
アトム法律グループ(所在地:東京都千代田区、代表弁護士:岡野武志)は、このたび、公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)の法人賛助会員として入会いたしました。同協会は、動物医療の質の向上と動物福祉の普及を目指す公益法人です。
背景:交通事故の「ペット同乗事故」が与える、被害者への負担
アトム法律グループは、交通事故被害者の方々が適切な賠償を受け、一日も早く穏やかな日常を取り戻せるよう、リーガルサービスを提供してきました。交通事故の中には、被害者ご本人だけでなく、同乗していたペットが死傷する痛ましい事故も発生しています。
法律上、ペットは「物」として扱われるため、飼い主が受け取れる賠償は限定的で、家族を失った精神的苦しみに見合わないのが実情です。また、交通事故で心身に深い傷を負った被害者にとって、そばにいるペットの存在は、回復過程における大きな精神的支えとなります。そのペットが負傷した場合、治療への不安や経済的負担は、被害者自身の回復を一層困難にする要因となり得ます。
こうした経験から、アトム法律グループは、法的支援だけでは埋められない、被害者とその家族であるペットの双方を支える仕組みの重要性を痛感しています。
公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)について
公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)は、人と動物の共生社会の実現を目指し、動物病院を核とした活動を展開する団体です。
動物医療に携わる獣医師・動物看護師への卒後教育や、質の高い動物病院の認定、CAPP活動(コンパニオンアニマル・パートナーシップ・プログラム)と呼ばれる動物を介在した活動などを通じて、動物医療の発展と動物福祉の向上に貢献しています。
公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)の取り組みは、ペットの命を救い健康を守るだけでなく、動物と暮らす人々の心を豊かにし、より良い社会を築くことにも繋がっています。
今後の展望:安心して暮らせる社会の実現へ
アトム法律グループは、刑事事件や交通事故といった法律実務を通じ、法的支援だけでは解決が困難な課題が存在することを認識しています。そのため、社会課題の解決に取り組む多様な団体への資金的支援も、当グループが果たすべき重要な社会的責任と位置づけています。
今後も、注力する分野で培った知見を活かし、公益的な取り組みを行う団体との連携を一層推進してまいります。法的支援にとどまらない多角的なアプローチによって、人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献していく所存です。