Googleサジェストの消し方|サジェスト汚染はどう対策する? | アトム法律事務所弁護士法人

Googleサジェストの消し方|サジェスト汚染はどう対策する?

更新日:

岡野武志

監修者:アトム法律事務所 代表弁護士
岡野武志

この記事でわかること

  • Googleサジェストの仕組み
  • Googleサジェスト汚染への対策
  • Googleサジェストを削除したい場合はまず弁護士に相談を

検索結果に「サジェスト」(検索候補)が表示される仕組みとは?

サジェストとは?オートコンプリートの仕組みを解説

Googleなどの検索サービスを利用する際、検索窓にキーワードを入れると、下に候補となるキーワードが自動で表示されます。この2語目、3語目のキーワードを「サジェスト」といいます。Googleなどの検索サービスがユーザーに提案しているキーワードになります。

「Google検索予測の仕組み」によると、以下の項目などをサジェストキーワードのベースにしているとされています。

  • 入力した検索キーワード
  • 過去に行った関連する検索
  • 他のユーザーが検索しているキーワード

検索候補は、人為的な操作ではなく、検索アルゴリズムによって自動生成されています。他のユーザーが過去にそのキーワードを検索した頻度や、ウェブ上の様々な情報を反映するように設計されているとのことです。

また、Googleのサジェストは「オートコンプリート」と呼ばれています。削除の対象となるものは「オートコンプリートポリシー」に記載があります。削除申請の前にポリシーの内容をよく読み、対象のサジェストが削除対象になるのかどうか確認するようにしましょう。

削除対象

  • 暴力的または残虐な内容の検索候補
  • 露骨な性的表現、下品な表現、冒とく的な内容を含む検索候補
  • 特定の集団に対して差別的な内容の検索候補
  • 著名人に対する不適切かつ中傷的な検索候補
  • 危険な検索候補

サジェストで懸念される悪影響|ネガティブな印象を与える

特定のキーワードで検索した際に、ネガティブなワードがサジェストとして出てくると、それが事実であるかどうかにかかわらず、検索者に対して悪い印象を与えてしまいます。ワードの組み合わせによっては、個人に対する名誉毀損や誹謗中傷につながることも考えられます。企業の場合は、企業名で検索した際に「ブラック企業」などのネガティブなワードが出てきてしまうと、採用活動に影響が出たり、取引先からの信用が失墜してしまう可能性があります。

サジェストにネガティブなワードが一度出てしまうと、そのネガティブワード含めて検索されやすくなり、長期間検索画面に残り続けてしまう可能性が高いです。発見した場合は、被害が拡大する前に早めに対策を講じることが重要になります。

サジェストを消す前に注目すべき検索結果の表示

ある特定のキーワードに対して、ネガティブなワードを含んだ記事がネット上に存在していると、その内容を踏まえたサジェストワードが検索画面に表示されてしまうことがあります。よって、サジェストだけでなく、検索結果に表示されているサイトの内容も確認する必要があります。

サジェストが一時的に消えても、ネガティブな記事や投稿が残っているとサジェストが復活してくる可能性もあります、また、仮に記事を削除したとしても、サジェストに反映されるには一定の時間がかかることが多いです。

コラム

「関連キーワード」とは、検索結果画面の下部に「他のキーワード」と表示されているキーワードのことを指します(Googleの場合)。関連キーワードはネット上のユーザーの検索行動が参考にされたり、存在する記事に対応するキーワードが自動で算出されて表示されます。

Googleサジェスト汚染|サジェストを削除する方法は?

サジェスト汚染とは?なぜ汚染される?

サジェスト汚染とは、特定のキーワードを検索した際に表示されるサジェストが、ネガティブな印象を与えるワードで汚染されてしまうことを指します。サジェストは検索する人の意図が自動で予測され表示されます。検索ワードを入力しただけでサジェストが表示されるため、ユーザーに強い印象を与えます。

逮捕報道や芸能人の不倫など、世間の注目を集めやすい事件が発生すると、多くの方がネガティブなワードとあわせて検索します。また、誹謗中傷する記事などが大量に作成されてしまい、結果サジェストが汚染されてしまいます。サジェストで表示されるキーワードはクリックされやすい特徴があります。

その結果、ネガティブなワードとあわせて検索され続ける→検索数が多いため、結果ネガティブなサジェストが残り続けるというループに陥り、長期間悪影響を受ける可能性が高くなります。

Googleサジェストを消す方法①Googleに法的に請求する方法

Googleに法的な削除請求をする場合は、Google公式サイト内にある「法律に基づく削除に関する問題を報告する」フォームから申請する必要があります。申請の際は以下の情報の入力が必要になります。

  • 居住国
  • 氏名
  • メールアドレス

削除したいサジェストに関しての詳細は、フォーム内の「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の部分に、以下の情報を入力する必要があります。

  • コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
  • 検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの予測キーワード
  • 権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国・その検索候補が違法となる理由

検索画面のスクリーンショットの添付や、デジタル署名も必要になります。

Googleサジェストを消す方法②問題の記事を消す方法

ネガティブなワードが含まれている記事を削除することで、サジェストの浄化を狙う方法もあります。問題の記事が削除できれば、汚染の元を断つことができるので根本解決につながります。

ネット上の記事の削除には、大きく分けて2つの方法があります。

  • 投稿者(発信者)に連絡できる場合 ⇒ サイト管理者に直接コンタクトをとり削除依頼する
  • 投稿者(発信者)に連絡できない場合 ⇒ 送信防止措置依頼書をサイトの管理者やプロバイダに提出する

どちらも自分で行うことができます。ただ、どのような権利が侵害されているのか、法的に主張できることをまとめるためには、専門家のサポートを得て行う方がスムーズです。ネットに詳しい専門家に被害状況を確認してもらい、削除依頼のアプローチ方法を検討するところから始めるとよいでしょう。

Google上の記事の削除については、以下の記事でも紹介していますので、参考にしていただければと思います。

Google検索から個人情報を削除する方法|自分の名前や写真を表示させないためには?

Googleサジェストを消す方法③検索画面(不適切な検索結果の報告)から申請する

検索窓の下に出てくるサジェスト一覧の右下にある「不適切な検索候補の報告」から問題のサジェストを通報することも可能です。問題のあるサジェストにチェックを入れ、どういった点で不適切なのかを選び申請します。

こちらの方法は、他の方法に比べると手軽に行えますが、申請に対しての回答はされないため、実効性の点で弱いといえます。法的問題を指摘して申請する方法をおすすめします(上記①)。

コラム①Yahooサジェストを消す方法

Yahooの場合は、公式サイトの「関連検索ワードに関する情報提供フォーム」から削除申請をすることができます。申請すれば必ず削除されるというものではありませんが、誰でも申請することができるため、気になるサジェストがある場合には積極的に試してみましょう。

参考: 「関連検索ワード」とは-Yahoo!検索ヘルプ

コラム②Microsoft Bingのサジェストを消す方法

日本国内では、検索エンジンというとGoogleとYahoo!がよく使われています。その他にも、検索エンジンにはMicrosoftが提供するBing検索もあります。Bingでのサジェストを削除するためには、Bingに関する問題を報告から、「もう1つの問題があります」を選択し、Bing検索結果に関する問題を報告するフォームを利用します。具体的に、どのような現象が起きていて、なぜ問題であるかを説明し、サジェスト削除を申請します。

Googleサジェスト汚染の対策方法|おすすめは弁護士への依頼

サジェストが法的に問題であると主張する

Googleに対し法的に削除申請する場合は、問題のサジェストが違法であるということを明確にする必要があります。ただ、どういった権利が侵害されているかの判断や、法的に間違いのない文章を作成することはなかなか難しいと思います。申請する際は、弁護士等専門家のサポートを得て行うことをお勧めします。

法的に問題のある記事への対応ができる

問題がある記事を削除依頼する場合も、法律に基づいた依頼が必要になります。法律の知識が必要不可欠なので、削除依頼は弁護士に相談することをお勧めします。

法律の専門家である弁護士に問題の記事を確認してもらい、どのような主張ができるかを検討してもらうとよいでしょう。自分では違法だと思っていても、その主張が難しいケースもあります。法律の専門家に見てもらうことで、記事の削除見込み等を正確に分析し、効果的な対応を取ることができます。

Googleサジェストの削除・対策方法については、こちらの記事でも解説をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:Googleサジェストの消し方|サジェスト汚染はどう対策する?

まとめ

Googleサジェストは、検索を助けてくれる便利な機能である一方、時にはネガティブな影響を与えてしまうことがあります。問題のサジェストを見つけたら放置せず、すぐに対策し被害の拡大をおさえましょう。削除依頼には法的知識も必要なため、まず弁護士への相談がおすすめです。無料の相談窓口を設置している法律事務所もありますので、まずは無料相談で情報を収集してください。

岡野武志

監修者


アトム法律事務所

代表弁護士岡野武志

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高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。現在は「刑事事件」「交通事故」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。

保有資格

士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士

学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了

英語:TOEIC925点