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交通事故で弁護士に相談・依頼するタイミングは?すぐ相談すべきケースも解説
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結論からお伝えすると、交通事故で弁護士に相談するタイミングは、早ければ早いほど望ましいとされています。事故直後でも気軽に相談して問題ありません。
早期に弁護士へ相談することで、適切な治療方針のアドバイスが受けられたり、後遺障害認定や示談交渉で有利に進められる可能性が高まります。
正式に依頼するベストタイミングは事案によって異なりますが、早めに依頼するほど対応できる範囲が広がり、適切な賠償金を受け取れる可能性が高くなります。
この記事では、交通事故で弁護士に相談・依頼するべきタイミングをわかりやすく解説します。「いつ相談すべきか迷っている」「依頼が遅いと損するのか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
交通事故で弁護士に相談・依頼するタイミングはいつがベスト?
弁護士への相談は、事故直後から示談成立前まで、いつでも可能です。早い段階で相談することで、治療方針・証拠保全・手続きの見通しについて適切なアドバイスを受けやすくなります。
一方、正式な依頼のタイミングは、何を依頼するかによって変わります。たとえば治療費打ち切りへの対応なら通院中、示談交渉の委任なら症状固定後、後遺障害認定のサポートなら申請前、といった具合です。
いずれにせよ、相談・依頼が遅れると選択肢が狭まるリスクがあります。迷ったら早めに相談することをおすすめします。
【タイミング別】交通事故で弁護士に相談・依頼するメリット
ここでは、事故後の流れに沿って、タイミング別に弁護士に相談・依頼するメリットをまとめます。早期に相談・依頼することで幅広い弁護活動が期待できます。
| タイミング | メリット |
|---|---|
| 事故直後(事故発生〜数日以内) | 今後の治療・解決の見通しについて助言が受けられる |
| 通院中(治療開始〜治療終了まで) | 治療を継続できたり、適切な通院頻度を維持できる |
| 症状固定・後遺障害認定の申請前 | 後遺障害認定のサポートを受けられる |
| 後遺障害認定結果の通知後 | 後遺障害等級が適切かどうか検討してもらえる |
| 示談開始前・示談交渉中 | 示談金額の最大化が期待できる |
| 調停・裁判の検討開始時 | 調停・訴訟のサポートを受けられる |
(1)事故直後
事故直後は混乱しやすく、相手方保険会社とのやり取りも始まる時期です。この段階で相談しておくと、今後の治療・解決の見通しの全体像を把握できます。
また、後の手続きで不利にならないように、人身事故への切り替えの要否、診断書の取得タイミング、相手方への発言で注意すべき点などのアドバイスを受けられます。
(2)通院中(治療開始〜治療終了前)
通院中は、保険会社から治療費の打ち切りを打診されたり、通院頻度について指摘を受けたりすることがあります。
この段階で弁護士に相談・依頼することで、治療を継続できたり、適切な通院頻度を維持できたりする可能性があります。弁護士は、保険会社との交渉を代行し、医師の診断に基づいた治療の必要性を主張することができます。
(3)症状固定・後遺障害認定の申請前
「これ以上治療を続けても改善が見込めない」と判断される症状固定の時期は、後遺障害等級認定の手続きが始まる重要なタイミングです。
症状固定のタイミングで弁護士に相談・依頼をすると、後遺障害等級の認定に向けて、診断書の確認や資料準備、申請手続きまで具体的なサポートを受けられます。
後遺障害等級の認定における弁護士の具体的なサポートについては『後遺障害等級が認定されるには?後遺症との違いや認定の仕組みを解説』の記事で詳しく解説しています。
(4)後遺障害等級の認定結果通知後
後遺障害等級の認定結果が通知された後に弁護士に相談すると、認定された等級が妥当かどうか、診断書や検査資料を精査し、適切な評価がなされているか検討してもらえます。
もし本来より低い等級に認定されている可能性がある場合は、追加資料の提出や医師への意見書作成依頼などを行い、異議申し立て(再申請)の手続きを進めることが可能です。
異議申し立てによって等級が上がれば、後遺障害慰謝料や逸失利益が増額され、受け取れる賠償金が大きく変わることもあります。
(5)示談開始前・示談交渉中
示談開始前や示談交渉中に弁護士に相談すれば、弁護士基準(裁判基準)にもとづいた、示談金・慰謝料の適正額や増額の見込みについて、具体的な見通しを知ることができます。
この段階であれば、治療費や休業損害、後遺障害慰謝料など損害の範囲がほぼ確定しているため、最終的に受け取るべき賠償額を正確に計算できるからです。
さらに弁護士に依頼まですれば、加害者側との交渉を弁護士に任せられます。賠償実務の専門家である弁護士が交渉することで、示談金や慰謝料の増額、より有利な条件での解決が期待できるでしょう。
また、損害賠償請求権の時効(原則は交通事故発生日の翌日から人身損害は5年間・物的損害は3年間)が迫っている場合には、早急に時効を延長する必要があるので、直ちに弁護士に相談や依頼をするのがおすすめです。

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(6)調停・裁判の検討開始時
示談金額や過失割合について加害者側と折り合いがつかず決裂し、調停や裁判を提起したい場合、調停や訴訟を検討し始めた段階で弁護士にご相談ください。
被害者ご自身で進めることもできますが、手続きが複雑なので弁護士に依頼するのがおすすめです。
事件の見通しを予想しながら手続きを進められるので、コストやリスクを最小限にとどめることができます。
調停等で注意すべき点
調停を起こす場合、裁判で問題を解決するよりも時間や手間がかかりません。しかし、調停の成立にはあくまで相手方の同意が必要であり、同意の見込みがないのに調停を起こせばかえって解決までに時間が掛かることになります。
なお、交通事故紛争処理センターや日弁連交通事故相談センターなどの交通ADR機関を利用する場合も、基本的には調停を起こす場合と同様です。
裁判で注意すべき点
裁判を起こす場合、示談や調停で問題を解決するよりも時間や手間がかかります。しかも敗訴すれば、訴訟費用は被害者側の負担になります。
よって、それでも本当に調停や裁判などの裁判所の手続きを利用すべきか、勝訴の見込みはあるのか、弁護士の考えを聞いてみることがおすすめです。
弁護士に相談・依頼した結果、調停や訴訟を提起しなくても示談交渉で十分な示談金額を得られ、早期解決を図れることも多いです。
関連記事
・交通事故裁判の起こし方や流れ|民事裁判になるケースは?出廷は必要?
・交通事故の裁判費用相場と内訳は?裁判費用や弁護士費用は誰が払う?
すぐに弁護士に相談・依頼すべきタイミングは?
以下のようなタイミングでは、弁護士を通じて迅速に適切な対処をする必要があります。できるだけ早く弁護士に相談しましょう。
すぐに弁護士に相談・依頼すべきタイミング
- 治療費の打ち切りを打診された時
- 後遺障害認定の結果に納得できなかった時
- 相手方から提示された示談金が適切かわからない時
- 相手方の弁護士が出てきた時
- 死亡事故や後遺症が残る重大事故が発生した時
5つのケースについて、詳しく解説します。
(1)治療費の打ち切りを打診された時
治療費の打ち切りを打診された時は、すぐに弁護士相談・依頼を検討したほうが良いです。
交通事故によるケガを治療する際は、相手方の任意保険会社から病院に治療費を直接支払ってもらえることが多いでしょう。
しかし、相手方の任意保険会社による治療費の支払いは、治療の途中で打ち切られることがあります。
交通事故では、怪我の種類に応じた治療期間の目安があり、目安の期間を過ぎると保険会社から治療費の打ち切りを打診されることが多いのです。
治療費打ち切りを受けて、まだ必要であるにもかかわらず治療を終えてしまうと、次のようなデメリットが生じます。
- 治療期間が短くなる分、入通院慰謝料が減る
- 後遺障害等級が認定されにくくなる
- ケガが十分に治りきらない
そのため、治療費打ち切りを打診されたら打ち切り延長を交渉したり、被害者側で治療費を立て替えて治療を継続し、あとから相手方に請求したりする必要があります。
上記のいずれの方法を取るにしても、弁護士を立てなければうまくいかない可能性が高いです。相手方の任意保険会社から治療費の打ち切りを打診された場合は、すみやかに弁護士に相談することをおすすめします。
関連記事
・交通事故で治療費打ち切りの連絡が保険会社から来た!阻止するための対応方法
・交通事故の治療費は誰が支払う?立て替えや過失割合による自己負担も解説
(2)後遺障害認定の結果に納得できなかった時
後遺障害認定の結果に納得できなかった時も、すぐに弁護士相談・依頼を検討したほうが良いです。
後遺障害等級の認定結果に納得いかなければ、異議申し立てによって再審査を受けることも可能です。
ただし、異議申し立てを行っても、必ず認定結果がくつがえるとは限りません。異議申し立てを行うにあたっては、認定理由をよく分析したうえで、対策を立てる必要があるのです。
交通事故に精通した弁護士であれば、異議申し立てのポイントについても熟知しています。
また、そもそも異議申し立てで後遺障害認定がくつがえる可能性があるかについても、弁護士に相談すればアドバイスを受けられます。
後遺障害認定の結果に納得できなかった場合は、弁護士に相談し、異議申し立ての成功率やポイントについてアドバイスを受けるとよいでしょう。
納得できる後遺障害認定を受けられなかったときの対処法については、『後遺障害認定されない理由と厳しい認定率…非該当から異議申し立てで逆転を目指す方法』の記事も参考になります。
(3)相手方から提示された示談金が適切かわからない時
加害者側から提示された示談金が適切かわからない場合も、すぐに弁護士にご相談ください。
弁護士に相談すれば、提示額は妥当なのか、どれくらい増額の余地があるのか、どの費目について増額を求めるべきなのかを判断してもらえます。
また、示談金の金額を左右する過失割合についても適正かチェックを受けられるでしょう。
示談金額の計算方法は調べればある程度わかります。しかし、実際には事故の個別的な事情を考慮して柔軟に増額・減額されるので、本当に適切な金額は弁護士でないと判断が難しいです。
弁護士を立てて示談交渉すれば示談金の大幅アップも見込めます。
(4)相手方の弁護士が出てきた時
相手方の弁護士が出てきた時も、すぐに弁護士相談・依頼を検討したほうが良いです。
示談金が高額になりそうな場合や示談交渉が難航している場合は、相手方の保険会社が弁護士を立てることがあります。
相手方の弁護士が出てきた場合、被害者自身で交渉して被害者側に有利な条件で示談を成立させるのは難しくなるでしょう。相手方の弁護士は法律の専門家であり、交渉力にも長けているからです。
しかし、被害者側も弁護士を立てれば交渉を対等に進めることができます。
相手方の弁護士から受任通知が届いたあとの対応については、『交通事故の示談交渉で加害者が弁護士を立てた!通知受取後の対処法や弁護士が出てきた理由は?』の記事でも紹介しています。相手方の弁護士が出てきて困っている方は、ぜひご一読ください。
(5)死亡事故や後遺症が残る重大事故が発生した時
死亡事故や後遺症が残る重大事故が発生した時も、すぐに弁護士相談・依頼を検討したほうが良いです。
一般的な傾向として、事故が重大で示談金の金額が大きいほど、相手方の提示額と本来受け取るべき金額の差が生じやすいです。
そのため、弁護士に依頼すると大幅な増額が期待できるでしょう。
重大事故の場合、相手方から提示される金額自体も大きくなります。提示された金額をそのまま受け入れてしまう方もいらっしゃいますが、その金額は重大事故・死亡事故の相場額よりもかなり低額であることが多いのです。
一見して十分な金額が提示されたように思っても、念のため弁護士に金額を確認してもらうことをおすすめします。
被害者や被害者遺族の負担を減らすこともできる
死亡事故や重大事故では、弁護士に加害者とのやり取りを任せることで、被害者自身や被害者遺族の負担を減らすことも重要です。
後遺症が残るような重大事故では、長期間の入通院やリハビリが必要となることも多いでしょう。
治療や仕事への復帰の準備などに手間がとられるため、加害者側とのやり取りまで行うことは、大きなストレスになるおそれがあります。
死亡事故の場合も、被害者が亡くなったことによる精神的な苦痛がある中で、加害者とのやり取りまで行うことは、非常に負担が大きいといえます。
弁護士に依頼して加害者とのやり取りを行ってもらえれば、被害者や被害者遺族の負担を減らすことが可能となるのです。
結局いつがいい?相談・依頼のタイミングの判断に迷ったら
交通事故を弁護士に相談・依頼するタイミングは、一般的に早ければ早いほど望ましいです。しかし、相談内容や事故の種類によって適切なタイミングが変わることもあります。以下のパターン別の判断基準を参考にしてください。
(1)相談内容や要望から判断する
弁護士に対して「こういうサポートをしてほしい」という相談・要望が決まっているなら、それに合わせたタイミングで相談・依頼することがおすすめです。
相談内容で依頼タイミングを決める場合の目安
- 包括的なサポートを受けたい:治療開始後
- 後遺障害認定を受けたい:症状固定時に相談
- 示談金額を最大化したい:示談開始までに相談
- 裁判で争いたい:裁判の可能性が浮上した時点で相談
ただし、上記はあくまでも「遅くともこのくらいのタイミングでの相談・依頼がおすすめ」といったものです。
実際には早く依頼するほど対策・準備がしっかりでき、成果をより実感できる場合があります。
特に示談金額を最大化したい場合は、示談開始までに相談することがおすすめです。
(2)交通事故の種類から判断する
交通事故の種類によっても、弁護士に相談・依頼すべきタイミングが違ってくることがあります。
治療開始後が相談・依頼のベストタイミングであることに変わりはありませんが、それを踏まえたうえで、事故の種類別に相談・依頼のタイミングを解説します。
物損事故の場合
物損事故では以下のような場合、弁護士に相談すべきタイミングといえます。
- 修理費用の金額で争いがある
- 相手が過失を認めず交渉が難航している
- 保険会社の対応に不安がある
以上のような場合は、早めに弁護士に相談することでトラブルを回避しやすくなるでしょう。
もっとも、物損事故では、損害賠償額が比較的小さいため、弁護士に依頼することで費用倒れが生じてしまいやすいです。
費用倒れになってしまっては弁護士に依頼する意味が少なくなってしまうので、まずは「弁護士費用特約が利用できるか」確認してみましょう。弁護士費用特約があれば、基本的に弁護士費用について心配する必要はありません。
人身事故(主に軽傷事故)の場合
人身事故の場合、以下のタイミングで相談するのが理想です。
- 治療開始後
- 示談交渉開始前
人身事故では、治療費や慰謝料、後遺症が残った場合の後遺障害の認定など、対応が複雑になることが多いからです。
治療開始後に相談しておくことで、適切な通院頻度や診断書の取得など、後々の交渉に有利な行動をアドバイスしてもらえたり、保険会社からの低い示談金額提示を防ぎ、適正な賠償を受けられたりする可能性が高まるでしょう。
重傷事故(重度の後遺障害が残るような事故)・死亡事故の場合
重傷事故・死亡事故の場合、以下のタイミングで相談するのが理想です。
- 事故発生直後から早めの段階
- 治療開始後
- 後遺障害等級認定の申請前
重傷事故や死亡事故では、賠償額が高額になりやすく、交渉が長期化することが考えられます。早期の相談で、適正な損害賠償を受けるための準備が整うでしょう。
また、重度の後遺障害で入院中や死亡している等の理由で被害者が警察の実況見分に立ち会えない場合でも、事故直後から弁護士に依頼していれば、弁護士が代理人として立ち会うことができます。
ひき逃げ・無保険車との事故の場合
ひき逃げ・無保険車との事故の場合、以下のタイミングで相談するのが理想です。
- 警察への届け出直後
- 示談交渉前
加害者がひき逃げをしたり、無保険だった場合、補償をどこから受けるかが大きな問題になります。
加害者本人へ賠償金を請求しても、支払いを踏み倒されてしまうリスクがあります。こういったリスクを回避するため、被害者自身の自動車保険への請求や、健康保険・労災保険といった各種請求先についてのアドバイスももらえるでしょう。
自転車・バイク・歩行者が関わる事故の場合
自転車・バイク・歩行者が関わる事故の場合、以下のタイミングで相談するのが理想です。
- 事故発生直後から早めの段階
- 治療開始後
- 示談交渉前
自転車やバイク、歩行者が関わる事故は、過失割合の判断が難しく、示談交渉がこじれることが少なくありません。
示談交渉がこじれやすいケースでは、早め早めの段階から弁護士に相談し、保険会社が提示する過失割合や提示額について、妥当性があるか判断してもらいましょう。
交通事故弁護士に相談・依頼する際の具体的な流れ
弁護士に相談・依頼する際の流れを把握しておくことで、スムーズに対応できます。ここでは、一般的な相談・依頼の流れを紹介します。
Step1:無料相談の申し込み
まずは弁護士による無料相談を探して、申し込みましょう。多くの弁護士は、交通事故に関する法律相談を無料で受け付けています。
無料相談をうまく利用し、自分のケースに弁護士がどのように関与できるかを確認しましょう。
Step2:無料相談の実施
無料相談では、事故の状況や現在の進捗状況、弁護士に依頼するメリットと費用、具体的なサポート内容を確認します。この段階で弁護士に依頼すべきかどうかを判断することができます。
Step3:正式依頼
相談内容に納得した場合、正式に依頼します。通常、契約の意向を弁護士に伝えれば、契約書が送られてきますので、内容をよく確認して契約を結びましょう。
正式依頼後に弁護士が行うことの簡単な流れは以下の通りです。
- 証拠収集や事故状況の整理を行い、事故の詳細な調査を進める
- 必要に応じて、適正な等級認定を受けるために後遺障害認定のサポートを行う
- 適正な賠償額を求めて、保険会社や加害者と交渉を行う
- 示談で合意に至らなければ裁判を視野に入れ手続きを進行する
- 適正な賠償金が支払われる
契約を締結した後は、弁護士が交渉を進めてくれるため、被害者の負担が軽減されます。
相談・依頼前に準備しておくと良い書類や情報
相談・依頼をスムーズに進めるために、いくつかの書類や情報を事前に用意しておくと役立ちます。
まず、事故状況の整理です。発生日時・場所・天候などを再確認し、状況を図面にまとめておきましょう。あわせて、相手の主張と自分の主張をそれぞれ整理しておくと、説明がスムーズになります。
次に、交通事故証明書・診断書・診療報酬明細書といった各種書類、そして保険会社とのやり取りの記録(書面・メールなど)も手元に揃えておきましょう。
ただし、事前準備を完璧にする必要はありません。わかる範囲で用意しておくだけでも、弁護士が迅速に対応しやすくなり、相談・依頼がよりスムーズに進められるでしょう。
弁護士への相談・依頼に関するよくある質問
交通事故で弁護士に相談・依頼するときのよくある質問にお答えしていきます。
Q.交通事故の相談・依頼で弁護士を選ぶポイントは?
相談・依頼する弁護士を選ぶときは、交通事故案件を多数取り扱い、後遺障害に関しての知識が豊富である弁護士であるかなどを確認してください。
具体的には、次の4点に注目するとよいでしょう。
- 交通事故案件の取り扱い実績が豊富であること
- 後遺障害認定に詳しいこと
- 医学的な知識があること
- 信頼関係が築けること
弁護士によって、取り扱う分野には偏りがあります。交通事故は医学的な知識も要求される分野であり、これまでのノウハウが極めて重要になります。
よって、交通事故について見識が深く、経験豊富な弁護士に相談する必要があるでしょう。
交通事故問題に力を注いでいるかどうかは、法律事務所の口コミを調べたり、法律事務所のホームページに交通事故に特化したコンテンツがあるか確認したりすることで、一定の判断が可能です。
そのうえで、無料相談などを利用し、実際の弁護士の雰囲気を掴むことが重要になります。
弁護士の選び方や、弁護士相談をする際のポイントについては、以下の関連記事でも詳しく解説しています。
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Q.弁護士費用特約を使えるタイミングは?
弁護士費用特約を使えるタイミングは保険会社にもよりますが、交通事故の直後から示談成立前までならいつでもよいことが多いでしょう。
弁護士費用特約を使うメリット
弁護士費用特約に加入しているなら、早期の弁護士への依頼をおすすめします。
弁護士費用特約を使える場合、弁護士費用(着手金や成功報酬金など)を合計300万円まで、法律相談料を合計10万円まで保険会社に負担してもらえるため、自己負担なく、実質0円で弁護士に依頼できる事案が多いです。
お金の不安や心配がなく、早いうちから弁護士依頼のメリットを享受できるので、使い惜しまない方がよいと言えるのです。

なお、弁護士費用特約を利用しても、依頼者様の翌年以降の保険料が上がることは原則ありません。
弁護士費用特約のメリットや使い方は、『交通事故の弁護士特約とは?使い方・使ってみた感想やデメリットはあるかを解説』の記事も参考になります。
Q.弁護士への相談・依頼ができないタイミングは?
弁護士への相談・依頼ができないことが多いのは、受診前や示談成立後です。
受診前に弁護士に相談しても、ケガの状態がわからなければ今後の流れやサポート内容を判断できないため、初回の受診後に再度連絡するよう言われる可能性があります。
また、示談成立後は原則として示談内容の撤回や再交渉ができないため、弁護士に相談してもサポートを得られない場合が多いでしょう。
そのため、示談書に安易に署名押印して手遅れになる前に、示談の提案があったら、まず弁護士に相談してみる事をおすすめします。
なお、例外的に再交渉できるケースについては『交通事故の示談後、撤回や追加請求は可能?』で確認ください。
Q.自分の保険会社に示談を任せていた場合、弁護士に切り替えるタイミングはいつですか?
ご自身の保険会社に、示談代行を依頼していた場合、弁護士に切り替えるタイミングとしては、過失割合の交渉が上手くいかない時、人身事故の示談で慰謝料増額交渉をしたいと考えた時などが考えられます。
弁護士基準での示談をご希望なら、弁護士への相談・依頼のタイミングは早ければ早い方がよいでしょう。
関連記事
・示談代行サービスで保険会社に任せっきりでも大丈夫?任せるメリットとデメリット
・保険会社が弁護士特約を嫌がる理由と対処法!軽微な事故でも使うべき?
Q.弁護士への依頼のタイミングが早いと費用は高額になる?
成功報酬制の弁護士は、依頼のタイミングが早く、契約期間が長くなったとしても、それだけで弁護士費用が高くなることは基本的にはありません。
成功報酬制の場合、弁護士費用は最終的に増額できた金額などの成果に応じて決まるためです。
一方、タイムチャージ制(時間制報酬)の場合は、弁護士の実働時間に応じて費用が発生するため、依頼の時期が早ければその分、弁護士費用が高くなる可能性があります。
ただし、タイムチャージ制の場合、実働時間の上限が設定され、弁護士費用に制限がかかるケースも多いです。
アトム法律事務所が相談・依頼を受けた交通事故の解決事例
実際に、アトム法律事務所の弁護士が相談・依頼を受けた交通事故の解決事例を、プライバシーに配慮したかたちでご紹介します。
治療中に弁護士相談|適切な賠償請求
交通事故によるケガの治療中に弁護士へ相談した事例
歩行中に事故に遭い、左手首を骨折。保険会社との対応に負担を感じ、適正な補償を受けたいと考えて、治療中に弁護士へ相談したケース。
弁護活動の成果
弁護士の示談交渉により、相手方の保険会社から示談成立前に賠償金の一部を受け取り、最終的に164万円を獲得した。
傷病名
手首骨折
症状固定のタイミングで弁護士に相談|保険会社との示談交渉をサポート
症状固定のタイミングで弁護士に相談した事例
衝突事故で大けがを負った被害者が症状固定予定となり、弁護士への依頼を検討するため相談したケース。
弁護活動の成果
後遺障害等級の認定を受け、慰謝料や逸失利益などについて高めの金額で示談交渉を行い、最終的に359万円を獲得した。
年齢、職業
20~30代、会社員
傷病名
半月板損傷
後遺障害等級
14級9号
後遺障害等級の認定結果通知後に弁護士相談|非該当→認定獲得
後遺障害等級の認定結果通知後に弁護士に相談した事例
交通事故により外傷性頚部症候群等の傷害を負った被害者の方が、前任の法律事務所から、アトム法律事務所へのご依頼切り替えを検討され、ご相談に来られました。
弁護活動の成果
症状固定後、前任の法律事務所のサポートのもと後遺障害等級認定の申請を行いましたが、結果は非該当。その後、アトム法律事務所の弁護士が受任し、異議申し立てを行った結果、14級9号の認定を獲得できた。
年齢、職業
60~70代、パート
傷病名
外傷性頚部症候群
後遺障害等級
14級9号
相談・依頼する弁護士をお探しの方へ
交通事故で弁護士に相談するタイミングは、早ければ早いほど選択肢が広がる傾向にあります。早期に弁護士へ相談することで、適切な治療方針のアドバイスが受けられたり、後遺障害認定や示談交渉で有利に進められる可能性が高まります。
依頼のタイミングは事案に応じて弁護士と相談して判断しましょう。
一方で、示談成立後は内容変更が難しく、時効期間を過ぎると請求自体ができなくなるリスクもあります。
「もう少し様子を見てから」と判断を先延ばしにせず、疑問が生じた段階で一度相談してみることが、納得のいく解決につながる第一歩です。
アトム法律事務所では、交通事故被害者向けの無料法律相談を実施しています。相談予約は24時間365日年中無休で受け付けています。
まずは以下の相談受付窓口やLINE、メールにてお気軽にお問い合わせください。
どうなるのかの説明が明快で分かりやすかった為とても安心できました。
また難しいことは難しいとちゃんと伝えてくれたことも信頼できると感じました。
弁護士さんに相談することは初めてで、最初はとても勇気が要りましたが、優しい対応で安心できました。ありがとうございます。
今後深い話をさせていただく事になると思いますが、是非宜しくお願い致します。
遠方にいて、わずかな情報しかなく、心細かったのですが、丁寧な対応で安心して頼ることができました。本当にありがとうございました。

高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。全国15拠点を構えるアトム法律税務グループの代表弁護士として、刑事事件・交通事故・離婚・相続の解決に注力している。
一方で「岡野タケシ弁護士」としてSNSでのニュースや法律問題解説を弁護士視点で配信している(YouTubeチャンネル登録者176万人、TikTokフォロワー数69万人、Xフォロワー数24万人)。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士、弁理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了
