昨年1月、大阪府警が、盗まれた給油カードでガソリンを入れたとする窃盗等の容疑で、事件と無関係の男性を誤認逮捕した事件が発生しました。
男性は、その後事件とは無関係であることが判明し、検察は、男性を85日間に及ぶ勾留の後釈放し、起訴を取り消しました。
本件で誤認逮捕された男性が、違法な捜査で精神的な苦痛を受けたとして、国と大阪府に賠償を求める訴えを起こしました。
今回の事件では、府警の捜査員が基本的な捜査を怠ったほか、「汚れた手で子どもの頭をなでられるのか」と、人格権を侵害する発言で自白を迫ったことや、検察についても捜査の不備を指摘せず起訴したことが問題となっています。
誤認逮捕事件を担当し、自ら調査を行って男性が窃盗を行うことが不可能である事実をつきとめた、アトム法律事務所大阪支部の赤堀弁護士が、今回の国家賠償請求について、マスコミの方からの取材にお答えしました。
取材の様子は、マスコミ各局で報道されました。