
第二東京弁護士会所属。刑事事件で逮捕されてしまっても前科をつけずに解決できる方法があります。
「刑事事件弁護士アトム」では、逮捕や前科を回避する方法、逮捕後すぐに釈放されるためにできることを詳しく解説しています。
被害者との示談で刑事処分を軽くしたい、前科をつけずに事件を解決したいという相談は、アトム法律事務所にお電話ください。
アトムは夜間土日も受け付けの相談窓口で刑事事件のお悩みにスピーディーに対応いたします。
公然わいせつの逮捕で弁護士をつけるメリットは?弁護士費用は?

- 公然わいせつは逮捕される?弁護士をつける?
- 公然わいせつの逮捕後どうなる?弁護士が出来ることは?
- 公然わいせつで逮捕された場合の弁護士の選び方は?弁護士費用は?
この記事では、公然わいせつで逮捕された場合の弁護士の探し方、弁護士の弁護活動、弁護士費用について解説しています。また、公然わいせつ事件で逮捕されるケース、逮捕の可能性、逮捕の流れ、刑罰についても触れています。
今後、公然わいせつ事件での逮捕が不安な方、ご家族が逮捕された方など是非最後までお読みください。
Point
なお、逮捕事件については、初回接見出張サービスもおこなっております。ご家族への弁護士派遣についても、あわせてご検討ください。
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目次
公然わいせつ罪になる行為と刑罰
公然わいせつ罪 | |
---|---|
意味 | 公然とわいせつな行為をすること |
具体例 | ・公園での陰茎露出 ・公共の場での性交 など |
刑罰 | ・6月以下の懲役 ・30万円以下の罰金 ・拘留 ・科料 |
公然わいせつ罪になる行為
公然わいせつ罪は、公然とわいせつな行為をした場合に成立する犯罪です(刑法174条)。
公然とわいせつな行為をした者は、六月以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
刑法174条
「公然」とは?
公然わいせつ罪における「公然」とは、「不特定の人、不特定多数の人が認識できる状態」をいいます。
不特定の人・不特定多数の人が、実際に認識した結果は必要ありません。「認識できるかもしれない」という可能性があれば、公然であるとされています。
たとえば、公園を例に考えてみます。公園は、基本的にいつでもだれでも自由に利用できる施設です。利用者が全くいなかったとしても、公園でわいせつな行為をすれば公然性があると解釈されています。
「わいせつな行為」とは?
わいせつな行為とは、陰部の露出、性交や性的類似行為を公共の場でおこなうことなどが含まれます。
(もっと詳しく)
公然わいせつ罪における「わいせつ」は、時代の変化に応じて、わいせつに該当する行為も変化すると考えられていますが、陰部の露出などは、いつの時代でもわいせつな行為と解釈されるものでしょう。
判例に沿っていうと、わいせつな行為というのは、性欲を興奮・刺激させるものであって、かつ人の性的な羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反する行為です。
公然わいせつ罪の刑罰
公然わいせつ罪で有罪判決が言い渡される場合、次のいずれかの範囲で刑罰が言い渡されることになります。
- 1ヶ月以上6月以下の懲役
- 1万円以上30万円以下の罰金
- 拘留(1日~30日の収容)
- 科料(1000円~9999円の納付)
公然わいせつの弁護士の選び方は?弁護士費用は?
(1)公然わいせつの解決実績で選ぶ
刑事事件には決まった流れがあり、その場面ごとに迅速な弁護活動をおこなってもらう必要があります。
「刑事事件の解決実績が豊富な弁護士」であれば、刑事事件の流れも十分把握できていますし、場面にあわせた効果的な弁護活動をしてもらえるでしょう。
刑事事件の解決実績が豊富かどうかは、弁護士事務所のホームページを見れば確認できる場合があるでしょう。
ちなみに、アトム法律事務所は、設立当初から刑事事件に注力しており、公然わいせつの解決実績も豊富です。
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(2)弁護士との相性、弁護士の人柄で選ぶ
刑事事件の解決のためには、弁護士との「相性」も肝心です。
なぜならば、刑事事件の解決は、弁護士と二人三脚で行っていく必要があるからです。
弁護士との相性を確かめる方法としては、実際に弁護士相談をしてみるのがおススメです。
弁護士相談をする中で、その弁護士の弁護方針や、刑事事件の実務の理解度が分かるとともに、ご自身との相性も確かめることができるでしょう。
また、弁護活動の大半は、人と接する時間に費やされます。検察官・裁判官への説得、示談のお相手との話し合いなどの時間が、多くを占めます。
相手の心を動かせるかどうかは、「人柄」が重要です。
担当してくれる弁護士の人柄を確認するには、直接会ってみるのが一番です。
多くの弁護士事務所では、初回無料で弁護士相談を実施しているので、気軽にアクセスできるのではないでしょうか。
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・刑事事件弁護士アトム「刑事事件のアトムに!弁護士無料相談 24時間365日 最短即日 全国対応」
(3)弁護士費用で選ぶ(料金は明瞭か)
弁護士を選ぶときの基準として、「弁護士費用が明瞭か」というのも重要です。
あらかじめ料金表で弁護士費用が分かっている場合、どのような費用が発生するのかについて、いつでも確認することができます。
弁護士費用は、弁護士事務所ごとに異なります。弁護士事務所のホームページを見れば、どのような弁護士費用がかかるのか確認することができるでしょう。
ちなみに、アトム法律事務所の弁護士費用(一部・抜粋)については以下のとおりです。
弁護士費用の内訳 | 金額(税込み) |
---|---|
相談料 | 無料0円(警察介入事件・初回30分) |
着手金 | 44万円~ |
起訴による追加着手金 | 無料0円 |
成功報酬 | 11万円~(成果なければ0円) |
出張日当 | 所要時間に応じて2.2万円~ |
※弁護士費用の詳細は、ホームページや弁護士相談でご確認ください。実際の弁護士費用については、相談担当弁護士にお尋ねください。
より具体的な見積もりについては、弁護士相談をするときに、担当弁護士に確認しましょう。
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アトム弁護士の解決事例:公然わいせつ実例5選
さて、具体的にはどのような行為をしたら公然わいせつで逮捕されることになるのでしょうか。
公然わいせつ事件で逮捕された事例について、弁護士に聞いてみましょう。
過去、実際にアトム法律事務所であつかった公然わいせつ事件を紹介します。
(1)陰茎を見せて逮捕&不起訴
事案 | ファーストフード店のドライブスルーの利用中、自家用車内で自己の陰茎を露出して、従業員に見せつけ公然とわいせつな行為をした |
逮捕の有無 | 通常逮捕(後日逮捕) |
処分 | 不起訴 |
(2)電車で現行犯逮捕&罰金
事案 | 走行中の電車内で、不特定多数の人が容易に認知しうる状態で自己の陰茎を露出して、公然とわいせつな行為をした |
逮捕の有無 | 現行犯逮捕 |
処分 | 罰金10万円 |
(3)コンビニでの陰茎露出で逮捕&罰金
事案 | 泥酔した状態でコンビニに入店し、従業員ら不特定多数の者に対して自己の陰茎を露出して公然とわいせつな行為をした |
逮捕の有無 | 通常逮捕(後日逮捕) |
処分 | 罰金10万円 |
(4)電車内での公然わいせつが不起訴
事案 | 走行中の電車内でズボンのチャックをあけ、不特定の者が認識しうる状態で自己の陰茎を露出して公然とわいせつな行為をした |
逮捕の有無 | 逮捕 |
処分 | 不起訴(起訴猶予) |
(5)路上の公然わいせつで逮捕&執行猶予
事案 | 路上で不特定多数の者が容易に認識しうる状態で、露出した性器をカバンで隠しつつ、通行人に自己の性器を見せつけた |
逮捕の有無 | 通常逮捕(後日逮捕) |
処分 | 懲役6月、執行猶予3年 |
公然わいせつは逮捕される?流れは?
公然わいせつで逮捕される割合
公然わいせつで逮捕される可能性がどのくらいなのか、犯罪白書を調査してみました。
そうしたところ、公然わいせつの身柄率は約33.8%と、3割を超えるものでした。
公然わいせつの身柄率
約33.8%
※わいせつ物頒布等も含む。
逮捕されない在宅事件の件数も多いですが、逮捕後に釈放されて身柄から在宅に切り替わるケースも一定数あります。
弁護士がついていれば、早期釈放にむけた弁護活動をおこなうことができます。
件数(総数2,674件) | |
---|---|
在宅事件(逮捕されない) | 1,590 |
逮捕後、釈放 | 180 |
身柄 | 904 |
身柄率 | 約33.8% |
※平成29年版 犯罪白書 第2編 第2章 第2節 2-2-2-1表 検察庁既済事件の身柄状況(罪名別)より
※わいせつ物頒布等もふくむ。
公然わいせつ罪の逮捕の種類
公然わいせつは現行犯逮捕のほか、後日逮捕される可能性もあります。

公然わいせつ事件の多くは、性器などを露出して他人に見せつけた際に、取り押さえられて、現行犯逮捕されるイメージが強いと思います。
しかし、捜査により証拠が固められたら、後日逮捕もあり得ます。
公然わいせつ罪の逮捕の条件
公然わいせつ事件で逮捕されるには、逮捕の条件が満たされている必要があります。
逮捕の要件は(1)嫌疑の相当性、(2)逮捕の必要性です。

嫌疑の相当性とは、証拠などからその罪を犯したと十分に疑われることをいいます。
- 目撃者の証言
- 防犯カメラの映像
- 現場にDNA証拠が残されていた
このような証拠がそろうと、嫌疑の相当性が認められる可能性があります。
逮捕の必要性とは、逃亡や証拠隠滅のおそれが認められることをいいます。
逮捕されるケースについてもっと詳しく知りたい方は『刑事事件で逮捕される場合とは?逮捕の種類、逮捕後の手続きを解説』も参考にしてみてください。
公然わいせつ罪で逮捕された後の流れ
刑事事件で身体拘束されるケースを「身柄事件」と呼びます。
身柄事件
逮捕・勾留され、警察署の留置場などに入れられて事件の捜査をうける
公然わいせつで逮捕された場合、身柄事件として捜査が進められることになります。

(1)逮捕直後
身柄事件は、警察に逮捕された後「留置場」に入れられ、取調べをうけることになります。
取り調べの対応について気になる方は『取り調べの対応はどうする?逮捕される可能性は?携帯で録音は違法?』の記事も参考にしてみてください。
なお、逮捕されたら、留置場に弁護士を呼んで面会を求めることもできます。逮捕されたらすぐに弁護士を呼んで、今後の対応についてアドバイスをもらいましょう。
ご家族の方から弁護士を派遣してあげることも可能です。
アトム法律事務所では初回接見出張サービス(1回限り・有料2万~)を実施中です。
留置場まで弁護士が出張し、面会(接見)をおこない、取り調べ対応のアドバイスをすることが可能です。最短で当日対応可能な場合もございます。
まずはお見積りだけでも結構ですので、お気軽にご連絡ください。
(2)送致
警察による逮捕から「48時間以内」に、検察官に送致される段取りが組まれます。
(3)勾留
送致をうけた検察官によって「24時間以内」に勾留請求されるかどうかなどが検討されます。
勾留請求され、請求が認められると、まず「10日間」の勾留がはじまります。
やむを得ない事由によって勾留延長となれば、勾留からさらに「最大10日間」延長されることになります。
手続きの流れ全体をとおしてみると、最長で23日間の身体拘束がつづくような流れになっています。
弁護士がついていれば、早期釈放のための弁護を受けることができます。
(4)起訴・裁判
勾留満期までに、起訴が決定したら、刑事裁判を受けることになります。
刑事裁判では、有罪か無罪か、有罪の場合どのくらい刑罰になるかが審理されます。
日本の刑事事件は、起訴されたら約99.9%有罪になるという結果もでています。
起訴を回避するには、早期に弁護士に相談して、不起訴を目指す弁護活動をしてもらう必要があります。
関連記事
・不起訴処分とは?刑事事件で不起訴を目指す方法と弁護士の役割を徹底解説
逮捕されない公然わいせつ事件とは?
さて、公然わいせつの身柄率は約3割でした。
ということは、約7割の公然わいせつ事件は、逮捕されない事件ということになります。
逮捕される事件のことを「身柄事件」と呼ぶ一方、逮捕されない事件のことは「在宅事件」と呼びます。
あまりイメージはないかもしれませんが、逮捕されなくても事件の捜査はすすめられていきます。

取り調べなど事件の捜査がおこなわれる場合は、都度、必要に応じて警察・検察から呼び出されることになります。
逮捕・勾留という身体拘束がないだけで、警察や検察からの厳しい取り調べはおこなわれます。
弁護士がついていれば、取り調べを乗り切るアドバイスをお伝えすることができます。不起訴を目指す弁護活動もおこなっていきます。
関連記事
・刑事事件で警察に呼び出されたらどうする?起訴が決まるまでの流れを解説
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公然わいせつ罪の逮捕で、弁護士をつけるメリット
公然わいせつの弁護活動とは?
公然わいせつで逮捕されてしまったとお悩みの方は、弁護士に今すぐご相談ください。
でも、弁護士に依頼したら具体的にどのような活動をしてくれるのでしょうか。
状況 | 弁護活動の例 |
---|---|
逮捕された | 勾留されないよう釈放を目指す |
勾留された | 起訴されないよう不起訴を狙う |
起訴された | 刑事裁判に向けた準備をおこなう |
弁護士がおこなう弁護活動についてポイントを解説していきます。
公然わいせつの逮捕後、早期釈放
公然わいせつ事件は、警察に逮捕される可能性があります。
逮捕されたら目指すべきは、「勾留されないこと」がポイントとなります。
公然わいせつ事件で逮捕されると、「被疑者」と呼ばれることになります。
被疑者は、警察署内の留置場に入れられて、警察・検察から取り調べなどをうけることになります。
勾留請求される割合
検察に勾留請求される割合は約79.5%(平成29年 犯罪白書) と高くなっています。
勾留請求された後の流れ

勾留の要件
すべての事件で勾留請求される可能性があるわけではありませんし、勾留の要件が満たさたときにはじめて「勾留」されることになります。
勾留される要件は、「勾留されないポイント」とも言い換えることができるでしょう。
弁護士は、早期釈放に向けて勾留されないよう主張します。
具体的には、次のような事項です。
- 証拠隠滅のおそれがない
- 逃亡するおそれがない
このような点を検察官・裁判官に主張するために、意見書を提出します。
被疑者が勾留されないよう、弁護士は次のような点についても主張します。
- 深く反省していること
- 身元引受人がいること
このような点もあわせて積極的に主張していきます。
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公然わいせつの不起訴・前科の回避
不起訴の効果
公然わいせつ事件で勾留されたら弁護士は、「起訴されないこと」を目指します。
不起訴なら、すぐさま釈放されます。
不起訴であれば、刑事裁判がひらかれることなく事件終了となるので、有罪判決がでて前科がつくこともありません。つまり、不起訴であれば前科を回避することができます。
公然わいせつの起訴率/不起訴率
公然わいせつ事件(わいせつ文書頒布等をふくむ)での起訴率は、約61.6%(平成29年 検察統計調査)となっています。
公然わいせつ事件で不起訴になるのは、全体の約4割もあるということが分かります。
どのような事件であれば、不起訴になる可能性があるのでしょうか。
公然わいせつ事件では、以下のような場合、不起訴(≒起訴猶予)になる可能性があるでしょう。
- 初犯であること
- 反省していること
不起訴になれば、その事件は終了となります。
不起訴を目指す弁護活動
実際に公然わいせつ事件で不起訴を目指すには、どのような弁護活動をしてもらえばよいのでしょうか。
初犯であったり、反省を示す事情がある場合でも、それだけで不起訴になるとは限りません。
起訴猶予による不起訴処分を目指すには、以下のような事情も主張しておく必要もあるでしょう。
- 事件の内容が悪質ではなかったこと
- 被害者(目撃者)との「示談」が成立していること
- 被害者(目撃者)から「許し」をもらっていること
弁護士は検察官に対して、上記のようなことを積極的に主張していき、検察官が不起訴を決定するよう働きかける弁護活動をおこないます。
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公然わいせつの起訴後、裁判に備える
公然わいせつ事件をはじめとした刑事事件で起訴されたら、刑事裁判にむけて準備します。
起訴されると、有罪が言い渡される可能性が高くなります。
もしも、公然わいせつ罪で有罪となれば、「6月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留若しくは科料」という刑罰に処せられる可能性があります。
公然わいせつの刑罰
6月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留若しくは科料
公然わいせつ罪の初犯は、ケースによっては起訴されずに不起訴で終了されることもありますが、刑事裁判になることもあります。
起訴されるようなケースは、犯行態様が悪質であったと判断された場合になります。
初犯の場合、次のような刑罰を受ける可能性が高いです。
公然わいせつ事件の初犯
- 罰金
- 拘留
- 科料
また、過去に同じように公然わいせつ事件を繰り返すなどして「再犯」を起こしたというケースもあります。
そのようなケースでは、前回言い渡された刑罰よりも重い刑罰となる可能性が高くなります。
その場合、執行猶予つき判決になる可能性があります。
公然わいせつ事件の再犯
執行猶予付きの懲役
弁護士は、刑事裁判にそなえて、どのような弁護活動をおこなうのでしょうか。
起訴されるケースは、悪質であると判断されたケースといえます。そのため、弁護士は、事件の悪質性を軽減するような弁護活動をおこないます。
たとえば、公然わいせつの逮捕事件の場合、目撃者の方との示談に取り組む弁護活動をすることが多いでしょう。
弁護士は、示談によって被害者へ謝罪し、賠償を尽くせるようにサポートします。
示談を通して被害者におこなった対応は、反省の意思を表すことができるので、事件の悪質性が一定程度緩和される効果が期待できるでしょう。
つまり、示談に取り組むことは、量刑の判断にも影響を与える可能性があるということです。
注意点
公然わいせつ事件における示談では、1つ注意点があります。
通常、示談は被害者とおこなうものです。
ですが、公然わいせつ事件の場合は、厳密にいうと被害者がいません。
というのも、公然わいせつ罪での保護法益は「健全な性秩序・性的風俗」という社会的法益です。つまり、公然わいせつ罪は、公然わいせつ事件の目撃者を保護するためのものではありません。
そのため、目撃者は、公然わいせつ事件の被害者とは言えないのです。
示談にとりくむことが不起訴や刑罰の軽減につながるのは、根本に「被害の回復」という視点があるからです。
このような視点からすると、公然わいせつ事件で目撃者との示談が成立しても、わいせつな行為で侵害した保護法益は完全には回復されないので、ほかの事件とは示談の性質が異なるという点については、注意が必要です。
だからといって、何もしないよりは、示談によって手を尽くそうとする姿勢が評価される可能性もあります。実際に、目撃者との示談が功を奏している事案もあります。
可能な限り精一杯の対応ができるよう、弁護士はサポートしてくれるので、一緒に事件の解決に向けて準備を整えて行きましょう。
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・示談と不起訴┃示談不成立なら不起訴にならない?刑事事件の疑問集
公然わいせつの逮捕の不安は弁護士相談?
弁護士相談のタイミングはいま?
「夫が公然わいせつで逮捕された…。」
「息子が公然わいせつで現行犯逮捕された!」
このようなお悩みをお持ちの方はいませんか?
是非アトム法律事務所の無料相談をご利用ください。
逮捕された後はすぐに公然わいせつ事件の取調べが始まります。
取調べに対するアドバイスを受けるには、早期の弁護士接見が必要です。
ご家族が逮捕されている場合は、早期に弁護士を派遣してあげてください。
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アトム法律事務所弁護士の無料相談をうけるには?
公然わいせつ事件についてアトム法律事務所の弁護士相談を受けるには、以下の窓口までお電話ください。
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監修者
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