爆サイの誹謗中傷|よくある質問まとめ

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爆サイで誹謗中傷

Q 爆サイで誹謗中傷されました。削除はできますか?

A 削除できる場合があります。

爆サイに投稿された内容が利用規約の禁止事項で定められた内容に該当する場合、削除措置が取られる可能性があります。

社会的信用やプライバシーなど人の権利を侵害する行為は禁止事項の1つです。たとえば、誹謗中傷の投稿がAさんのプライバシーを侵害するものだとして削除依頼をするならば、投稿内容は誰が見てもAさんに対するものだと分かる必要があります。

また、その情報はAさん自身がネットに公開していない(公開する許可を与えていない)ものでなければいけません。削除依頼できるかは、爆サイの利用規約に照らし個別に判断することになります。

爆サイの誹謗中傷対応については、下記の特集記事で詳しく取り扱っていますので、ぜひご覧ください。

Q 爆サイで誹謗中傷をする投稿者を特定したいです。方法はありますか?

A できる場合とできない場合があります。

一定の要件を満たせば、投稿者を特定することができます。

まず、前提として特定個人に対する権利侵害の存在が必要になります。誹謗中傷の内容が違法といえるレベルのものでも、それが誰に向けられたものかが明らかでなければ、手続を進めることができません。

書き込みをした投稿者(発信者)を特定する手続きを「発信者情報開示請求」といいます。要件を満たす場合には、コンテンツプロバイダとインターネットプロバイダに対して発信者情報を開示してもらう働きかけを行うことが可能です。

なお、コンテンツプロバイダに残された接続情報(IPアドレスなどのログ)は、通常3ヶ月程度といわれており、時間が経過しないうちに民事事件を扱う法律事務所に相談することが大切です。

爆サイに誹謗中傷の書き込みがなされ、書き込んだ人物を特定したいと考えている方は、関連記事『爆サイの書き込み特定と開示請求の方法!どんな訴えができる?慰謝料はいくら?』を参考にしてみてください。開示請求の方法や流れを説明しています。

Q 爆サイでの誹謗中傷、自分で削除依頼を出すことはできますか?

A できます。

爆サイは、自分で削除依頼を出すことができるサイトです。サイトに設置された削除依頼用のフォームに必要事項を書き込み、削除人に判断を仰ぎます。

削除依頼で大切なことは、感情的・主観的な表現は避け、法律上の根拠を示して削除を求めることです。単に「困っている。すぐ消してほしい」など抽象的な文面も避けた方がよいでしょう。

削除依頼したい投稿の権利侵害を自身で説明することが難しい場合には、弁護士に任せることもご検討ください。

Q 爆サイの誹謗中傷を警察に相談することはできますか?

A 警察に相談すべきケースがあります。

特定の個人に対する殺害予告や爆破予告など、身体的危害を加える意図が表明されている投稿は、すぐに警察に相談することをおすすめします。

緊急性がある場合には、身の安全を確保するためにもまずは最寄りの警察署に電話し相談したいことをお伝えください。問題となるスレッドのURLと、書き込まれた投稿の内容・レス番号が分かるように印刷し、証拠として持参しましょう。

Q 爆サイの誹謗中傷を削除したいです。弁護士費用はいくらかかりますか?

A 法律事務所の料金体系により異なります。

爆サイの削除依頼で必要となる弁護士費用については、具体的な事情に応じて変動します。削除の難易度や削除依頼したい投稿の数によって、費用には幅があります。

各法律事務所のサイトに掲載されている弁護士費用ページを参考目安にして検討されるとよいでしょう。着手金と報酬金の両方が必要になる場合もあれば、着手金不要で成功時の報酬金のみ必要な場合もあります。

岡野武志弁護士

監修者


アトム法律事務所

代表弁護士岡野武志

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高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了

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