ブログの削除依頼|誹謗中傷記事の削除方法を弁護士が解説 | アトム法律事務所弁護士法人

ブログの削除依頼|誹謗中傷記事の削除方法を弁護士が解説

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岡野武志

監修者:アトム法律事務所 代表弁護士
岡野武志

弁護士が解説|ブログの削除依頼|記事の削除方法

ブログの誹謗中傷・風評被害の対処法

ブログで誹謗中傷された場合の対処法|悪質記事

ブログで悪質な誹謗中傷の書き込みがされた場合、「プロバイダ責任制限法」に基づいて、送信防止措置(削除)をプロバイダ側に依頼することが出来ます。ブログの管理者は「コンテンツプロバイダ」とも呼ばれており、これに対し送信防止措置(削除)を依頼することができます。もし、ネット上で誹謗中傷を受けた場合、以下の4つの対処法を考えてみましょう。

  1. ブログ管理人(アカウント主)に投稿の削除を依頼する
  2. ブログメディアの運営会社に削除依頼する
  3. 送信防止措置ガイドラインに則った削除依頼をする
  4. 弁護士へ依頼する(削除依頼の代理・仮処分・訴訟)

ブログ管理人に直接コンタクトをとり削除依頼をする方法は、場合によっては炎上を招くことも考えられるため慎重な判断が必要です。またガイドラインによる送信防止措置依頼は、所定の書式で依頼書を作成し、プロバイダに郵送または電子データを提出することになります。あらかじめ弁護士に相談しておくと、自分で削除依頼をするときでも適切なアプローチを選択することができます。

ブログのコメント欄で誹謗中傷された場合の対処法

ブログの記事本文内で誹謗中傷を受けるケースの他に、コメント欄で誹謗中傷されるケースもあります。ブログのコメント欄で誹謗中傷された場合は、以下の3つの対処法を考えましょう。

  1. 管理者権限で誹謗中傷コメントを削除する
  2. コメントを承認制にする
  3. コメントができないよう設定する

ブログのほとんどは、管理者側でコメントが削除できるようになっています。悪質なコメントがあれば、なるべく早めに削除しましょう。また、コメントの書き込みを承認制にすることで、悪質なコメント公開を防ぐことが出来ます。コメントの承認が選べない場合は、コメントが出来ないように設定しておくこともおすすめです。

ブログごとの削除依頼・対策方法①

【ライブドアブログ】送信防止措置による削除依頼

ライブドアブログでは、プライバシー権や名誉毀損などの権利の侵害が認められた場合、本人またはその代理人の報告があれば、プロバイダ責任制限法に基づいて、運営側に「送信防止措置」による削除を求めることができます。

ライブドアブログの投稿を運営側に削除依頼するには、ヘルプページにある「お問い合わせフォーム」または「書類送付」から申し込むことが出来ます。削除依頼をすると、まず意見照会が行われて依頼内容がブログ管理人に通知されます。意見照会の結果を踏まえ、削除するかが決められます。ライブドアブログの記事を削除する方法はこちらの記事が参考になります。

【アメーバブログ】権利者向け窓口からの削除依頼

アメーバブログ(アメブロ)は、株式会社サイバーエージェントが運営しているブログサービスです。人気・知名度が高いブログであり、利用規約で禁止事項がしっかりと定められています。もしアメブロで誹謗中傷などの権利侵害が行われた場合には、以下の方法で削除依頼をすることが出来ます。

  1. 権利者向け窓口」(アメブロ会員のみ)
  2. 送信防止措置の申出」(郵送による削除依頼)
  3. 利用規約の違反報告」(違反ブログの通報)(非アメブロ会員でも可)

【FC2ブログ】ウェブフォームからの削除依頼

FC2ブログは、アメリカ合衆国に運営会社があるブログサービスです。誹謗中傷などの権利侵害があった場合は、日本語で「ウェブフォーム」から違反報告することができます。権利侵害に対する報告窓口は、主に以下の3つに分けられています。

  1. 不適切サイト報告・異議申し立てフォーム(著作権侵害を除く)
  2. 著作権侵害に関する申し立て
  3. 法的機関専用 お問い合わせフォーム

権利侵害の理由は法的根拠にもとづいて記載する必要があります。記入内容に不安がある場合が、事前に弁護士相談を受けておくことをおすすめします。

ブログごとの削除依頼・対策方法②

【はてなブログ】情報削除ガイドラインに基づく削除依頼

はてなブログでは、株式会社はてなが運営しているブログサービスです。検索エンジンの上位に表示されやすく、TwitterなどのSNSとの連携機能も充実しています。こうした外部連携機能は拡散性を後押しするため、誹謗中傷記事が投稿された場合は、早めに削除依頼することが重要です。はてなブログでは「情報削除ガイドライン」に基づいた送信防止措置(削除)が定められています。

削除依頼はこれらの3つの方法で、はてな本社に申請することができます。詳しい流れと必要書類は、公式ヘルプページに記載されています。

  • 文書による送付
  • メールによる送付
  • FAXによる送付

【gooブログ】お問い合わせフォームからの削除依頼

gooブログでは「gooブログサービス利用規約」が定められており、この利用規約に違反した記事が投稿された場合、サイト管理者に承諾を得ることなくブログ情報を非表示・削除されるようになっています。gooブログの削除依頼は「お問い合わせフォーム」から以下の手順で申請することができます。

  1. 「gooブログ」トップページの一番下にある「ヘルプ」を選択
  2. 「お問い合わせ」内の「一般的なお問い合わせ」で「お問い合わせ (各サービス)」を選択
  3. 「各サービスに関するお問い合わせ」から「は行」の「ブログ」を選択
  4. 「お問い合わせ種別」を「権利侵害」に選択して、必要事項を記入後に送信

なお、記入の際には「ブログ名」「記事タイトル(URL)」「問題となっている文章」「gooブログの利用規約内でどれに違反したか」などを具体的に記載しましょう。

【note】誹謗中傷するユーザーを運営側に報告する

自分のノウハウや経験を記事として有料販売もできる「note」。テキストの記事以外に「画像」「音声」「動画」も投稿できるため、人気の高いプラットフォームとして最近注目を浴びています。noteでは、「note総則規約」の禁止事項にある通り、誹謗中傷を含む他人への権利侵害行為が禁止されています。

note上に規約違反の投稿が見られた場合、「違反報告」より運営側に報告しましょう。この「違反報告」はnoteのアカウントを持っているユーザーのみが利用できます。アカウントを持っていない人は、あらかじめ登録しておきましょう。noteの違反報告の流れは以下になります。

  1. noteアカウントにログインする
  2. 違反報告をするnoteユーザーのトップページにある三点リーダ [ ••• ] をクリックする
  3. 「ポルノ・暴力」、「著作権違反」、「誹謗中傷」、「スパム」、「その他」のいずれかを選び送信する

これでうまくいかなかった場合は、ガイドラインに基づく送信防止措置依頼をおこないます。

弁護士に相談|誹謗中傷や悪質な記事が削除できない場合

削除請求は、自分で行うにも、労力と時間がかかります。「ブログの削除依頼で時間を取られたくない・・・」そんな場合は弁護士に削除依頼を任せることをおすすめします。弁護士に悪質な記事を削除依頼するメリットとして、以下の3つがあります。

  1. 弁護士名義で投稿者・運営者に削除依頼してもらえる
  2. ブログ運営側に送信防止措置依頼書を送ってもらえる
  3. 仮処分による削除対応も検討できる

弁護士が介入することで、投稿者や運営側に権利侵害の重大さを伝えることができます。また、面倒な手続きを任せられるというのも、大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

自分のブログのコメントで誹謗中傷をうけた場合、ほとんどのブログは管理者側でコメントの削除が可能です。悪質なコメントに対しては返信せずに削除する、もしくはあらかじめコメントを承認制か非公開にしておきましょう。

ブログで誹謗中傷された場合、投稿者が削除に応じなくても、運営側に通報することで削除してもらえることもあります。しかし、どの箇所がどの規約の文言に違反しているかなどを運営側に説明する必要があります。「自分でブログ記事の削除依頼をしたけれども、対応してもらえなかった」とお困りの方は、弁護士に相談してみましょう。

アトム法律事務所では、ブログやコメントによる誹謗中傷、風評被害のお悩みをより早く解決できるように、ご相談の予約を24時間受付中です。早期解決のご提案や、今後のやりとりについてもご検討いただけます。お電話とメールで無料相談ができますので、お気軽にお問合せください。

岡野武志

監修者


アトム法律事務所

代表弁護士岡野武志

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高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。現在は「刑事事件」「交通事故」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了

英語:TOEIC925点