2025.09.17

肌荒れ・返金問題の事例と対応策|化粧品トラブルに巻き込まれないために

楽しみにしていた新しい化粧品。ところが、使った直後や数日後に肌荒れが起きてしまった…。こうした相談は消費生活センターなどにも多く寄せられており、誰にとっても他人事ではありません。

本記事では、肌トラブルが起きたときの初期対応や返金をめぐる契約トラブル、事前にできる予防策まで、中立的な視点でわかりやすく解説します。

よくある化粧品トラブルの例

よくあるトラブルの事例として、使用後の異常が挙げられます。以下で、その他のトラブルも含めて見ていきましょう。

使用後に肌に異常が出た(発疹・かゆみなど)

もっとも多いのは、使用後に赤み・発疹・かゆみといった異常が出るケースです。

アレルギー反応や成分の刺激が原因の場合が多く、無理に使い続けると悪化するおそれがあります。特に敏感肌の方は注意が必要です。

通販で買った商品が説明と異なる

インターネットで購入した商品が、説明や写真と違っていたというトラブルも目立ちます。

「無香料」と記載されていたのに強い香りがする、実際の内容量が少ない、効果が誇張されていたなど、消費者の期待と現実のズレが生じやすい場面です。

返金・返品を断られたケース

肌に合わなかったので返品・返金を求めたら「開封後は受け付けられません」と断られた、という相談も多く寄せられています。

特に定期購入の場合、解約の条件が厳しく、想定外の費用がかかるケースもあります。

トラブルが起きたときの初期対応

続いて、トラブルが起きた際の初期対応をご紹介します。

まずは使用を中止し、症状を記録

異常を感じたら、すぐに使用をやめましょう。あわせて以下のような記録を残しておくと役立ちます。

  • 商品名・ロット番号
  • 使用開始日・発症した日
  • 症状の写真や経過

メモやスマホの機能を使い、記録を残しましょう。

販売者・メーカーへの連絡時のポイント

販売元へ相談する際は、冷静に事実を伝えるのが大切です。

「いつ・どの商品を・どのように使い・どんな症状が出たのか」を具体的に説明しましょう。メールなら文章を残せるのでおすすめです。

医療機関にかかる場合の注意点

症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。

その際は、実際に使った商品や成分表示を持参するとスムーズです。市販薬で自己判断せず、専門医に相談するのが安全です。

返金・返品を求めるときの基本的な考え方

返金・返品を求めるときは、契約内容を確認することが最も大切です。その他の内容も含め、詳しく解説します。

契約内容の確認(特に「定期購入」)

まずは契約時の規約や特約事項を読み直しましょう。

定期購入の場合、「〇回以上の継続が必要」などの条件が記載されているケースがあります。電話や書面で解約の意思を明確に伝えることが重要です。

クーリングオフが適用されるケースとは?

訪問販売や電話勧誘で契約した場合、法律で定められた期間内なら無条件で解約できる「クーリングオフ制度」が使える場合もあります。

適用条件や期限を確認し、書面や内容証明郵便で手続きを行いましょう。

消費生活センターや弁護士への相談先

販売者と話が進まない場合は、地域の消費生活センターや弁護士など専門家に相談するのも一つの手です。

無料相談窓口もあるため、早めに相談するのがおすすめです。

下記サイトを参考にしてみてください。

日本支援支援センター│法テラス

独立行政法人国民生活センター

事前にトラブルを防ぐには?

続いて、事前にトラブルを防ぐ方法をご紹介します。

成分表示・使用上の注意の確認

購入前に、成分や注意書きを確認することが大切です。

特に、過去にトラブルを起こした成分がないか確認しておくと安心です。

口コミやレビューの活用方法

実際の利用者の口コミやレビューは非常に参考になりますが、すべてを鵜呑みにするのは危険です。

複数の情報を見比べるなどして、総合的に判断しましょう。

信頼できる製品・情報メディアを参考にする

肌質や目的に合った製品を選ぶことも大切です。

たとえば、「コスメ部のコラム」 では、各アイテムの特徴や使用感、口コミが丁寧に紹介されています。

日常的に使う化粧品こそ、信頼できる情報をもとに選びたいものですね。

まとめ

化粧品による肌トラブルや返金トラブルは、誰にでも起こりうる身近な問題です。しかし、適切な対応策を知っておくことで、被害を最小限に抑えることができます。

また、事前に注意点を確認し、信頼できる製品を選ぶことでリスクはぐっと減らせます。

ぜひ信頼できる情報を参考にしながら、自分の肌に合った安全なコスメ選びを心がけてください。