赤信号で停車中に後続車に追突されむちうちを負った事故
弁護士に依頼後...
増額

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交通事故の示談金を引き上げるには、保険会社の「任意保険基準」から裁判所が使う「弁護士基準」の計算に切り替える、適切な後遺障害等級の認定を受ける、過失割合を修正するなどの方法があります。
示談書にサインする前であれば、示談金の増額交渉は可能です。
このようなお悩みはありませんか。
この記事では、交通事故の示談金を被害者側からの交渉で引き上げる方法、示談金の増額交渉のタイミング、実際に示談金が増額した事例などを解説します。
目次
交通事故の示談金を増額する方法は、大きく分けて次の4つです。
保険会社の提示額は、このいずれかの方法で増額できるケースが少なくありません。
| 増額する方法 | 増額する費目 |
|---|---|
| 弁護士基準で計算し直す | 入通院慰謝料・後遺障害慰謝料・死亡慰謝料など |
| 適切な後遺障害等級の認定を受ける | 後遺障害慰謝料・逸失利益など |
| 過失割合を適正な数字にする | 示談金全体 |
| 請求漏れの費目・増額事由を主張する | 休業損害・逸失利益・通院交通費・付添費など |
交通事故の示談金の増額の幅は方法と事案で異なります。
たとえば弁護士基準で計算し直すだけで、むちうち通院3か月で十数万円、後遺障害が残る場合は数百万円単位の差が出ることがあります。
ただし、示談金を引き上げる方法は、いずれも、示談書に署名・捺印して返送する前でなければ使えません。各方法の詳しい内容は、このあと順に解説します。
示談金の相場そのものを知りたい方は『交通事故の示談金相場は?一覧表や増額のコツ・示談交渉の注意点を弁護士解説』もあわせてご覧ください。
なぜ、保険会社が提示する慰謝料は低いのかというと、保険会社の支払いコストを抑えようとしているからです。
保険会社は営利企業なので、支払う保険金を最小限に留めようとします。保険会社が最初に提示する金額(任意保険基準)は、裁判所が認める本来の適正相場(弁護士基準)と比較すると、2分の1から3分の1程度にとどまるケースも少なくありません。
たとえば、以下の解決事例では、示談金が保険会社の提示額の3.3倍に増額しました。
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ポイント
「これが当社の規定です」「これがお支払いできる上限です」といった担当者の言葉を鵜呑みにしてしまうと、本来受け取れるはずの正当な賠償金から大きく下回る金額(数十万~数百万円の差)で解決させられてしまうリスクがあります。
慰謝料を大きく引き上げるための最も効果的なのは、適切な算定基準を選ぶことです。
具体的には、「任意保険基準」ではなく「弁護士基準(裁判基準)」を用いることです。
慰謝料の算定基準は3つ
交通事故の慰謝料は、保険会社が計算した場合と弁護士が計算した場合とで、金額に大幅な差が出る仕組みになっています。
計算基準が違うだけで、入通院慰謝料が数十万円、後遺障害が残るケースでは数百万円単位で増額されることも珍しくありません。弁護士基準の適用こそが、示談金増額の「最大の方法」といえるでしょう。
もっとも、被害者ご本人が「弁護士基準で支払ってください」と交渉しても、保険会社が応じることはまずありません。弁護士が交渉に介入することで、はじめて「弁護士基準」での話し合いが可能になります。
もし、加害者側の保険会社から慰謝料額の提示を受けている場合は、弁護士基準の金額を比較しましょう。
弁護士基準の大まかな金額は、以下の計算機から確認できます。無料で利用できるので、使ってみてください。
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「もう保険会社と何度も話し合ってしまった」「提示された書面に納得しかけている」という状況でも、諦める必要はありません。
示談書に署名・捺印をして返送する前(示談成立前)なら、慰謝料を引き上げられる可能性は十分にあります。
示談交渉中であれば示談は成立しておらず、慰謝料額の合意には至っていないからです。つまり、示談交渉中ならば、保険会社からの提示額はあくまで「提案」にすぎず、まだ金額は確定していないのです。
逆に言えば、一度示談書にサインをしてしまう(示談成立後)と、基本的に慰謝料額を引き上げることはできません。
後から「やはり金額が低かった」「弁護士基準で再計算してほしい」と主張しても、示談金が確定し、ひとたび解決したとなれば、二度とやり直しができないのが示談の原則だからです。
(和解の効力)
民法 第六百九十六条
当事者の一方が和解によって争いの目的である権利を有するものと認められ、又は相手方がこれを有しないものと認められた場合において、その当事者の一方が従来その権利を有していなかった旨の確証又は相手方がこれを有していた旨の確証が得られたときは、その権利は、和解によってその当事者の一方に移転し、又は消滅したものとする。
上記は、示談(和解)の効力を条文にしたものです。
解釈としては、示談後は仮に事実と違うことが判明したり、新たな証拠が出てきた場合であっても、これ以上は請求できないといっているのです。
よって、慰謝料を引き上げるには、示談成立前に増額を求める必要があるのです。
示談成立後でも、例外的に、追加の損害賠償を請求できるケースがあります。ただし、認められるのは非常に限定的です。
たとえば、示談成立時には予想できなかった後遺症が後から生じた場合、その後遺症による損害を別途請求できるとした判例があります(最二小判昭43・3・15民集22巻3号587頁)。
ただし、あくまで「予想できなかった」損害に限られます。
示談金の提示額に納得できない場合は、安易にサインせず、示談成立前に増額を求めることが重要です。
示談金のうち、増額がもっとも期待できるのは「慰謝料」であるといえます。
まずは、以下3つの慰謝料の種類を確認しましょう。
被害者のケガの状態および慰謝料請求方法によって、認められる慰謝料の種類が変わってきます。
では慰謝料の種類ごとに、金額を引き上げる方法について解説していきます。
事故のケガなどにより入院や通院をした場合、入通院慰謝料を請求できます。入通院慰謝料とは、入院や通院における身体的・精神的苦痛などをお金に換えたものです。
入通院慰謝料を増額させるためのポイントは、以下の3点です。
それぞれ解説していきます。
入通院慰謝料を最大化する大前提は、「医師の指示に従い、完治または症状固定まで治療を継続すること」です。
治療の空白を作らないようにしてください。忙しいからと1か月以上通院を空けてしまうと、「治療は終了した」とみなされかねません。その後に通院を再開しても、事故との因果関係を否定され、慰謝料の対象外となる可能性が高いため注意が必要です。
また、整骨院のみの通院は避けましょう。整骨院へ通う場合は、必ず事前に医師の許可を得てください。医師の診断・指示がない通院は、慰謝料の計算対象に含まれないケースがあるためです。
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入通院慰謝料の金額を決定づけるのは、どの算定基準を用いるかです。
自賠責基準では[日額4,300円(2020年4月1日以降の事故の場合)×対象日数]という一律の計算ですが、弁護士基準では以下の慰謝料算定表を用います。
弁護士基準の慰謝料算定表(重傷用)
弁護士基準の慰謝料算定表(軽傷用)
たとえば、むちうちで3か月(90日)通院した場合、上記の慰謝料算定表(軽傷用)を用いると53万円となります。
このように、基準を変えるだけで10万円~数十万円単位の差が生まれます。
加害者側から提示された金額を弁護士基準の金額まで増額させることは、非常に難しいです。
弁護士基準の金額は本来裁判を起こした場合に得られる金額なので、裁判も起こさずに弁護士基準の金額を求めても、加害者側は受け入れてくれないのです。
しかし、専門知識と国家資格を持つ弁護士による交渉なら、裁判を起こさなくても弁護士基準の金額獲得が見込めます。
また、入通院慰謝料は事故の個別的な事情によって増額させることも可能です。
入通院慰謝料は本来、入通院期間によって金額が決まるものです。
しかし、被害者が幼児をもつ母親で育児に忙しかったり、どうしても外せない仕事があったりして入通院期間が短くなってしまった場合は、事情を考慮して慰謝料額が増やされる可能性があるのです。
他にも、事故によって生じた精神的苦痛の種類や程度を鑑みて、慰謝料が増額されることはあります(関連記事:交通事故の精神的苦痛で請求できる慰謝料は?苦痛の種類や計算方法がわかる)。
ただし、加害者側保険会社が慰謝料の金額を計算する場合、そのような被害者の事情を考慮してくれる可能性は少ないでしょう。
たとえ事情を説明しても、増額に応じてもらえるとは限りません。
だからこそ、弁護士を立ててきちんと増額を求めていくことが大切です。
後遺障害慰謝料は、後遺症に対して「後遺障害等級」が認定されると請求できる慰謝料です。
後遺障害慰謝料を増額させるためのポイントは、以下の2点です。
それぞれについて詳しく解説していきます。
後遺障害慰謝料の金額は、後遺障害等級に応じて決まります。
たとえばむちうちの場合、後遺障害12級または14級に認定されることが考えられますが、後遺障害慰謝料(弁護士基準)は12級で290万円、14級で110万円と大幅に違います。
そのため、適切な等級に認定されることは非常に重要です。
適切な等級に認定されるためには、症状固定日に注意すること、状況に合わせた申請方法を選ぶことがポイントとなります。
症状固定日について
症状固定日とは、医師から「これ以上治療を続けても大幅な改善は見込めないので、治療を終わりましょう」と診断された日を言います。
症状固定を以て、後遺症が残ったことになるのです。
通常、症状固定日は医師が判断しますが、場合によっては加害者側の保険会社から早く症状固定にするよう催促されたり、治療費の補償打ち切りを宣告されたりすることがあります。
しかし、治療が不十分なまま症状固定とした場合、後遺障害等級が認定されにくくなり、最悪の場合、後遺障害慰謝料がもらえなくなります。
適切な後遺障害等級に認定されるためにも、かならず医師の指示に従って症状固定まで治療を続けましょう。
関連記事
症状固定の目安時期や、症状固定を催促されたときの対処法がわかる:症状固定とは?時期や症状固定と言われたらすべき後遺障害認定と示談
「被害者請求」と「事前認定」について
後遺障害の申請には、被害者自身で行う「被害者請求」と、加害者側の保険会社に任せる「事前認定」の2通りがあり、状況に合わせて最適な方を選ぶことが大切です。
被害者請求は、自ら有利な証拠(医師の意見書など)を精査して提出できるため、納得感を持って認定の可能性を最大限に高めたい場合に有効です。一方、事前認定は手間がかからないメリットがありますが、保険会社任せになるため認定ラインにかかるか微妙なケースでは立証不足になるリスクもあります。
どちらの方法が正当な増額への近道になるかは、ケガの程度や証拠の状況によって異なります。まずは弁護士に現在の症状を伝え、ご自身のケースでより確実に認定を狙える申請方法を見極めるのが賢明でしょう。
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後遺障害慰謝料にも、入通院慰謝料と同様に、弁護士基準・任意保険基準があります。
同じ後遺障害等級でも、任意保険基準の金額は弁護士基準の金額よりも大幅に低額です。
弁護士を通して弁護士基準の慰謝料額を請求すれば、増額が期待できます。
死亡慰謝料とは、交通事故により死亡した本人とその遺族に対する慰謝料です。
死亡慰謝料の場合も、加害者側が提示してくる任意保険基準の金額と弁護士基準の金額には大きな開きがあるので、弁護士基準の金額を主張しましょう。
以下は、任意保険基準(目安)と、弁護士基準における死亡慰謝料の相場金額です。
| 被害者の立場 | 任意保険基準の金額 | 弁護士基準の金額 |
|---|---|---|
| 一家の支柱 | 1700万円 | 2800万円 |
| 母親・配偶者 | 1500万円 | 2500万円 |
| その他の場合 | 1500万円 | 2000万円~2500万円 |
任意保険の基準は一般公開されているわけではありませんが、おおよそ上記のような額であると考えられます。
こうして見比べてみると、任意保険基準は、弁護士基準よりも500万~1100万円低いです。
加害者側から提示された金額を鵜呑みにすると、十分な金額を受け取れなくなるので、増額交渉をしましょう。
入通院慰謝料・後遺障害慰謝料・死亡慰謝料は、算定表や等級で決まる金額に、事故の個別事情を理由とした上乗せが認められることがあります。これを「増額事由」といいます。
増額事由は裁判例をもとに判断されるため、保険会社が自主的に上乗せすることはまずありません。該当する事情があれば、示談交渉で弁護士から根拠を示して主張する必要があります。
増額事由の種類や程度については『交通事故の精神的苦痛で請求できる慰謝料は?苦痛の種類や計算方法がわかる』をご覧ください。
交通事故の「示談金」とは
交通事故の被害者が請求しうる損害賠償金のすべて。
交通事故の解決金のことをいい、治療費・休業損害・入通院慰謝料・逸失利益・後遺障害慰謝料・修理費などがある(事故の態様により内容も異なる)。
なお、慰謝料・休業損害・逸失利益のほかに請求できる費目もあるため、提示書面に漏れがないかもあわせて確認しましょう。
請求漏れについては、後ほど本記事内「請求漏れの費目がないか確認する」で詳しく述べます。
交通事故の示談金については、『交通事故の示談金|内訳・金額から示談交渉まですべて解説』の記事が参考になります。
交通事故の示談金のうち、交渉次第で項目を引き上げる(増額させる)ことができるのは、休業損害・逸失利益・慰謝料などです。
慰謝料についてはすでに解説した通りなので、ここでは休業損害と逸失利益について解説しておきます。
休業損害の金額を引き上げるためには、まず提示された金額の正当性を確かめ、増額の余地があれば示談交渉にて増額交渉することが必要です。
休業損害とは、事故によって仕事ができなくなった場合に請求できる所得の補償です。
給与所得者の場合、事故前の収入を基礎として損害額が計算されます。
サラリーマンなどの給与所得者はもちろん、自営業などの事業所得者であっても、休業中の固定費(家賃や従業員給料など)などを含めた損害の請求が可能です。
また、主婦・主夫であっても休業損害(主婦手当)はもらえます。
ただし、加害者側は、1日当たりの収入や休業日数を少なく見積もって休業損害を計算していることがあります。また、給与所得者の場合は有給休暇を使った日も休業損害の対象となるので、きちんと休業損害の対象日に含まれているか確認しましょう。
そして、休業損害の金額が正しくないとわかった場合は、示談交渉で正しい金額を請求してください。
なお、万が一、休業損害が増額どころか支払項目にすらなかった場合は、弁護士などに相談されることをおすすめします。
交通事故の休業損害の計算方法や職業別の日額の求め方を知りたい方は、『交通事故の休業損害はいくら?計算方法や慰謝料・休業補償との違いを弁護士解説』も参考にしてください。
逸失利益には、後遺障害逸失利益と死亡逸失利益とがありますが、ここでは後遺障害逸失利益についてご説明します。
まず逸失利益とは、事故にあったことにより得られなくなった将来の利益をいい、将来の収入を計算して支払われます。
後遺障害逸失利益の請求は、後遺障害等級が認定されていることが条件です。
そのため、正確な後遺障害等級が認定されるようしっかり行動していれば、おのずと逸失利益も増額されることになるでしょう。
また、たとえ正確な後遺障害等級が認定されていても、加害者側は逸失利益が少なくなるよう計算していることがあります。
たとえば、自賠責基準と同様に慰謝料と逸失利益を合算した金額を提示しているケース、任意保険基準による低額の逸失利益を提示しているケース等です。
提示された逸失利益の金額を鵜呑みにするのではなく、本当に正しく金額が計算されているか確認することが大切です。
関連記事
3つの慰謝料に共通する「金額を引き上げる方法」として、弁護士基準の金額を請求するというものがありました。
慰謝料を引き上げる方法にはもうひとつ、「適切な過失割合になるよう交渉する」というものもあるので解説していきます。
過失割合とは?
交通事故当事者の「責任の割合」を数字で表したもの。
「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準[全訂6版](別冊判例タイムズ39)」から、似ている事故類型の過失割合を探し、そこから「修正要素」を加減して最終的に数字が決定する。
被害者側に過失割合が付いてしまうと、その割合分、慰謝料や損害賠償金が減らされてしまいます。これが「過失相殺」です。
加害者側の任意保険会社は、過失相殺によって示談金額を減らすために、わざと被害者側の過失割合を多く見積もっていることがあります。
この場合、示談交渉で正しい過失割合を主張し、被害者側の過失割合を減らすことができれば、その分慰謝料・損害賠償金額が上がるのです。
具体的に解説
加害者側が、過失割合として「被害者:加害者=30:70」を主張してきた場合、そのままだと被害者が受け取れる示談金は30%減らされてしまう。
しかし、交渉によって「被害者:加害者=10:90」になれば、被害者の示談金は10%減額で済み、受け取れる金額が増える。
過失割合は、示談交渉で当事者同士の話し合いによって決定します。
過失割合を決定づける要素は、以下の2点です。
加害者側が提示してくる過失割合は、適切ではない基本の過失割合をベースにしていたり、加害者にとって都合の悪い修正要素が反映されていなかったりする可能性があります。
提示された過失割合がどのようにして導き出されたものなのか、相手方に確認してみましょう。
加害者側保険会社に過失割合の決定をゆだねてしまうと、正当な過失割合にならない可能性があるので注意してください。
なお、加害者側保険会社は過失割合について熟知しています。
一方で交通事故被害者は過失割合に詳しくないことが多いので、交渉ではいくら被害者側の主張が正しくても、不利になる可能性が高いです。
また、被害者自身では本当に正しい過失割合を算定することは難しいので、過失割合に関しては弁護士に任せるといいでしょう。
過失割合や基本の事故類型については、『交通事故の過失割合とは?パターン別に何%か調べる方法と決め方の手順』で全体像を解説しています。
あわせてお読みください。
過失割合を変更して示談金を引き上げるためには、事故状況を示す証拠も必要です。
たとえば、ドライブレコーダーや警察の捜査書類が有効です。
関連記事
保険会社の提示書面には、本来請求できる費目が入っていないことがあります。金額を引き上げる前に、まず「項目が漏れていないか」の確認も重要です。
交通事故の示談金の費目には、慰謝料、逸失利益のほか、以下のようなものが含まれます。
漏れている費目は、示談交渉で追加請求できます。費目の全体像は『交通事故の示談金|内訳・金額から示談交渉まですべて解説』で確認してください。
治療費については基本的に実費請求になります。
よって、「相場」という概念がケガの状態により変わってくるため、増額対象にはなりません。
実費以上のものを請求してしまうと、架空請求になってしまうでしょう。
物損事故の修理費についても同じことがいえます。
ここでは、アトム法律事務所の弁護士が取り扱った交通事故の解決事例をご紹介します。
増額事例1
診断:足小指骨折
後遺障害の内容:足小指の神経症状
等級:14級9号
被害者様は、後遺障害等級認定の申請前に弁護士相談。
示談金の大幅な増額が見込まれるとアトムの弁護士が判断し、後遺障害等級認定の申請手続をサポート。
結果、弁護士交渉もかねて、示談金の額が3倍に増額。
増額事例2
診断:むちうち
後遺障害の内容:むちうち(神経症状)
等級:14級9号
すでに加害者側保険会社から示談金提示のあった被害者様。
提示額が妥当かどうか知りたいと、弁護士に相談・依頼したところ、後遺障害の認定の余地があることが判明。
被害者請求により14級9号認定を獲得し、弁護士基準で慰謝料額などを再計算。示談金の額が4.7倍に増額。
増額事例3
診断:左足首骨折
後遺障害の内容:左足首の可動領域制限
等級:12級7号
ご相談の時点で、すでに後遺障害認定をうけ、加害者側保険会社から示談金の提示があった被害者様。
提示額が適正かどうか、ご相談いただいた。慰謝料と逸失利益について増額の余地があることが判明。
受任後は、弁護士基準で交渉を行い、示談金が約3倍に増額した。
増額事例4
診断:肩腱板筋断裂
後遺障害の内容:肩腱板筋断裂
等級:10級10号
ご相談の時点ですでに後遺障害認定済み。加害者側保険会社から示談金提示のあった被害者様。
提示額が適正か、増額した場合の示談金受取時期についてご相談があった。
受任後は、未計上だった交通費や看護費も追加。弁護士基準で請求し、請求額そのままで示談成立。
受任後約1か月でスピード解決した。
※原付走行中に駐車場から車が飛び出し左肩腱板筋断裂を負った事例
増額事例5
診断:鎖骨骨折
後遺障害の内容:左肩の可動域制限
等級:後遺障害10級10号
被害者様より、示談金額が低いのではないかとアトム法律事務所のLINE無料相談サービスでお問い合わせいただいた。
弁護士が確認したところ、後遺障害の逸失利益に大幅な増額の余地があることを確認できた。
弁護士依頼から約4か月間で、約3.7倍にあたる2,300万円まで増額。手取り額は2,000万円を超え、満足のいく結果となった。
交通事故の示談金を引き上げる方法として、以下の4つがポイントです。
実際に解決事例をみるとこれらの視点が重要だとお分かりになると思います。
ご自身に近い交通事故の解決事例をお探しになりたい方は、解決事例の紹介ページもあわせてご覧ください。
交通事故の示談金は、被害者自身の交渉でも多少増額できる場合があります。しかし、弁護士基準での増額や適切な後遺障害等級の認定には、弁護士のサポートが必要です。
アトム法律事務所では、交通事故でケガをした方からの無料相談を電話・LINEで受け付けています。保険会社から示談金の提示を受けている方、後遺障害等級が認定された方には、増額の見込みと弁護士費用の見積もりを具体的にお伝えできます。
ご自身の任意保険に「弁護士費用特約」がついていれば、弁護士費用は保険会社に負担してもらえます。特約がない場合も、提示額と見込み額の差から費用倒れにならないかを無料相談で確認できますので、まずはお気軽にご連絡ください。
できます。ただし、保険会社は被害者本人との交渉では弁護士基準の金額に応じないのが通常で、増額できても任意保険基準の範囲内にとどまることが多いです。弁護士基準での増額を目指すなら、弁護士を立てて交渉する必要があります。
ケガの程度や後遺障害の有無によって異なります。アトム法律事務所の事例では、示談金が3倍以上増額したものがありますが、必ず増額できるわけではありません。提示書面があれば、無料相談で増額の見込みをお伝えできます。
原則としてできません。示談は和解契約であり、成立後に金額を争うことは基本的に認められないためです。
相手方保険会社から示談書(免責証書)が送られてきた後、サインしたけれど、まだ返送していないというような場合には、まだ間に合う可能性はあります。
交通事故の示談金が納得できない金額なら、保険会社に示談書を返送する前にご相談ください。
さいごに、本記事の内容(交通事故の示談金を引き上げる方法)について、まとめておきましょう。
保険会社提示の慰謝料は、示談書にサインする前なら引き上げられる可能性があります。
示談成立後の増額は原則できないので、早めにご相談ください。

高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。全国16拠点を構えるアトム法律税務グループの代表弁護士として、刑事事件・交通事故・離婚・相続の解決に注力している。
一方で「岡野タケシ弁護士」としてSNSでのニュースや法律問題解説を弁護士視点で配信している(YouTubeチャンネル登録者176万人、TikTokフォロワー数69万人、Xフォロワー数24万人)。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了
突然生じる事故や事件に、
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