運転初心者に多い事故の対策は?違反点数や免停、講習などの処分もわかる

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運転初心者の事故

運転免許を取得すると、最初の1年間は「初心者運転期間」となります。

まだ運転に不慣れなため、初心者に多い事故例を知り、意識的に防止策をとることが重要です。

初心者運転期間中でも、事故を起こせば初心者以外の人と同じように違反点数がつき、免許停止・免許取り消しになることがあります。初心者の場合は「初心者運転講習」が必要になることもありますが、これは有料です。

事故を起こし罰則を受けることのないよう、初心者に多い事故例と防止策、事故を起こした場合の罰則について見ていきましょう。

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運転初心者が特に注意すべき事故例と防止策

運転初心者に多い事故の例を挙げると、以下の通りです。

  • 追突事故
  • 交差点の出合い頭での事故
  • 右左折時の事故
  • ガードレールなどへの衝突事故

それぞれの事故を防止するために気をつけるべきことを、見ていきましょう。

追突事故

運転初心者は、前方車両との車間距離を見誤って追突事故を起こしやすいです。十分な車間距離を保って運転するとともに、前方車が急ブレーキを踏む可能性も常に意識してください。

追突してしまった原因がたとえ前方車の急ブレーキだったとしても、基本的に過失は追突した側のほうが大きいとされます。

夜間や雨天時も視認性が悪くなるので注意が必要です。

追突事故が発生したときにすべき対応としてはいけないことを解説。:交通事故で追突した・追突された!やるべき対応やNG行動、防止策

交差点での出会い頭の事故

交差点では車両同士の出会い頭の事故が多発しています。

一時停止を怠ったり、相手が停止してくれることを過度に期待する「だろう運転」によって引き起こされることも多いようです。

きちんと一時停止をして、相手が自分の思うように動いてくれるとは鍵ならないことを意識しましょう。

交差点で発生しやすい事故を割合で紹介。知っておくだけで安全運転の意識が変わります。:交差点での事故の過失割合は?信号あり・信号なしのパターンで解説

右左折時の事故

右左折時は対向車や歩行者、後ろからくるバイクなど確認すべき点が多く、運転熟練者でも右左折時に事故を起こしやすいです。

前方・左右の確認とともに、サイドミラーなどで後方もよく確認しましょう。ウインカーの出し忘れにも要注意です。

ガードレールなどへの衝突事故

運転初心者は、ガードレールや建物の壁などを擦ったり、突っ込んだりする自損事故を起こすこともあるでしょう。

例えば人通り・車通りの少ない開けた道路では気が緩みがちですが、スピードの出しすぎやながら運転には注意してください。

万一ガードレールなどにぶつかった場合は、自身に怪我のない物損事故でも必ず警察に連絡しましょう。

ガードレールなど物に傷をつけた場合は、持ち主に対して弁償する必要もあります。

ガードレールの所有者は誰?弁償する場合、金額はどれくらい?:ガードレールにぶつかった!事故後の報告義務と点数|弁償はどうなる?

初心者運転期間の事故で違反点数がつくとどうなる?

運転初心者であっても、事故を起こせば免許の違反点数が加算されます。

違反点数が加算されるとどうなるのか、点数別に見ていきましょう。

累計3点以上で初心者運転講習を受ける|有料

免許を取得してから1年間の初心者運転期間中に違反点数が3点以上(1回の違反で3点になった場合は4点以上)になると、初心者運転講習を受ける必要があります。

講習手数料は普通免許で1万5,000円程度です。

講習を受けたあと問題なく初心者運転期間が終了すれば、本期間に入れます。

しかし、以下の場合は再試験を受けることになり、再試験に落ちると免許は取り消されます。

  • 初心者運転講習を受けなかった
  • 初心者運転講習を受けたあと、再び違反点数が累計3点以上(1回の違反で3点になった場合は4点以上)になった

累計6~14点で免許停止

免許の違反点数が累計6~14点になると、免許が停止されます。

過去に免停歴がない場合、免許停止期間は次のとおりです。

累積違反点数免停期間
6点以上30日
9点以上60日
12点以上90日

例えば追突事故を起こした場合は最低でも4点の違反点数がつきます。

一般道で30km以上の速度違反をしていて追突事故を起こした場合は最低でも12点の違反点数がつくため、免許停止は確実でしょう。

任意ではありますが、1万1,700円~2万3,400円の講習を受講すると免許停止期間を短縮できます。

累計15点以上で免許取り消し

違反点数が累計15点以上になると、免許が取り消されます。

免許の欠格期間は「一般違反行為」による点数か「特定違反行為」による点数か、過去に免停歴はあるかによって異なります。

  • 一般違反行為:信号無視や速度超過など、特定違反行為以外の比較的軽微な違反行為
  • 特定違反行為:危険運転致死傷や飲酒運転、救護義務違反など、悪質性の高い違反行為

過去に免停歴がない場合の欠格期間は以下のとおりです。

欠格期間一般違反行為特定違反行為
1年15~24点
2年25~34点
3年35~39点35~39点
4年40~44点40~44点
5年45点~45~49点
6年50~54点
7年55~59点
8年60~64点
9年65~69点
10年70点

免許取り消しの場合は、必ず3万550円の講習を受けなければなりません。

安全運転の心得10則

安全運転の意識を高めるために、基本中の基本である「安全運転10則」を確認していきましょう。

(1)安全速度を必ず守る

車を運転する際、法定速度を守って走行することは大前提ですが、安全運転の心得としては、「安全速度」を守ることも重要です。

安全速度とは、事故の危険を回避して、安全にいつでも停止できる速度です。

例えば法定速度は同じでも、天気が良く特に障害物のない道路を走る場合と、雨で視界が悪い道路や子どもが多く歩く通学路などを走る場合とでは安全速度は違うでしょう。

単に法定速度を確認するだけでなく、状況に合わせて安全速度を判断するようにしましょう。

通学路では特に「安全速度」に注意

子どもの多い通学路では、特に安全速度に気をつけましょう。

通学路で子どもを轢いてしまい、それをその子どもの兄弟姉妹が目撃した場合、相手方に支払う慰謝料が通常よりも増額されることがあります。

小学生(男・8歳)につき、加害車が時速40㎞で走行したこと(指定最高速度20㎞)等を考慮し、本人分2300万円、父母各200万円、事故直後に受傷した被害者を目の当たりにしたこと等を斟酌し兄(11歳)100万円、合計2800万円を認めた

事故日平16.9.8 東京地八王子支判19.9.19 交民40・5・1186

通常、子どもの死亡慰謝料は遺族分の金額も含めて2000万~2500万円です。このケースでは300万円増額していることがわかります。

(2)カーブの手前でスピードを落とす

カーブに近づいたら、その手前で十分にスピードを落としましょう。

スピードが出たままハンドルを切ったり、ハンドルを切りつつブレーキをかけたりすると、以下のような事故につながるおそれがあります。

  • 遠心力で横転したり横滑りしたりする
  • 対向車線にはみ出して、向かいからカーブしてきた対向車とぶつかる
  • カーブを曲がり切れずに事故になる

カーブでは急ハンドルにならないように操作することや、車間距離を保つことも大切です。

センターラインを超えて対向車とぶつかった場合、100%の過失を負うこともあります。:対向車が突っ込んできた事故の過失割合。センターオーバーによる正面衝突の対処法

(3)交差点では必ず安全を確かめる

一時停止の標識や表示がある場合はもちろん、ない場合でも交差点では一時停止を行い、必ず安全を確かめるようにしましょう。

交差点を自動車で右折する際は、対向車線と横断歩道を渡る歩行者の有無を確認してください。自動車で交差点を左折する時は、左側にバイクや自転車が近づいていないか確認します。

もし左後方から来ていたバイクや自転車を巻き込んでしまったら、基本的に自動車側の過失のほうが大きくなってしまいます。

詳しくは『巻き込み事故とは?車・バイク・自転車の過失割合と内輪差の危険性』をご確認ください。

(4)一時停止で横断歩行者の安全を守る

横断歩道の手前では、一時停止して横断歩行者の安全を守りましょう。

横断歩道を渡ろうとしている人がいる場合だけでなく、横断歩道の近くに人が歩いている場合も一時停止してください。横断歩道を渡るような素振りがなくても、急に渡ってくる人もいます

横断歩道のない場所でも、歩行者が横断している場合は一時停止や徐行をして、歩行者の安全を守りましょう。

(5)飲酒運転は絶対にしない

お酒を飲んだら絶対に車を運転してはいけません。「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」を徹底してください。

飲酒運転は懲役や罰金といった刑事罰が科される可能性のある犯罪です。飲酒運転した本人だけでなく、同乗者や車を貸した人、お酒を提供した人も罰を受けることになるでしょう。

初めからお酒を飲むとわかっている場合は公共交通機関やタクシーを利用する、自家用車で出かけた先でお酒を飲んだ場合は飲んでいない人や運転代行業者に運転を頼むなどすることが重要です。

(6)交通ルールを厳守する

交通量が少なかったり人が見当たらなかったりすると、一時停止すべき場所でも一時停止や徐行を行わず、そのままのスピードで進行してしまいたい気持ちもあるでしょう。

そのような気持ちになっても、交通ルールは厳守してください。少しの違反を繰り返していくと「今度もきっと大丈夫に違いない」と考えて、どんどんエスカレートしてしまうかもしれません。

基本的な交通ルールを守らず事故を起こした場合、相手方へ支払う慰謝料が通常よりも増額される可能性もあるので注意しましょう。

女性(75歳・主婦)につき、加害者は前方注視義務及び信号順守義務という自転車を運転する際の基本的な注意義務を怠っており、対面する歩行者用信号機の青色投下に従った被害者には何ら落ち度がないことなどから、本人分2300万円、夫200万円、子100万円の合計2600万円を認めた

事故日平22.1.10 東京地判平26.1.28 判時2261・168

通常「母・配偶者」の死亡慰謝料は、最も高額になる基準で計算しても2500万円です。上のケースでは100万円増額していることがわかります。

(7)心の余裕と相手を許す姿勢を持つ

マナーの悪いドライバーや歩行者に遭遇すると、交通ルールを厳守している自分が馬鹿らしく思えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、イライラすると運転に集中できず、安全運転を阻害する要因となります。

心に余裕をもって、多少のことがあっても相手を許す姿勢を忘れず運転するようにしましょう。

また、予定していた到着時刻に遅れてしまいそうになると、焦りからイライラしてしまい、自分中心の運転になってしまいがちです。自分中心の運転になると相手を許せず、危険なあおり運転をしてしまいかねません。

時間に余裕をもって出発するのも有効でしょう。

(8)自分の運転技術にうぬぼれない

運転の経験が長くなってくると、自分の運転技術は優れているとうぬぼれてしまうことがあります。

スピードメーターを確認せずに感覚で走行して速度超過したり、格好の良さの証のように片手運転したりする方もいるでしょう。速度超過は当然に違反ですが、片手運転も違反となる可能性がある行為です。

運転技術を過信すると、注意力が散漫になったり、危険運転を行っていたりするかもしれません。いつ何時も、事故を起こすかもしれないという緊張感をもって運転するようにしましょう。

(9)だろう運転ではなく「かもしれない運転」する

「相手が止まってくれるからこのまま進んでも大丈夫だろう」
「交通量も多いから人が渡ってくることはないだろう」

このような運転は「だろう運転」といわれ、危険の回避を遅らせてしまう要因となります。

「相手が止まらないかもしれないから、スピードを落とそう」
「交通量が多くても人が突然飛び出してくるかもしれない」

だろう運転ではなく「かもしれない運転」を心掛けて、いつでも危険を回避できるように運転しましょう。

(10)ながら運転はもってのほか

運転中にスマホを触ったり、カーナビやテレビに見入ったりするなど、ながら運転による事故が増えています。ながら運転はたとえ事故を起こさなかったとしても、懲役や罰金が科せられる可能性がある犯罪です。

ほんの少しの間に目を離しただけでも、交通状況は変わります。気をとられるものは触らないように後部座席に置く、カバンに仕舞う、車内に置かないなどの対策を取りましょう。

【要確認】ながらスマホは令和元年に厳罰化されています。:ながらスマホによる事故|どんな行為が罰則の対象?

事故発生時の対処法も事前に知っておこう

間違った事故対処は示談に響く可能性がある

安全運転を心がけ、交通事故を防ぐことはもちろん重要ですが、注意していても交通事故に巻きこまれる可能性は排除できません。

事故後に適切な対処ができなかった場合、損害賠償がスムーズに進まなかったり本来受け取れるはずの慰謝料や賠償金が減額されたりするおそれがあります。

安全運転の心得と合わせて万が一の時の対処法も把握しておきましょう。

運転初心者が事故にあった時の対応の流れ

(1)怪我人を救護して周囲の安全を確保する

事故にあったら、まずは怪我人の有無を確認します。怪我人がいたら速やかに救護し、119番通報して救急車を呼びましょう。必要に応じて応急処置を行ったり、怪我人を安全な場所に移動させたりします。

ご自身が怪我を負っている場合は、無理に動かず救護を待つようにしましょう。

つづいて、事故の二次被害を防止するために、周囲の安全を確保してください。事故車両を安全な場所に移動させたり、移動させられない場合は発炎筒を使って周囲に事故を知らせたりします。

事故後の対応については関連記事『交通事故にあったら初期対応の手順は?』も参考になるので、あわせてご確認ください。

(2)警察と保険会社に連絡する

怪我人の救護と周囲の安全を確保できたら、すみやかに警察に連絡してください。
たとえ怪我人がいないような軽い事故でも、警察への連絡は必ず行わなければなりません

警察が到着するとその場で実況見分が行われる場合もありますが、状況によっては日を改めて行われる場合もあるでしょう。

実況見分の内容は実況見分調書としてまとめられます。この実況見分調書はのちの示談交渉で過失割合を判断する際に重要な資料として扱われますので、実況見分には真摯に対応するようにしてください。

警察の対応が済んだら、すみやかに加入する任意保険会社に連絡してください。保険の約款には、事故が発生したら保険会社に連絡するよう定められていることがほとんどです。

さらに、事故の相手方が加入する保険会社にも連絡するよう依頼しましょう。

(3)病院で治療を受ける

怪我をしている場合は当然ですが、一見怪我がないように思ったとしても、病院を受診するようにしてください。事故後は興奮して、怪我をしているのに無傷だと思い込んでしまう場合があります。

後から痛みが出てくることもあるので、無傷だと思っても事故にあったら念のために病院を受診しましょう。

また、動ける程度の怪我だと、仕事や家事を理由に受診を先送りしてしまう方も多いです。
事故から時間を空けて病院を受診すると、事故と怪我の因果関係が疑われて適切な補償が得られない可能性が高まってしまいます。

事故が発生したら、すみやかに病院を受診するようにしましょう。

通院開始後は完治または症状固定まで治療を受け、症状固定と診断されたら「後遺障害認定」の手続きが必要になります。

(4)示談交渉する

怪我が完治または症状固定して後遺障害等級に認定されたら、損害賠償額を算定できるようになるので、事故の相手方と示談交渉をはじめられます。

事故の相手方は任意保険に加入していることが多いので、示談交渉は保険会社を相手に行うことになるでしょう。

保険会社は、事故の被害者が本来もらえるはずの妥当な金額よりも相当低い金額の示談金しか提示してきません。保険会社から示談金の提示を受けてもすぐに合意せず、弁護士に一度相談するようにしましょう。

運転初心者の事故でよくある質問にお答え

初心者運転期間はいつ終わる?期間中の注意点は?

初心者運転期間は、自動車免許を取得してから通算して1年間です。この間は、初心者マークを表示する義務があります。(道路交通法 第71条の5)

初心者マークの表示を怠ると、行政処分として違反点数(基礎点数)が1点付加されます。「2万円以下の罰金又は科料」の刑事罰を受ける可能性もあるので注意しましょう。

ただし、普通車で4,000円の反則金を支払えば、刑事罰を受けることは通常ありません。

初心者マークは法律で定められているという理由だけでなく、以下の点からも重要です。

  • 初心者マークをつけると周囲の自動車が注意を払ってくれる
  • 初心者マークをつけた車に幅寄せ・割り込みなどをすることは道路交通法で禁じられている
  • もし幅寄せや割り込みをされて事故になっても、上記の理由から過失割合が軽減される

初心者マークは、自動車の「前面」と「後面」の両方に表示してください。

初心者マークをつけていないと、事故時の過失割合にも影響する

過失割合とは、交通事故が起きた責任が加害者側と被害者側のそれぞれにどれくらいあるかを割合で示したものです。自身についた割合分、受け取れる損害賠償金が減額されます。

初心者運転期間なのに初心者マークを付けていなかった場合、自身の過失割合が加算され、受け取れる賠償金が大幅に減るおそれがあります。

過失割合は交通事故の損害賠償請求において非常に重要なものなので、自動車運転者として基本的な概要は知っておくべきでしょう。『交通事故の過失割合とは?決め方の具体的な手順とパターン別の過失割合』の記事が参考になります。

事故を起こした場合の罰金や懲役などの処罰は?

交通事故を起こした場合、刑事事件として起訴されれば罰金や懲役といった刑事罰が下される可能性があります。

ただし、違反点数が6点未満の場合は、行政処分として反則金を支払えば刑事罰を受けずに済みます。違反点数が6点以上の場合は反則金は発生しません。

なお、交通事故を起こした場合には、刑事罰としての罰金とは別に「民事責任」として事故相手に支払う賠償金も発生します。

ここで、事故を起こした場合の責任について確認しておきましょう。

  • 刑事責任
    起訴されると罰金や懲役といった刑事罰が科される。
  • 民事責任
    交通事故の相手に対して損害賠償金を支払う。
  • 行政責任
    免許の違反点数がつき、点数に応じた処分が下される。

運転初心者が事故にあったら弁護士に相談しよう

運転初心者が事故にあったら、弁護士にご相談ください。

交通事故の被害者は加害者から示談金を支払ってもらいますが、示談金額は加害者側との交渉で決まります。交渉次第では十分な金額を受け取れないため、1度弁護士に相談することがおすすめなのです。

弁護士に相談するべき理由を詳しく解説します。

実は弁護士なしだと適正な示談金額の獲得は難しい

先述の通り、交通事故の示談金は基本的に加害者側との示談交渉で請求していきます。加害者が任意保険に加入していれば、相手は任意保険の担当者です。

このとき、加害者側の任意保険会社は「過去の判例に基づく法的正当性の高い基準(弁護士基準/裁判基準)」ではなく「自社独自の基準(任意保険基準)」で計算した金額を提示してきます。

慰謝料金額相場の3基準

※自賠責基準は、交通事故被害者に補償される最低限の金額

しかし、被害者自身での交渉で加害者側の提示額を弁護士基準まで増やすのは、多くの場合非常に困難です。

示談交渉経験も損害賠償に関する知識も加害者側の任意保険会社の方が圧倒的に有利だからです。そもそも、弁護士が出てこない限りは大幅な増額は認めないという方針の保険会社もあります。

交通事故にあったら、弁護士を立てることも検討してみてください。

弁護士への相談・依頼は意外と費用がかからない

弁護士に相談・依頼をすると費用がかかりますが、自身の保険に「弁護士費用特約」がついていれば、弁護士費用は保険会社に負担してもらえます。保険の約款の範囲内におさまるケースが多く、被害者は自己負担0円で弁護士を立てることができるのです。

まずは無料の法律相談から

アトム法律事務所では、交通事故の被害者向けに無料の法律相談をおこなっています。法律相談については、弁護士費用特約の有無に関係なく無料で利用していただけるので、積極的にご活用ください。

無料相談のみのご利用も可能です。もし交通事故に巻き込まれたら今後の対応や示談金の相場などについて電話やLINEでお問い合わせください。

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岡野武志弁護士

監修者


アトム法律事務所

代表弁護士岡野武志

詳しくはこちら

高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了

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