知人に出し子を依頼し、懲役1年4か月になった事例
アトム法律事務所
岡野武志弁護士
暴力団関係者からデビットカードを渡され、現金を引き出すよう依頼されて、知人にその役を任せた。不正作出支払用カード電磁的記録供用および窃盗の事案。
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事件の状況
逮捕
起訴
被害者
勾留
保釈
示談
最終結果
懲役1年4か月
裁判の場で、犯行への関与が薄いことや、報酬を受け取っていないなどについて主張し、求刑の約半分の判決となった。
弁護活動
依頼から
岡野武志弁護士
依頼者は出し子で、起訴された罪名は窃盗等でしたが、量刑判断では、特殊詐欺で考慮されるような事情が検討されます。たとえば、組織内での役割の重要性、報酬の金額、被害額、示談の状況などです。本件は、特に報酬がないことなどの事情もあり、情状弁護を尽くした結果、求刑を下回る判決となりました。
