Yahoo!の削除依頼|検索結果・ニュース・知恵袋を削除したい方必見
この記事でわかること
- Yahoo!ニュース、Yahoo!知恵袋などに書かれた個人情報や誹謗中傷の削除依頼方法
- Yahoo!サジェストのネガティブな情報を削除する方法
Yahoo!は、日本国内においてGoogleに並び多くのユーザーが利用する検索エンジンサイトです。質問交流サイト「Yahoo!知恵袋」をはじめ、様々なコンテンツサービスを展開していることでも有名です。
しかし、Yahoo!サービスに関連して、誹謗中傷や個人情報の流出といったトラブルも多く、削除依頼のお問い合わせも絶えません。
ここでは、Yahoo!コンテンツ別に削除依頼の方法を解説します。
目次
Yahoo!ニュースの記事を削除依頼する方法
Yahoo!ニュースの記事は、出稿元となる報道機関に対し、削除依頼を行うことになります。報道機関のサイトなどで問い合わせ先を確認しましょう。
削除依頼は、記事に書かれた本人と、その本人から依頼を受けた弁護士のみが行うことができます。
弁護士ではない第三者(業者など)が報酬を得て、本人の代わりに削除依頼することは弁護士法違反となることがあるため、注意が必要です。削除依頼を行う際は、自分自身で行うか、弁護士に依頼するかの二択であると覚えておきましょう。
Yahoo!ニュースなどのニュースサイトに逮捕記事が出て削除をしたい場合には、関連記事『ニュース記事の削除方法|逮捕記事を消すには?』もおすすめです。
Yahoo!知恵袋の誹謗中傷を削除依頼する方法
Yahoo!知恵袋で誹謗中傷を受けた場合、知恵袋のサービスを提供している「Yahoo!」側に通報を行います。 知恵袋での質問・回答にはそれぞれ「違反報告」ボタンがついていますので、活用しましょう。通報にはYahooIDの登録番号が必要ですので、先にYahooID登録手続きを済ませておくようにしてください。
Yahoo!知恵袋では「匿名で投稿ができる」ことが特徴の一つです。そのため、著名人を始め企業や個人に対しても誹謗中傷が行われるケースがあります。
事実と異なる内容が投稿されたり人の名誉を傷つける内容の書き込みが行われ、風評被害を被る人も少なくありません。自分に対する誹謗中傷を発見した際には、ネットに詳しい法律事務所への早めの相談をおすすめします。
Yahoo!知恵袋の削除方法については、『Yahoo!知恵袋に逮捕記事が書き込まれた場合の対処法・削除方法』でも紹介していますので、参考になさってください。
Yahoo!オークションの評価欄にある個人情報を削除する方法
Yahoo!オークションのヘルプページに設置されている「個人情報削除・非公開依頼フォーム」から削除依頼を申し込む必要があります。「依頼詳細」の欄には削除依頼を求める理由を整理して入力しましょう。
Yahoo!オークション(いわゆるヤフオク)評価欄に個人情報を書き込まれた場合、書き込んだ本人も削除や編集ができません。もし誹謗中傷や個人情報に関する書き込みが行われたら、ヤフオク側(運営側)に削除を求めることになります。
ヤフオクでは、主に出品者と落札者との間でのトラブルが多く、取引終了後に自分の「名前」や「住所」といった個人情報が評価欄に書きこまれるケースがあります。
Yahoo!サジェスト汚染を削除する方法
自分の名前などを検索しようとして、サジェスト汚染されている場合には、ヘルプページに設置されている「Yahoo!検索お問い合わせフォーム」から削除依頼を申し込みます。
ネガティブなキーワードと一緒に自分の名前が掲示板やSNSに書きこまれると、入力補助にも名前と一緒にネガティブなキーワードが検索候補として表示されるようになります。この現象がいわゆる「サジェスト汚染」といわれるものです。
Yahoo!には、「Yahoo!サジェスト」と呼ばれるキーワード入力補助機能があります。これは、検索ボックスに調べたい文字の一部を入力するだけで、自動的に関連性の高いキーワードが表示されるものです。
サジェストはキーワードに関するページ数が多かったり、他のユーザーの検索頻度でも変わるため、一時的に話題になったキーワードが反映されやすい傾向にあります。
Yahoo!関連検索ワードを削除する方法
例えば「○○会社」と検索すると、検索結果ページに「○○会社 ブラック」とネガティブワードが一緒に出てきてしまうことがあります。こうなると検索対象の会社イメージが悪くなったり、検索者に偏見を与えてしまうかもしれません。
ヘルプページに設置されている「Yahoo!検索お問い合わせフォーム」からYahoo!関連検索ワードの削除依頼を申し込みましょう。
Yahoo!関連検索ワードは、検索結果ページの最上部や最下部に、入力したキーワードと関連するキーワードが表示されます。キーワード横に虫眼鏡のアイコンがついていることから「Yahoo!虫眼鏡キーワード」ともいわれます。
ここに不名誉なワードが表示されると「過去に何かあったのではないか」などあらぬ疑いをかけられることにもつながるため、なるべく早期に削除依頼を試みましょう。
Yahoo!の検索結果から個人情報を削除する方法
Yahoo!の検索結果で自分の個人情報が書き込まれたサイトを見つけた場合は、サイトの管理者に削除依頼を行います。サイト管理者の連絡先を探すには主に2つの方法があります。
- サイトの管理者側とやり取りが可能な「連絡フォーム」「メールアドレス」などの連絡手段があるか探す
- Whoisなど「ドメイン登録者情報」や「メールアドレス」などがわかるドメイン検索サービスを利用する
ポイント
サイト管理者に直接コンタクトをとることが炎上の火種になることもあります。リスクがあるかどうか、弁護士に依頼したほうがよいケースか、まずは専門家に相談して対応を決めるほうがよいでしょう。
連絡先が無い場合には、プロバイダ側に送信防止措置依頼(ガイドラインに基づく削除依頼)を行うことがあります。
法的対処法について弁護士に相談したいという方は、下記バナーより、ネットに強い弁護士を探す方法について解説した記事をお読みください。
Yahoo!検索結果に残る「キャッシュ」の削除方法・注意点
キャッシュは、サイト管理者側では対応できません。完全に削除するには、Yahoo!側に削除依頼を申請する必要があります。
キャッシュは時間が経過すると自然と消えることもありますが、そのまま残り続けるケースもあります。一日も早く削除したい場合は、積極的に削除依頼を考えてください。
Yahoo!の検索結果に表示されるキャッシュとは、ページの内容が一時的に保存されたデータのことです。キャッシュが残っていると、元の記事が削除されても検索結果にページのタイトルと説明書きが表示されてしまいます。いわば、データの残骸が検索結果に表示されている状態となります。
キャッシュの削除依頼は、Yahoo!ヘルプページに設置されている「Yahoo!検索お問い合わせフォーム」から行います。
お問い合わせフォームの利用にはYahooIDの登録が必要ですので、未登録の方はまずID取得をしておくよう、注意しましょう。
ポイント
- キャッシュは画像検索でも表示されることがあります。顔写真など公開したくない画像がキャッシュとして表示されている場合は、すぐにYahoo側に削除依頼する必要があります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了