事件の概要
罪名
場所
職業
※法改正前の事件も同種事件として改正後の罪名を記載
事件の状況
逮捕
起訴
被害者
勾留
保釈
示談
最終結果
不起訴
被害者に謝罪と賠償を尽くして示談を締結し、性的嗜好障害の治療も開始した。結果、不起訴処分を獲得。
弁護活動
依頼から
野尻大輔弁護士
本件では、被害者との示談が成立し、通院治療もおこなえば不起訴になる見込みがありました。依頼者には早期に治療に取り組んでもらう一方、弁護士は依頼者の代理人として被害者に対して謝罪と賠償を尽くしました。その結果、示談も成立し、不起訴処分となりました。
お客さまからの声
※担当弁護士と現支部長弁護士は異なる場合があります。
※当時在籍していた弁護士の声を含みます。
治療の勧めがなければ不起訴の道はなかった。
アトム法律事務所~弁護士様 今回アトム法律事務所に依頼するのは二度目で、一度目は私たちの息子に限ってそんなはずはない、何かの間違いであって欲しい、少しでも刑が軽くなって欲しいとの願いから依頼しました。処分は不起訴と大変うれしい結果で、油断が生じてしまいました。私は、一時的には心の病を疑い心療内科を探すなどしていましたが、そうあって欲しくない気持ちが勝ってしまいました。今回は再犯であり弁護のしようがないことは明らかで起訴は免れないと思い、後世の道を歩ませることが最優先とすることにしました。しかしながら息子の気持ちがその方向に向かわなければ構成は難しく、その意味で本人が治療〈更生〉することを理解してくれるかが問題でした。不起訴にして欲しいとの願いからではなく、治療〈更生〉を受けさせるためには何でもすると覚悟を持ったからです。起訴される中で治療するモチベーションが保たれるかどうか、そのためには全力を尽くした結果であると後悔が残らない様にする必要があると考えました。蓄財も我々夫婦に必要な額を除き全て息子の人生のやり直しに使うと決めましたので、アトム法律事務所にお願いしても結果(起訴)が変わることはないだろうと思いましたが躊躇はありませんでした。少し前置きが長くなりましたが、今回も不起訴処分となりアトム法律事務所に依頼したことにより私たち家族の人生が救われる可能性が大きくなったと感謝、感謝、感謝の言葉しかありません。救われる可能性が大きくなったことは間違いありませんが、今度は油断することなく長期に亘って見守っていくことにしています。このアンケートの目的がさまざまな悩みを持っている方の役に立てる様にとのことなので、感謝以外の言葉はありませんし不満も一切ありませんが敢えて意見を述べさせて頂くと同様の事件の多くは、心の病に掛かっている可能性が大きく、再犯を繰り返すことは関係者の皆さんは良くご存知の事だと思います。私は一度目の時、そうあって欲しくないとの思いもあり治療を受けさせることを行いませんでした。仮に弁護士さんから勧められても実施できたかは疑問です。しかしながら、今回は上京する前から治療が必要と考えてはいましたが、担当弁護士さんより少し遠回しではありましたが専門病院での治療が必要と検事さんも考えているとの説明があったことと専門病院を紹介して頂きました。又、息子に話した時の印象から息子にも同じ話をして頂いたのかと思います。もしこのことがなければ、速やかに治療を開始することは出来ず、結果として不起訴もなかったのではないかと思っています。子供が心の病に掛かっていると親は信じたくありませんが現実の多くは治療しないと再犯を繰り返すことになると当事者と家族にしっかり説明することが重要ではないかと思います。説明するのは難しいですが、当事者には心の病と言い家族には精神疾患とはっきり理解させることが再犯を少しでも減らせることに繋がると思っています。今回、更生への道を授けていただいた事を心から感謝し、数年後息子は社会復帰できましたとご報告出来る様、家族一緒に取り組んで参ります。ありがとう御座いました。