離婚後に幸せな人生を手に入れる女性の特徴は?6つのポイントを解説
離婚をしたら、女性は幸せになれるのでしょうか。離婚を決意するに至るまでに様々な辛いことを経験してきたのですから、離婚後は幸せに暮らしたいですよね。
納得して離婚したとしても、離婚後に経済的に苦しくなってしまったり、孤独を感じてしまうこともあるでしょう。
一方で、離婚をして幸せな人生を手に入れた方もたくさんいらっしゃいます。そのためには、いくつか気を付けなければならないポイントがあります。
今回は、離婚後に幸せになる女性の特徴や、離婚して良かったと思うこと、離婚後に抱えている悩みごと、離婚後に幸せな人生を手に入れるための6つのポイントについて解説します。
目次
離婚後に幸せになる女性の特徴は?
経済的に自立している
自分の収入や貯金で生活を成り立たせることができていると、安定した生活を送れるのはもちろんですが、自信や自己肯定感に繋がります。
また、経済的自立は、自分を大切にすることにも繋がります。自分の好きなことにお金を使うことができたり、自分の時間や体力をコントロールできるようになったりすると、自分の人生をより充実させることができます。
周りに頼れる人がいる
自立するぞ!という意気込みで新生活を始めた方にとっても、困ったときに頼れる人が近くにいることは重要です。離婚後の生活に満足している方の多くは、親族や子ども、友人、同僚などと良好な関係を保っています。
子どもと良好な関係を築いている
子どもが離婚に反対していたような場合は、離婚によって子どもとの仲が悪くなってしまうことがあります。そうなると、自分にとっても子どもにとっても幸せな道とは言えません。
また、子どもと疎遠になってしまうと、病気などで困ったときに子どもを頼ることができません。
子どもと良好な関係を築けている方は、離婚後も充実した生活を送っているようです。
生きがいや目標がある
趣味や仕事などのような生きがいや目標を持っている方は、夫と離れたことによって生まれた自由な時間を楽しむことができる上に、社会的にも活躍のチャンスを掴むことができます。
離婚して良かったと思うことは?
夫と暮らすストレスから解放された
離婚の原因の圧倒的1位は「性格の不一致」です。また、身体的・精神的な暴力に悩まされて離婚をした方の割合も高くなっています。こういった相手と暮らすのは辛かったことでしょう。
たとえ離婚をして生活水準が下がっても、夫と暮らさなくていいのなら構わないと考えている方は多いです。また、知らず知らずのうちにストレスが身体的な異常として現れており、離婚をしたら体調がもとに戻ったという方も見かけます。
夫を気にせず趣味を楽しめるようになった
夫がいた時は趣味ができなかったけれど、離婚したことで夫を気にせずに趣味を楽しめるようになったという意見もあります。
お金も時間も自分の好きに使えるようになるのは、大きな魅力ですね。
自分のペースで生活できるようになった
夫の勤務時間や生活リズムに合わせて生活していた方は、自分だけの生活の自由さに驚くようです。
一緒に暮らしている間は、当たり前に相手のペースに合わせていたかもしれませんが、いざ離れてみるとそれが思っていた以上に負担だったと気づくのだそうです。
良い相手と再婚ができた
もちろん子どもの有無や自分の状況にもよりますが、離婚後は自由に恋愛ができるようになります。
2021年の人口動態調査によれば、結婚する夫婦のうち4組に1組は、夫婦のどちらかまたは両方が再婚です。事実婚を選ぶカップルも存在するため、実際はもっと多くの人が新しいパートナーを得ていると考えられます。
元夫よりも素敵な相手を見つけて、幸せを掴んでいる女性がたくさんいらっしゃいます。
離婚後に抱えがちな悩みごとは?
経済的に苦しい
女性が離婚後に経済的に苦境に立たされるケースは多く、経済的な理由で離婚をためらう方もいらっしゃいます。特に、離婚前は主婦だった方や、パート・アルバイトで働いていた方にとっては、すぐに十分な収入を得るのは簡単ではありません。
離婚前から仕事を探しておく、貯金を作っておくなどの備えがあると安心です。
孤独を感じる
自分に酷い態度を取っていた夫でも、いざいなくなってしまうと家の中が静まり返って寂しく感じるかもしれませんし、やはりまだ愛情が残っていると気づくこともあります。
特に、クリスマスやお正月などのイベントの時期などには、家族団らんの風景を見るのが辛いと感じる方もいるようです。
再婚が思い通りにいかない
再婚で幸せを掴む女性も多い一方で、再婚相手が見つからない、再婚しても上手くいかないという悩みを抱えている方も少なくありません。
とはいえ、結婚だけが女性の幸せではないということは、これを読んでいるあなたが一番よく理解しているのではないでしょうか。
子どもに迷惑を掛けている
子どもの年齢が低い時期は、離婚したことで両親の愛情を受けられなくなり、子どもに寂しい思いをさせてしまうかもしれません。環境の変化が子どもに与えるストレスも大きいでしょう。
また、親の年齢が高い時期の離婚となると、今度は金銭面や生活面で子どもを頼ることになってしまいます。
一方で、元から子どもが父親に愛着を持っていない場合や、子ども自身も両親の離婚を望んでいた場合は、子どもへの悪影響は少ないといえるでしょう。
離婚後に幸せな人生を手に入れるための6つのポイント
1.納得できる条件で離婚する
離婚の条件とは、たとえば財産分与や慰謝料、養育費などのお金のことや、どちらが家に住み続けるか、どちらが親権を取るかなどです。
これらを納得するまで話し合ってから離婚をするのが理想ですが、話し合うのが億劫、早く離婚をしたいなどの理由で、十分に話し合わずに離婚を成立させてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、いざ離婚してみると思ったより生活が厳しく、もっとお金を受け取っておくべきだったと後悔することになるかもしれません。そうなると、お金の面でも気持ちの面でも幸せが遠のいてしまいます。
もう夫の顔も見たくないと感じるかもしれませんが、弁護士や離婚調停も活用しつつ、離婚条件に納得ができるまで話し合うのが、離婚後の幸せのカギです。
2.周りに協力者を作る
病気などで困った時や、精神的な支えが必要な時のために、あらかじめ協力者を作っておくと安心です。たとえ頼る機会が訪れなかったとしても、頼れる人がいることは心の余裕に繋がります。
たとえば、親族や友人、同僚などに事情を話して、協力をお願いしておくのが良いでしょう。
また、年齢の低い子どもがいる場合は、いざという時の預け先も探しておきましょう。自治体によっては、ひとり親家庭に対して低価格でベビーシッターやホームヘルパー、一時預かりのサービスを提供しています。
こういったサービスは事前の手続きが必要なため、いざという時がやって来る前に準備しておきましょう。
離婚は大きな精神的苦痛を伴う出来事です。悩み事や心配事を相談できる相手もいると良いですね。家族や友人だけでなく、カウンセラーや医療機関の力を借りるという手もあります。
3.離婚前から経済面と生活面の準備をしておく
離婚によって経済的に苦しくなったり、住む場所や財産を失ってしまう場合もあります。離婚後に幸せな人生をリスタートさせるためには、離婚前からの準備が重要です。
経済面の備えとしては、貯金を作っておくことや、仕事を探すこと、副業を始めることなど、離婚が成立する前から準備できることがたくさんあります。
また、離婚時には配偶者から慰謝料や財産分与などの形でお金を受け取れる可能性があります。こういったお金を最大限受け取るためには、離婚を切り出す前の準備や夫との話し合いの段階で、うまく立ち回る必要があります。
生活面では、離婚後の住居についても、早めに準備を始める必要があります。今の家を出て新たに家を借りる場合、部屋探しから入居までは1〜2か月程度かかってしまいます。
4.趣味を楽しむ
打ち込める趣味を持っていると、生活にも張り合いが出るものです。仲間と切磋琢磨することで、自分自身の成長にも繋がります。
離婚前からの趣味に力を入れるのも良いですし、新しい趣味を探してみるのも良いですね。
5.コミュニティに属する
夫との繋がりがなくなると、誰とも話さない生活に陥る方もいらっしゃいますが、これはあまり健康的ではありません。
仕事や趣味、SNSなど、何かのコミュニティに属することも幸せな人生のポイントです。習い事やボランティアも良いでしょう。
自然と話し相手ができて孤独感を軽減できるだけでなく、新しいパートナーに出会うチャンスになるかもしれません。
6.再婚はしてもしなくても
再婚して幸せに過ごしているという方もたくさんいらっしゃいますが、再婚しなくても幸せという方ももちろんいらっしゃいます。
幸せな人生を手に入れるために大切なのは、再婚するかしないかというより、それを自分の意思で選ぶことなのではないでしょうか。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了