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新たに改正民法が施行されました。交通事故の損害賠償請求権に関するルールに変更があります。
雪道は通常の道路よりもスリップが発生しやすく、事故に巻き込まれる危険性も高いです。
雪道で事故になった場合、雪道ならではのポイントを押さえて対応しなければ、二次被害が生じたり正しい過失割合の算定が難しくなったりします。
この記事では雪道だからこその事情を反映しながら、事故発生直後から損害賠償請求までの流れ・過失割合を解説しています。
雪道という特殊な状況で事故に遭った場合に、役に立つはずです。
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雪道で事故に遭った場合、対応の流れ自体は通常の事故と同じですが、雪道ならではの注意点もあるので解説していきます。
雪道で事故になったら、まずはけが人の救護をしましょう。自身がけがをしている場合には、無理に動かず周りの救護を受けてください。
救急車や警察が到着するまで暖かい車内で待つという場合は、マフラー周りの積雪に注意しましょう。雪でマフラーがふさがった状態でエンジンをつけていると、二次被害として一酸化炭素中毒が発生する可能性があります。
けが人の救護をしたら、事故現場の安全を確保しましょう。
一般的に、現場は警察が到着するまで、事故が起こった状態のままにしておくことが望ましいです。そのため、基本的には事故車両の後ろに発煙筒や三角表示板を置いて後続車に注意を促し、安全を確保してください。
ブレーキ痕やタイヤの跡は雪が積もったり溶けたりすることで消えてしまう可能性があるので、早い段階で写真に残しておきましょう。
ただし、走行の妨げになったり後続車による追突の危険性が高かったりする場合は、事故車両を安全な場所へ移してください。この場合、可能であれば事故車両を動かす前に、もともとの車の位置を写真に残しておきましょう。
自力で動かすことが難しい場合は、自動車保険のロードサービスを利用することで、レッカー車に来てもらえます。
けが人の救護をして、現場の安全が確保できたら、警察に連絡しましょう。
交通事故を警察に届け出ることは、道路交通法上の義務です。違反すると5万円以下の罰金または3か月以下の懲役刑が科されるので、小さな事故であっても必ず警察に連絡し、指示を仰いでください。
なお、警察に連絡すると、当日または後日、実況見分と聞き取り捜査が行われるので協力しましょう。
実況見分捜査 ※人身事故のみ | 当事者立会いのもと、事故現場で事故時の状況を確認する。 捜査の内容は、警察が実況見分調書にまとめる。 実況見分調書は、過失割合を決める際に重要な書類。 関連記事:実況見分の内容や流れ、かかる時間は?過失割合への影響もわかる |
聞き取り捜査 | 警察署にて、事故の相手方への処罰感情や事故時の状況を聞かれる。 聞き取った内容は、警察が供述調書にまとめる。 |
雪道での事故でけがをした場合は、治療をします。
治療費や通院交通費、通院中に生じる精神的苦痛に対する慰謝料は、加害者側から補償されます。ただし、通院頻度が低かったり、整骨院・接骨院をメインに通院していたりすると、損害賠償金が減額される可能性があるので注意しましょう。
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治療の結果、後遺症が残ってしまったら、「後遺障害認定」を受けます。
後遺障害認定により後遺障害等級が認定されれば、後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益も加害者側に請求できます。
後遺障害慰謝料 | 後遺障害によって生じる精神的苦痛に対する補償 |
後遺障害逸失利益 | 後遺障害が残ったことで減ってしまう、生涯収入に対する補償 |
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けがが完治したあと、もしくは後遺障害認定が終わったあとは、示談交渉です。
示談交渉では、慰謝料をはじめとする損害賠償金額と、過失割合について話し合いをします。
交通事故が起きた責任が、加害者側と被害者側それぞれにどれくらいあるかを割合で示したもの。
事故発生時の状況をもとに決められる。
被害者側にも過失割合が付くと、その割合分、損害賠償金が減額される。これを、過失相殺という。
関連記事:交通事故の過失割合|決定の流れと事例集、保険会社との示談交渉で失敗しないコツ
具体的な過失割合の例はこのあと解説しますが、特に雪道における事故の場合、過失割合についてもめる可能性が高いです。
過失割合は事故発生時の状況に基づいて決めるものですが、雪道は雪が積もったり溶けたりすることで、事故発生時の状況がわかりにくくなるからです。
正しい事故状況がわかるようにして適切な過失割合を導き出すためにも、事故直後の状況を写真に残すこと、警察の実況見分捜査にきちんと協力することが大切です。
雪道で事故に遭った場合、加害者側から損害賠償金を受け取れるのはもちろん、被害者自身の自動車保険から保険金を受け取ることもできます。
たとえ雪道をノーマルタイヤで走行していたとしても、通常の事故と同じように保険金を受け取れます。
ただし、保険の利用によって等級が下がり、保険料が上がる可能性があるので、利用の際は約款をよく確認してみましょう。
雪道での事故における過失割合を紹介していきます。
ただし、過失割合は速度違反やわき見運転、時間帯など、事故の個別的な事情に応じて柔軟に修正されます。
ここで紹介する過失割合はあくまでも一例として考えてください。
なお、過失割合は算定者の裁量によって変わってしまう面もあるので、適切な過失割合は専門家である弁護士に尋ねることがおすすめです。
アトム法律事務所では、人身事故の過失割合について無料で相談を受け付けています。
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立ち往生中や走行中に後続車から追突された場合の過失割合は、「追突車:被追突車=10:0」です。
ただし、追突された側の急停止によって追突事故が起きた場合は、8:2または7:3となります。
雪道ではスリップ事故が玉突き事故に発展することもあります。この場合の過失割合は、基本的には以下の通りです。
前方からA車、B車、C車の順で走行。
C車がB車に追突し、その勢いでB車がA車に追突。
この場合の過失割合は、C車が10、B車とA車は0。
上記の例からもわかるように、玉突き事故の場合、基本的に過失割合はすべて、最初に追突事故を起こした最後尾の車に付きます。
なお、初めにB車がA車に追突し、その後C車がB車に追突した場合は、最初に追突したB車の過失が7、次に追突したC車の過失が3、追突されただけのA車の過失が0になると考えられます。
スリップした前方車を避けた結果、後続車に追突されてしまった場合も、考え方は玉突き事故と同じです。
基本的には追突してきた後続車にすべての過失割合が付きます。
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事故時、雪道であるにもかかわらずノーマルタイヤをつけていた場合、過失割合が増える可能性があります。
ノーマルタイヤをつけていたことそのものに対して過失が付くというよりも、「雪道での運転は危険だと判断できたにもかかわらず、適切な対策をしていなかった」ことに対して過失が付くのです。
雪道における事故の過失割合は、他にも以下の要素が影響します。
すでに解説したように、雪道での事故は示談交渉の際、過失割合についてもめやすいです。また、人身事故の損害賠償金は雪道に限らず高額になりやすいので、示談交渉時には他にももめやすいポイントがたくさんあります。
しかし、弁護士を立てていれば、過失割合についても賠償額についても安心です。その理由と、自己負担金0円で弁護士を立てられる方法を解説していきます。
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示談交渉で加害者側は、被害者の過失割合を多めに見積り、提示する賠償金額は少なめに計算する傾向にあります。
もし加害者側の主張通りに示談が成立してしまうと、少ない損害賠償金額に対して必要以上に大きな過失相殺が加えられ、受け取れる額が非常に少なくなってしまうのです。
加害者側は交渉のプロである保険会社を代理人として立ててくるため、被害者自身で相手方の主張を覆すのは難しいです。しかし、専門知識と国家資格を持つ弁護士なら、任意保険会社に対しても効果的な交渉ができます。
特に慰謝料は弁護士による交渉で2倍~3倍も増額することが期待できるので、示談交渉では弁護士を立てることがおすすめです。
弁護士を立てるには多額の費用が必要だと思っている人は多いですが、アトム法律事務所なら、2つの料金体制により誰でも自己負担金0円で弁護士を立てることが可能です。
アトム法律事務所の料金体制
(1) | 弁護士費用特約がある場合 弁護士費用はご依頼者様の保険会社が負担する。 よって、相談料・着手金・成功報酬はすべて実質無料。 関連記事:交通事故の弁護士費用特約とは? |
(2) | 弁護士費用特約がない場合 相談料・着手金:無料 成功報酬:獲得示談金の11%+22万円(税込) ※成功報酬は獲得示談金から支払える。 よって、ご依頼者様が自費として用意する費用は0円。 |
アトム法律事務所には交通事故弁護団が所属しており、交通事故事案に関する実績が豊富です。
また、丁寧かつ迅速な対応により、90%以上のご依頼者様から満足の声をいただいています。
アトム法律事務所の実績や口コミは、こちらからご確認ください。
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無料相談のみのご利用、セカンドオピニオンとしてのご利用も可能です。
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雪道で事故にならないためには、事前に対策をしておくことが大切です。
雪道で運転する際に施しておくべき対策や注意点について解説していきます。
雪道を運転するときは、スリップを防ぐためにスタッドレスタイヤを装着しましょう。
スタッドレスタイヤの特徴は、以下の通りです。
スタッドレスタイヤを使う場合は、以下の点に注意してください。
スタッドレスタイヤを装着していても、国が定めた特定の国道・高速道路においては、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が出された場合にチェーンの装着が必要となります。
大雪が予想される日に特定の国道・高速道路を走行する場合は、チェーンも用意しておきましょう。
国が定めた特定の国道・高速道路は、『チェーン規制Q&A』(国土交通省)にて紹介されています。
雪道は滑りやすい状態になっているので、滑らないよう注意すること、滑ってもあせらず対応することが重要です。基本的なブレーキ・運転の注意点は以下の通りです。
中でもカーブや下り坂、アイスバーン、夜間の道路は注意が必要なので、それぞれ対策を紹介します。ただし、雪道や凍結路での事故は直線道路でも多発しているので、雪道での運転はどんな時でも注意深く行いましょう。
雪道でカーブに差し掛かるときは、余裕をもってスピードを落とし、十分すぎるほどゆっくりと曲がりましょう。カーブを抜けてからも急にスピードを出すのではなく、徐々にアクセルを踏むことが大切です。
遠心力によって対向車と正面衝突するリスクも高まるので、対向車にも普段以上に気を配りましょう。
下り坂を走行する場合も、下り坂に差し掛かる前に十分に余裕をもってスピードを落としてください。
下り坂に入ったら、アクセルペダルから足を離すことでブレーキをかける「エンジンブレーキ」を使いながら、ゆっくり坂を下りましょう。
雪道の下り坂においてブレーキペダルを踏むと、急ブレーキがかかりスリップする可能性があるので注意が必要です。
橋やトンネルの出入り口は、風通しのよさからアイスバーンになりやすいです。また、交差点付近は多くの車の停車・発進により圧雪しやすいため、ミラーアイスバーンとなることがあります。
よって、橋やトンネル、交差点では特に、アイスバーンに注意しましょう。具体的なポイントは以下の通りです。
夜間や明け方の道路は、暗く濡れているだけに見えて実は薄く氷が張っていることがあります。これをブラックアイスバーンと言います。
気温が低く雪や雨が降っていた場合は、アイスバーンでないように見えても油断せず、急ブレーキ、急発進、急カーブなどは避けましょう。
ホワイトアウト現象とは、吹雪により視界が悪化し、運転しにくくなることです。
ホワイトアウト現象が発生した場合は運転を中断することがベストです。ハザードランプをつけて徐行し、安全な場所に停車しましょう。スリップと追突被害を防ぐため、急ブレーキも避けてください。
ホワイトアウト現象が起こりやすいのは以下のような場所です。
雪道を走る際は、事故に備えて事前に以下のものをそろえておくと良いです。
雪道を走行する場合は、あらゆる可能性を考慮して、事前にしっかり対策しておきましょう。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。現在は「刑事事件」「交通事故」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了
英語:TOEIC925点
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