5ch(5ちゃんねる)で誹謗中傷された方へ|投稿やスレッドの削除依頼方法 | アトム法律事務所弁護士法人
0120-380-911
全国24時間いつでも無料相談

5ch(5ちゃんねる)で誹謗中傷された方へ|投稿やスレッドの削除依頼方法

更新日:

岡野武志

監修者:アトム法律事務所 代表弁護士
岡野武志

掲示板サイトの削除依頼5ちゃんねる編

この記事でわかること

  • 5chの書き込みの削除依頼について
  • 5chの書き込みを法的手段で削除する方法
  • 5chの削除依頼を弁護士に相談すべき理由

※自身で投稿した書き込みや、自身で立ち上げたスレッドは対象外です。

5chの削除依頼1 書き込みを削除依頼する

①書き込みの削除依頼は自分でできる?|削除ガイドラインを必ず確認

5chの書き込みの削除依頼は自分で行うことが可能です。5chには独自の削除依頼ルールがあり、削除対象となる書き込みや書き込みの削除依頼方法が決められています。削除依頼する前に、「いろいろな決まり」ページに必ず目を通すようにしましょう。

5chの書き込みは、「削除人(削除屋)」と呼ばれるボランティアにより削除の可否が判断されます。書き込み内容がいくら悪質であっても、その投稿と無関係な削除人に対して汚い言葉づかいで依頼したり、ルールから逸れた依頼をすると対応されません。

②書き込みの削除依頼の方法(公開スレッドとメール)

5chの削除依頼は、公開されたスレッドに書き込む方法と運営側にメールを送る方法の2つが用意されています。前者は2chと同じ方式で、削除依頼の内容が公開されることを念頭に実施する必要があります。メールでの削除依頼の場合は、法的な問題点の指摘が求められます。また、削除を主張する権利を有する者からの削除依頼かを確かめるため、身分確認書類の提出が求められます。

③書き込み削除の基準とルール

削除対象となるのは、個人の権利侵害となる書き込みです。具体的には以下の通りです。

  • 「個人名・住所・所属」
  • 「電話番号」
  • 「メールアドレス」
  • 「誹謗中傷」
  • 「私生活情報」
  • 「差別・蔑視」

5chは「削除ガイドライン」で、個人を「一群」「二類」「三種」と分類しています。個人であっても、政治家や芸能人、掲示板の趣旨に関係する職業で責任問題の発生する人物などは、公益性を理由に権利侵害に該当する書き込みであっても削除されない場合があります。

5ちゃんねるの削除依頼については、以下のページでも解説していますので参考にしていただければと思います。

【5ちゃんねる】過去の逮捕記事を削除したい方へ|弁護士の要点解説

5chの書き込みやスレッドを「法的手段」で削除する方法

裁判所に削除の仮処分を申し立てる

権利侵害にあたる書き込みやスレッドが5ch側で削除されない場合、法的手段を使った削除を検討することになります。裁判所に削除の仮処分を申し立て、5chを運営している「Loki Technology Inc.」に対し、削除命令を出すよう求めることができます。

仮処分を申し立てるには、5chの書き込みやスレッドにより次の2要件が満たされている必要があります。

  1. 申立人の権利が違法に侵害されていること
  2. 早急に解消することが必要であること

申立人は裁判官と面談を行い、裁判官によって申し立て内容が要件を満たすか判断されます。

発信者情報開示請求で投稿者を特定する|IPアドレス、契約者情報の開示請求

発信者が特定できない匿名掲示板であっても、法的手段を用いて発信者を特定することが可能です。条件が揃えば「発信者情報開示請求」という法的な手続きで、掲示板運営会社とインターネット回線業者に、それぞれ接続情報と個人情報の開示請求を行うことができます。

発信者情報開示請求は、まずサイト運営会社Loki Technology Inc.(ロキテクノロジー社)を相手方とします。Loki Technology Inc.はフィリピンに拠点を置く法人です。接続情報開示請求は外国企業への仮処分手続きとなるため、東京地方裁判所に対し行うことになります。IPアドレスなどの接続情報が開示されると、今度はインターネットプロバイダに対し契約者情報の開示を求めます。

発信者情報開示請求については、以下のページでも解説していますので参考にしていただければと思います。

誹謗中傷の投稿者を特定する「発信者情報開示請求」を弁護士が解説

発信者情報開示請求の条件とは?

次の2つの場合に、開示請求をすることができます。

1号

「侵害情報の流通によって当該開示の請求をする者の権利が侵害されたことが明らかであるとき。」

つまり、ネットに書き込みをされたことで、権利侵害を受けたことが明らかである場合です。

2号

「当該発信者情報が当該開示の請求をする者の損害賠償請求権の行使のために必要である場合その他発信者情報の開示を受けるべき正当な理由があるとき。」

つまり、悪質な書き込みをした者に対して、被害者が損害賠償請求をしたり、刑事告訴をする場合です。

また、問題の投稿からあまり時間がたっていないことも必要な条件になります。一般的に、発信者のログ情報は3か月程度しか保存されていませんので、問題の投稿から時間が経過してしまうと、開示請求が難しくなります。

投稿者に対する責任追及の仕方(損害賠償請求・刑事告訴)

5chの発信者(加害者)の特定ができたら、民事と刑事の両面で、発信者へ責任追及することが考えられます。民事事件としては、不法行為に基づく損害賠償請求が考えられるでしょう。また、必ずしも裁判で争う必要はなく、裁判外の和解により解決を図ることもあります。

刑事事件として責任追及をする場合は、警察に被害届(告訴状)を提出することになります。実際に被害届が受理されれば、警察の捜査が開始されることになります。名誉毀損事件など、警察に動いてもらった方が根本的な解決につながる場合もあります。

刑事事件の可能性がある投稿例

  • 名指しで「前科がある」「犯罪者」などと投稿
  • 「殺すぞ」「家を燃やすぞ」など脅迫的な投稿
  • 「バカ」「ブス」などの侮辱的な投稿 など

民事事件の可能性がある投稿例

  • 個人情報を晒す投稿(電話番号、住所など)
  • 無許可で顔写真を投稿
  • 名誉権を害する投稿 など

5chの削除依頼を弁護士に相談する理由

匿名投稿で誹謗中傷を受けたり個人情報が暴露された場合、すぐに削除依頼をする必要があります。自分で対応することもできますが、インターネットの仕組みや掲示板の特徴に熟知しているほうが正確かつ迅速な対応ができます。法的な判断が求められる場面もありますので、お困りの方はネットに詳しい弁護士までご相談ください。

仮処分の申し立てや裁判といった法的手段には、法律の専門知識が必要となります。弁護士に依頼することで、投稿者に対して具体的な責任追及の方法を検討することもできます。投稿者の書き込みやスレ立てにより、権利侵害が生じた場合、まずは弁護士に相談して対応策を検討することをおすすめします。

まとめ

自分で5chの削除依頼をはかっても、削除ルールの複雑さや削除理由が不正確であるため、なかなか削除の主張が通りにくいことがあります。ネットに強い弁護士に相談することで、スムーズでスピーディーなトラブル解決に繋がります。5chの削除でお困りの方は、ネットトラブルに詳しいアトム法律事務所までお問い合わせください。

岡野武志

監修者


アトム法律事務所

代表弁護士岡野武志

詳しくはこちら

高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」「ネット削除依頼」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了

英語:TOEIC925点