選ぶのが大切です。
ステップ(3)正式に依頼(委任契約)を結ぶ
信頼できる弁護士が見つかったら、委任契約を締結します。
契約内容を確認し、報酬・成功報酬・解約条件などを明確にしておきましょう。
契約後は弁護士が示談交渉や保険会社対応を担当してくれるため、治療や日常生活の回復に専念できます。
万が一弁護士選びに失敗したら?
弁護士は、途中で変更することも可能ですが、途中で変更すると余分に費用や手間がかかるため、変更は慎重に検討すべきです。
一方、費用や手間がかかっても弁護士を変更した方が良いケースもあるので、以下の記事を参考にしてみてください。
交通事故の弁護士無料相談・LINE相談窓口
アトム法律事務所では、交通事故でケガをした方に向けた無料の法律相談を実施しています。
- 弁護士への法律相談が0円でできる
- 正式に依頼せず相談のみで終わってもOK
- 全国の交通事故に対応している
相手の保険会社から金額の提案を受けている場合は、その書面をお手元にご用意いただくとよりスムーズです。





高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。全国15拠点を構えるアトム法律グループの代表弁護士として、刑事事件・交通事故・離婚・相続の解決に注力している。
一方で「岡野タケシ弁護士」としてSNSでのニュースや法律問題解説を弁護士視点で配信している(YouTubeチャンネル登録者176万人、TikTokフォロワー数69万人、Xフォロワー数24万人)。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士、弁理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了


